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医療占星術の上手な活用〜病気の自己診断〜

占星術の中で「金融占星術」と「医療占星術」は結果がはっきり出るという意味で面白いが、また難しい分野でもある。この両方の分野ともかなりの専門知識を持ちないと具体的な判断にまで踏み込めない。またこれらの分野はうまくいけばその効能がはっきり出る分野だけに、鑑定依頼もいわゆる虫のいい相談事が多い。金融占星術でいえば、会社の財務状況や経済のファンダメンタルズも理解しないで相場や個別銘柄の相談を持ちかけてきたりする。医療占星術でいえば、あまりに現代西洋医学の知識に無知であったり、医師の診断を無視したお呪い的な頼り方をしてくる人も時にはいる。そんな時には下手にアドヴァイスをすることはあまりに危険なの鑑定は断ることにしている。まずはしっかりした医師の診断を受けて欲しいを常々言っている。

しかしながら医療占星術に限って言えば、それでも使い方によっては有効で役に立つ分野である。但し、最終判断はあくまでしっかりした病院の診断に委ねるというのが前提である。私の経験では、医療占星術が一番役に立つのは、遺伝的に病気になりやすい部位それが発病する時期、それに対して有効な治療を行う時期、社会復帰の時期等々ではないかと思う。

私事で恐縮であるが、私は自分で自分のホロスコープをみて病気を予測し、初期段階で治療手術をして一命を取りとめた経験がある。

金星/ケートウ期であるが、その時半年ぐらい原因不明の胃もたれ感が続いた。私の月は12室減衰しているのでかねがね胃には気をつけなくてはいけないなとは思っていた。ちょうどその時自分のホロスコープを見たら、月とケートゥはコンジャンクションしていて、ケートゥのディスポジターは火星で、金星からみたらダブルマラカの2、7室支配であった。火星は寿命の8室に8番目のアスペクトをしていた。ヨーギニーはちょうどラーフ期に入ったばかりであった。木星/土星のダブルトランジットは6室にアスペクトをしていた。

それ以上の精密な見方はしていない。ただそれだけの事なのであるが、月の減衰、火星のダブルマラカ、そこにラーフ、ケートゥ、土星の絡む配置をみて、これはいけないなと直感的に思った。

そこですぐに信頼できる病院に行き、胃の精密検査を受けたところ、胃に初期癌、それもスキルス癌ができているとの診断であった。

医師からはこの段階なら大丈夫だからと言われたが、医師から「どうして癌だと思ったのか」と質問された。占星術でみてとも言いにくかったので「なんとなくの直感です」と答えておいた。実際にそうだった。私の12室蠍座高揚のケートゥというのは普段はそんなことはないが、追い詰められたりすると思いもかけない直観力や霊的体験が出てくるようだ。

なにはともあれ早めの手術を受け、それから10年以上たった今日も丈夫でいる。それほど精緻に突っ込んだ見方ではなかったが、それでも現代医学と連携すれば、十分に占星術を役立てることができる。

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カークダグラスと結婚の時期

カークダグラスは昨年12月に100際になった名俳優である。有名人チャートというのは出生時間が曖昧であったり、あまり世間に知られたくないプライヴァシーがあったりするとその部分が不明になったりするようなことは確かにある。そのような点は注意深くなければならないが、逆に、今日のような情報化社会になり有名人のプラヴァシーなどないに等しい時代になると、特に、カークダグラスのようにastrodatabannkでAAの評価を受け、世間に名が知られその経歴も長い人は、ごまかしようのない事実としてかえって明確に人生遍歴が分かる。結婚、子供、健康状態、寿命、職業経歴等々はごまかしようがない位有名税として世間に晒される。

カークダグラス

カークダグラスのホロスコープ

有名俳優になるだけあって、彼の金星は素晴らしい。5、10支配のラージャヨガカラカで定座の天秤座に在住している。ケンドラの10室で定座にあるから、この金星はマラビアヨガになる。月は5室で高揚し太陽と対向アスペクトになる満月である。大衆的人気を長期に維持するにふさわしい。子供を表す木星は射手座にアスペクトバックし、同じく子供を表す5室には高揚満月の月がある。因みに彼の長男は俳優マイケルダグラスとして活躍している。

カークダグラスD9

  ナヴァムシャチャート

金星はラーシチャートでは俳優を表す2室木星のアスペクトを受けているが、ナヴァムシャでは雄弁さを表す2室に金星と木星はコンジャンクションする。木星は友好星座に位置する。俳優にふさわしいチャートと言える。

彼が結婚した日は1943年11月2日である。こういう点は普通人よりもプライヴァシーが知れ渡る芸能人はごまかしようがなくかえって正確に把握できる。

カークダグラスヴィムショッタリ

この時のヴィムショッタリダシャーは木星/土星/金星期である。木星からみた金星は7室に在住し、アセンダントからみて土星は7室である。金星は結婚のカラカを表す。ちょうどふさわしい時期の結婚と言えるだろう。

カークダグラスヨーギニー

ヨーギニーダシャーでみても7室土星のダシャー期になる。

カーキダグラスダブルトランジット

この時の木星/土星ダブルトランジットをみても、木星と土星は12室にある7室支配の月にアスペクトしている。やはり出生時間と具体的なイベントが明らかな時は、よく当たるしリーディングしやすいことを実感する。

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書評:世界史と西洋占星術

正月はのんびりと過ごし何冊かの本を読んだ。歴史書、小説、経営書等々の中に占い本も1冊だけ含まれる。それが下記の「世界史と西洋占星術」という本である。内容は題名の通り、世界史といっても西洋史であるが、その西洋史と占星術の発展衰退変容過程を書いたものである。ギリシャで発展しローマに伝わったギリシャ古典占星術であるが、ローマ帝国が崩壊し、更に西ローマ帝国が滅びる過程で西洋占星術は衰退をむかえる。キリスト教が普及してくると、聖書の中には占星術を敵視する句がいくつもあり、弾圧の憂き目にあう。しかし不思議と滅亡には至らず細々となんとか命脈を辿っている。そしてルネッサンス期を迎えてから、イスラム世界から逆輸入する形で西洋古典占星術が再びヨーロッパに入り込んでくる。まずはそんな経過が書かれている。

 

世界史と西洋占星術

ニコラス・キャンピオン著

私がこの本で一番興味深かったのは、第16章の19世紀神智学的啓蒙主義以降のあたりである。そこで登場するのが、ヘレナ・ペトロブナ・ブラバツスキーである。彼女のもとで世界の隠された真実の性質を明らかにし、物質主義的科学観に反旗をひるがえす神智学がうまれる。水瓶座の時代の到来を主張し、彼女の夢を具体的に実現させたのはアランレオである。アランレオは強い霊的な使命感を持つと同時に商才にも長けた男であった。「シリング」ホロスコープといって1シリングで鑑定依頼に応えた。物質的な地球に対して精神世界の中心として太陽を捉え、いわゆる太陽占星術をはやらせたのも彼である。1674年に書かれたウィリアムリリーの「クリスチャンアストロジー」はつとに有名であるが、その832ページの中で牡羊座の記述は半ページである。これはインド占星術においても同じで星座・サインについての記述は古典では少ない。

しかしアランレオはこの伝統的な体系を、12サインを基にした占星術に作り替える(伝統主義者からは占星術を破壊したという非難を浴びせられるが)予言よりも自らの内なる性格と向かい合うことを中心とするのである。これには西洋古典、西洋モダンの科学主義、インド占星術を専らにする立場からは抵抗があるが、それが現在、数の上だけなら主流となっていることは間違いない。その後の西洋占星術はニューエイジの時代をむかえ、シュターナー、アリスベイリー、ディーンルディ、ユング等々の心理主義の流れとなる。更にそうしたオカルト主義に対する批判も生まれ、ミシェルゴークランのような科学主義にもとづく占星術研究も起こってくる。こうしてみると現在の西洋占星術の百科争鳴の様相の背景がよく見えてくるように思う。

この本とは直接関係ないが、こうした歴史書を読むとインド占星術でも歴史との関連性を書いた本が出版されると面白いと思う。しかしインド人は歴史を記述しない文化的伝統があるようで、どうもそういう文献が出てこない。古いヒンズー寺院の奥深くに隠されているかもしれないし、口伝だけで文献としてはないかもしれない。サンスクリット語等の言葉の障害、日本ではまだ導入して日の浅く情報量そのものが少ないインド占星術ということもあって、こういう本の出版は当面難しいだろう。

 

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2017年が始まりました

皆さま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

毎年新年になると、占い師ばかりでなく新聞雑誌テレビ等、今年はどんな年になるか議論彷彿となる。毎年書店に並ぶ、諸々の中国流占術の暦には「今年はどんな年か」という占筮や九星気学の記事で一杯だ。私も立筮してみたが「天雷无妄2爻」の卦を得た。无妄2爻の爻辞は「六二、不耕穫、不菑畭、則利有攸往」とある。(事を先にして得を後にする収穫の如何に拘らずして耕し、肥田のことを考えないで、新田の開墾をいたすら努力するようにやればよろし。)と訳されている。これを現実に当てはめてどう読むかという占い方が一般的である。だが私の周易の流儀は、得卦の卦辞、爻辞を読んでそのまま解釈する立場ではない。生卦法といって変爻を重視する立場であるので読み方はちょっと異なる。でも正月はちょっと占いから離れたいので、解釈はあとでゆっくりやっていきたい。

昨年は欧州で移民問題やイギリスのEC離脱があり、破天荒なトランプが米大統領に就任する動きを見ていると、マクロトレンドとしてはグローバリズムの流れに大きな変化があることは占うまでもなく分かる。それらを踏まえてどういう動きになるだろうか。

既述の通り正月はちょっと占いから離れたいと思っているので、あえてそんなことは考えずにおく。のんびりと好きな歴史書、小説等を読んで過ごすつもりである。面白そうな映画ももちろん見に行きたい。そうはいっても鑑定依頼があるのでそちらの方の事前調べはしなければならない。

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既におこった未来

経営学者のドラッカーは「断絶の時代」の中で、予測についてこう言っている。

未来学者は自ら予測したことがどれほど実現したかで的中率を誇る。・・・中略・・・予測の虚しさは避けられない。重大な変化は、価値観の変化、認識の変化、目的の変化など、予測不可能なものの変化によってもたらされるからである。

事業を行う者にとって重要なことは、「すでにおこった未来」を確認することである。社会、経済、政治において重要なことは、「すでに起こった未来」を機会として利用することである。それらの変化を認識し、分析する方法を開発することである。

この言葉は、運命の予測の難しさ、運命の変化の予感と対処、適切な開運の為の行動という言葉にそっくり置き換えることができるだろう。優れた知恵者の言葉は、易経の説く身の処し方に匹敵するほどの影響力をもつ。人生を取り巻く変化は急には起きない。目に見えない水面下でその構造変化が進んでいる。そこを冷静に見つめられる人は、占いも占い師も不要である。

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