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ドクターコパ〜出生図でみる占い師の特徴(1)〜
占い師のホロスコープを取り上げて悪口を言おうということではない。そういうことには飽き飽きした。一口に「占い師」と言ってもいろいろ特徴があり、彼等のホロスコープを取り上げる時、その占い師の専門とする占いに応じて特徴がある事が分かる。今までの経験でいうと、インド占星術で見た場合(西洋占星術でみると又、でかたが違う)、命理系は水星と木星、ケートゥ、ハウス、占断系は火星と蠍座、風水開運系は2室、11室あるいは火星、霊能系は水星と8室に特徴がみられる。占い師全般にみられる特徴として、概して魚座が強い事が挙げられる。売れっ子占い師は月、金星が強い。もっともこれらは最終結論ではなくこれからの研究テーマである。

ドクターコパ
ドクターコパのホロスコープ

ドクターコパはいろいろ批判のの、有名占い師であることは間違いない。彼の占いの特徴は気学、風水等を中心とした開運系の占い師である。専門的な風水師から言わせると彼の占いは風水ではないと批判的であるが、そういう話はここではいったんおいて置くことにする。彼は生まれた時間は不明なのでお昼の12時と仮に設定しておく。

宗教性を表す木星と高揚のケートゥが直感力を示す蠍座にある。そして魚座にアスペクトしてこのエネルギーが流れる。魚座は前述の通り「占い好き」『霊能大好き」のサインである。ここに高揚の金星がありこれが土地を表す火星(インド占星術では)とコンジャンクションしている。明らかに不動産関連、つまり風水開運系の占い師の適性である。おまけに太陽は高揚し対向ハウスに月があって満月となる。土星はアスペクトバックし太陽からみた10室山羊座を強める。まさに人気占い師として成功する配置である。口うるさい占術業界なので一言断っておくが、この成功とは世俗的成功のことで、最高に腕のいい占い師という意味ではない。そういう人はまた違った特徴ででるだろう。だからと言って彼が腕が悪いと言っているわけでもない。
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だまってすわれば〜観相師水野南北一代〜
これは新潮社或いは小学館で出版されている、名観相師水野南北の伝記小説である。読んでいて大変面白い。占い師の生涯についての伝記はいくつかある。たとえばウィリアムリーリー(占星術)、キロー(手相)、高島嘉衛門(周易)、ジョアンクイグリー(西洋占星術)等々である。他に占い師ではないが予言をしばしば行ったエドガーケイシーの伝記もある。

水野南北
だまってすわれば〜観相師・水野南北一代〜

この本は名観相師水野南北の生涯を小説にしたもので、読んでいて大変面白い。情報化社会がおとづれる前の時代において、占い師は占い師とは呼ばれず、易者と呼ばれた。易者の商売の仕方もネット、コンテンツ、占い館などでなく、街頭に立つ街占、自宅で行う宅占が中心だった。占いも西洋や近代中国から外来の占いが大量に入って来る前の時代は占いの主流と言えば、手相、人相、易学、気学だった。戦後になって入ってきた外来種の占いをやる人は伝統的な日本占術をしきりに批判するが、私は日本の伝統的占術はそんなに馬鹿にしたものではないと思う。これについては又の機会に述べたい。そんな時、易者と言えばすぐにピンとくるキャッチコピーがあった。それがこの「黙って座ればピタリと当たる」というものだった。水野南北こそが、江戸時代に「黙って座ればピタリと当たる」と巷間で評判となり、千人からの弟子を抱えた天下第一の観相師である。それと何と言っても水野南北を有名にしたのが、「食による開運法」である。

水野南北は幼少時は恵まれない生涯を送った。5歳で両親と死別し、10歳で叔父のもとを出奔し、極道の世界で生きていた。名前は熊太と言った。それがある時、ゆきずりの僧から「死相が出ている」「火輪眼という凶相が出ていて、まずは半年の命」と言われ大きな衝撃を受ける。やがて一大決心をして仏門に入り修行を始めようとした。だが熊太はその時は極道の渡世人である。すぐに許しが出る筈がない。黄檗宗鉄眼寺では仏弟子になることにつけ老僧から条件をつけられた。それは「半年の間食事を麦と白豆だけで続けられるなら弟子にしよう」というものだった。彼が食の戒めを守って半年たってから、またゆきずりの僧に出会った。そうしたら死相がすっかり消えているという。「お前はこの五ヶ月の間、功徳善根を施したであろう」とその僧から言われが熊太は身に覚えがなかった。しかし、話のやり取りの後、その僧は「お前が食を節したること、それが陰徳を積むことになったのじゃな」と結んだ。それ以外にも、鉄眼寺の掃除、托鉢、墓地の草むしり、無縁仏の供養、一切が功徳につながったと指摘されたのである。熊太は不思議の感に打たれ、この時に仏門に入ることをやめ観相の道に入ることを決心することになる。以下、観相師として如何に修行したか詳細な描写がある。

この小説は水野南北の生涯を面白く知ることができるが、同時に開運についての教訓を与えてくれる。私がよく勧める方位・風水に頼らない開運法として、慈悲の行為を行う、陰徳を積む、瞑想修行、断食等々いろいろな功徳の積み方があるのだが(そしてそれは決して容易なことではない)、節食を通じての陰徳というのが大変ユニークな点である。現代医学の見地からみても有意義な視点である。
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占い師は「風説被害」の震源地にならないようにしよう
地震の死者が1万人を越えた。行方不明者等を含め、今後ますます増える見込みである。現地の被害状況も段々に分かってきた。テレビ等の報道を見る限り実に痛ましい。家族と家を失って嘆き悲しむ人の姿を見ると思わずもらい泣きをする。死者の冥福を心より祈る。東北関東地方で被害にあった人達の生活再建はもとより、今後の日本をどうするか、真剣に考え行動すべき時がきたようだ。

海外での報道を見ると、日本人の冷静な対応と団結力を高く評価している。素早い回復力、福島原発の現場作業員の自己犠牲的努力等々いろいろと挙げている。きちんとした報道機関はそのように客観的に報道するだろうが、中には随分いい加減な報道機関もある。日本のマスコミ報道のひどさをマスゴミと揶揄されてから久しい。だが海外のマスコミもセンセーショナルな点では、日本と似たり寄ったりだ。海外記事は日本では報道されないし、ネットニュースでも殆ど見る機会がないのでみんな知らないが、福島原発や大地震の過激報道は目に余るものがある。

例えばmixi上で紹介されている海外報道の見出しを見ると、欧米や中南米の大衆誌はこんな報道をしている。いや実にひどいもんである。

日本全土が壊滅状態」(東京では一部混乱があるが平穏に暮らしている)
「日本中がパニックになって買い占めで物資が消えている」(西日本はそんなことはない。東京でもティッシュやペットボトル等一部に過ぎない。)
「放射能で東京、東日本が壊滅、半永久的に人が住めない」(原爆を落とされたわけではない。原発と原爆の違いを理解できない民度の低い国の話)
放射能の危険!」(欧米や中南米までが放射能被害を受けるかの如くしている。イスラムの原発テロにおびえるEC諸国の自己投影だろう)
本当に馬鹿馬鹿しい。欧米信仰なんてさらりと捨てるよい機会だ。

これでは本国から帰国命令が出るのは無理はない。こんな記事ばかりだから、今回の地震の件で海外の知り合いが心配して、何人かから電話やメールを貰った。話を聞くとやはり海外では日本の状況がかなりオーバーに伝わっているらしい。ロシアではチェルノブイリの再来(いくらなんでもお前等ほどいい加減な管理はしていないぞ)のように伝えられている。又、ある人の話によると、オーストラリアのさるガセネタ新聞は、きのこ雲の写真を載せたりして現地でも問題になったらしい。こういう悪質な報道機関が、あれこれ風評を広め、海外からの過剰反応を招くのだ。

そして日本でも「風評による被害」が徐々に表面化してきた。相変わらず余震が続き、放射能汚染が報道され、そして計画停電が実施されると人心は不安になるのだろう。福島県茨城県の農業の大打撃、海外からの観光客の激減、動揺する金融市場、日常品の不足と買占め等々が起こっている。製造業も部品供給不足による生産停止に追い込まれその経済的被害は測り知れない。

海外からは日本人の冷静で秩序ある行動を高く評価しているが、そんな中で風説を流す奴もそれに振り回される奴も多いのが占い師という職業集団だ。だがリーマンショックの時、これを予測した占い師は一人もいない。今回の地震を予測した占い師も一人もいない。非常に勘の鋭い人が偶然予知した程度だろう。だから、「近々又日本で大地震が起こる」という予言は信じない方がいい。占いはきちっと勉強すればかなりのことが予測できるがおのずから適用限界がある。地震が起こった後でその前後の星の動きを分析すれば確かにある種の確率法則を見つけ出せる。西洋占星術で言えば、大地震が起こった時は必ずIC,月、土星、天王星、ジュノーが絡んでいる。しかしそれは世界中のどこかの地域で常に生じる星の配置であり、特定地域の何月何日と指定することは事実上不可能である。同じことが金融占星術や相場占いでも言える。日経平均の一般的な上下変動のトレンド位はある程度は当てられる(それだって実は大変な努力を要する)が、それがいつどの程度の変動幅で起こるのかを数値化することは到底できない。占いを使ってよく当てたり儲ける占い師もたまにはいる。でもそういう占い師は、占い以前に株や相場の知識経験が豊富であることが前提だ。黙って座るだけでピタリと当たることはない。

自省を込めて書くが、 私は今の地震騒ぎがある程度収まるまで、地震のことはしばらくブログに書かないことにする。私はこれからもマンデーン研究そのものは続ける。だが、最近の大地震や多発する余震は人心を不安に陥れる。そこからくる風評被害をそれこそ冷静に見ていると、これ以上地震占いに関与することは当分やめようと思う。書くのは世の中が少し落ち着いてからでよい。今下手に書くと自分の意図はどうであれ、風説を流す側にまわってしまうことを恐れる。いたずらに社会不安を起こす側に加担したくない。他にいくらでも書くことはある。

今回の大地震が起こってから「天罰」「カルマの清算」「社会の浄化」「悪政の報い」だと気違いじみた妄想をガナリたてる占い師がけっこういる。そう言う人は家族を失い家を失った人達の気持ちを考えたことがあるのだろうか。本当に想像力を欠くと言うかデリカシーがないと言うか、そんなんでよく他人の人生のアドバイスができるなぁと思う。これは当たる当たらない以前の常識の問題だ。或いは4月になったら又大地震が起こるとか、更なる大地震が予想される等と予言し、ノストラダムスを気どる奴もいる。前述の通り地震なんて毎月世界のどこかで起きているからそう言う意味では当たるだろう。ただでさえ余震が続く現状では人々の不安を煽るだけだ。更なる大地震が日本を襲ったら日本はもう終わりだということが分からないようだ。

そうかと思うと、今度の地震で私は100万円寄付しましたなどと、自分のブログで自己宣伝をする馬鹿もいる。慈善行為と言うのは黙ってやるものだ。日頃、女学生受けするような半分あっちの世界に飛んでるような薄っぺらいことばかりしゃべって善男善女を騙しているのだから、こういう時位、罪滅ぼしと思って黙って善根を施した方がいい!芸能人気どりの売名行為はやめた方がよい。こういう人種をみていると、「カルマが深い奴等だ」「魂の浄化が必要なのはお前達だ」と言いたくなる。どうして占い師は頭が悪い癖に、こう自己顕示欲ばかり強い人種が多いのかね。だから占い師は世の中から馬鹿にされるのだ。表面上は先生と呼ばれているが、実際は賤業扱いされているという自覚がない。今度の地震は決して他人事ではない。自分だけ安全地帯にいて高見の見物をするような状況ではないのだ。
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ジョアン・クィグリ〜現代のお抱え占星術師〜
 古代社会では祭祀を司どる人や僧侶、神官、占い師等が政治や国家の政策決定に深く関与した。例えば古代エジプトの神官はファラオの側近として絶大な権力をふるった。我国でも、邪馬台国の女王卑弥呼は、シャーマンとして政治にかかわった歴史がある。近代社会ではさすがそう言う事はないが、それでもいくつかの例はあげられる。帝政ロシア末期の怪僧ラスプーチンとか、ヒトラーが占星術師をかかえていたと言うのは有名な話である。

そういう逸話がつい最近もあった。レーガン大統領夫人のナンシー・レーガンが占星術師を登用し、人事、スケジュールから政策決定まで占星術師を関わらせたことは有名で話である。その占星術師の名はジョアン・クィグリーという。ナンシー夫人が信頼しただけあって腕はたいそうよかったらしい。
我国でも、漢学者、易学者にして保守系政治家との関わりの深かった安岡正篤氏が歴代自民党のトップに、易経の講話をしていたと言う話は有名である。もっともそれは占いというより周易のもつ人生訓、処世訓の話の範囲である。
 
ジョアンクィグリー左図は、本人の記憶に基づいて作成された、ジョアン・クイグリーのホロスコープである。分析してみよう。彼女は大統領夫人のお抱え占い師として有名な割にはテレビ・マスコミ等社会の前面にでてきていない。やはり月が12室にあると世の中の前面にでてくることが嫌いらしい。5室のケートゥがこれに拍車をかける。しかし同時に金星が10室にあるので大変に目立つ存在でもある。マスコミに出てこない割には有名な人ということになる。

1室のラグナロードの太陽が魚座8室にあるので、神秘的分野の研究に生きる人である。しかもこの太陽はナヴァムシャでも再現するヴァルゴッタマである。ドレッカナにもナヴァムシャにも水のサインと関わる再現性がみられる。れた直感力の持ち主であることがうかがえる。優れた占い師として欠かせない資質である。

ウパチャヤの11室に火星、ラーフの2凶星がある。世の中の表面に出ることを好まない性格である反面、負けず嫌いな性格を同時に示す。大統領府が不都合な政府の意思決定をすべて自分の助言のせいにされたことに腹を立てた彼女は、その後一種の暴露本を書いた。これなど負けず嫌いな性質を裏づけるものである。

彼女が大統領府に出入りするようになったのは、火星ー木星期である。ASから見ると木星は7室にありまさにデビューの時期に当たる。それが火星ー水星期に入った途端、マスコからの批判を受けて解雇されてしまった。水星もまた7室にあり、引退の時期にも当たる。7室のビンドも22点と低い。彼女位有名な占い師になれば、いくらでも金儲けに走ることはできた筈なのに彼女はそれをやらなかった。棚からボタ餅的な人気頼みの生き方ができなかった人である。
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占術家が集まると「群盲象を撫でる」結果となる
占い師が集まって、議論をすると必ず「群盲象を撫でる」という諺が当てはまる結果となる。群盲象を撫でるとは多くの盲人が象を撫でて、それぞれ自分の手に触れた部分だけで巨大な象を評する事を言う。耳を触った盲人は象は平たいと言い、足を触った盲人は太くて丸いと言い、鼻を触った盲人は細長いと言うだろう。結局、それぞれがある一部分を認識しているだけで全体像を見渡すことが出来ない事を意味する。私もその盲人の一人だ。

占い師だけでなく専門家集団というのはどれも同じだ。私はかつて技術の研究所に勤めていたことがあるが、技術者はお互いに違う分野の専門家を貶してばかりいた。電気屋は機械屋を頭が固いと言い、機械屋は電気屋を論理的でないと言い、化学屋はアバウトだなどと言っていた。専門家同士なんてそんなものだろう。その批判はすべて当たっているが、そもそも技術者と言えども自然科学分野をすべて知ることなど不可能である。しかし科学技術分野の専門家は知識吸収量の限界、情報処理能力の限界をよく弁えている。お互いの専門を犯すことはしないし、犯した所で通用するほど甘い世界でもない。それだけ市場から厳しい要求を突きつけられるからだ。

ところが、多くの占い師はそこら辺の所を本当にわきまえていない。「占術」という大海の深さ広さを認識していない。そういう謙虚さや節度に本当に欠ける。それに半年から1年位勉強すると占い館、占いコンテンツ、ミーハー相手の雑誌等でけっこう通用してしまう。そういう甘いというか、かなりいい加減な所のある業界でもある。客観的に見てすべての「占術の全体像」が見える人など誰一人としていない。にもかかわらず偏った視点から、或いは一方的な権威を振りかざして短絡的に正邪、優劣をすぐに決めたがる。そういう狭い硬直した思考しかできない。だからあちこちに本家、元祖、家元、教祖が乱立する結果となる。

そもそも人文科学や社会科学には複数の系が存在する。経済学で言うと、アダムスミス、ケインズ、サミュエルソン、ハイエク、クルーグマンの内、特定の理論だけが絶対的に正しいということはない。すべて周囲の政治経済情勢次第だ。ましてや経済学に比べたら、理論化や方法論の発達があまりにも遅れている占術分野で、どれか一つだけが絶対的に正しい等と言う事はない。自分が専門としている占術が当たると主張するのはいい。だが、それだけが正しいということはない。流派が違うから即、間違っているとは言えない。どういう条件の下でなら適合するのかをよく考える必要がある。そういう知的相対主義な視野をもてない占い師は非常に多い。困ったものである。
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論理明快なタロット占い師
前に曖昧な言葉で神秘観を煽る、自称霊能者のホロスコープを紹介したので、今回は逆に論理明快な占い師のホロスコープを紹介する。一般的に、タロット占いというと、なんとなく曖昧で言葉一つの感覚的な占いというイメージがある。しかし彼女の場合は、論理明快でしかも良く当たるという評判のある占い師である。

タロットといえど、それなりの体系がありしっかりした筋道をもった推論を必要とするのが本来の在り方だろう。まず彼女は太陽から見たウパチャヤの3室と11室にそれぞれ生来的凶星の土星、火星が在住している。いろいろの試練、困難はあっても挫けず努力をする人である。彼女の占いがよく当たるというのは、直観力や話術によるものではなくしっかりと占いの基礎を勉強した賜物から来るものである。

次の特徴は、太陽と月が魚座にありかつ高揚の金星も魚座に在住している。当然魚座のパワーを高め神秘的才能又は芸術的才能に富んだ人となる。それと太陽と月のダブルラグナであるので、もし他の惑星の配置や支配がよければ、強力な運勢となって現れる。

アセンダントからみて、火星は山羊座の7室にあって高揚し、5、10支配のラージャヨガカラカである。ルチャカヨガにもなる。しかもサルバアシュタカバルガの得点が40点もある。彼女の火星のもつ幸運度は非常に高い。更にここに6,9支配の木星が在住する。ここでまたヨガが絡む。この木星は減衰しているが、ニーチャバンガラージャヨガである。火星と木星は山羊座の7室でコンジャンクトしグルマンガラヨガを作る。木星が減衰するのでこのヨガの幸運度はいくぶん落ちるが、他人を頼らず自力で何事も為す意欲を人生の基本においてさえいれば特に問題はない。太陽、月から見た時、ここにダーナヨガがいくつも集中してできる。彼女のすべてのよき要素はこの山羊座に集中している。それを魚座のダブルラグナの太陽、月が強力にサポートしている。他の特徴も魚座や太陽から見た第8室と「占い」に関係する場所がすべて良い。こういうホロスコープが成功者のパターンである。

タロット
売れっ子タロット占い師のホロスコープ

平凡人と成功者のホロスコープを比較してみると、全体の力量はそれほど変わらない。ただ、人生の成功者はその努力の方向と才能の方向が一致し、一点に絞り込まれた効率的な努力をしている。あれもこれもと欲張る人やちぐはぐな努力をする人は単なる器用貧乏に終わるだけだ。こういう人は人生で成功者なることはできない。「一意専心」、これこそ成功者になるためのキーワードである。

この火星のパワーは、オカルトパワーの天秤座8室に4番目のアスペクトをする。更にケートゥも8室にアスペクトし、占い師として大切な資質である第8室の働きを強化している。一方で、火星は2室にもアスペクトするので、曖昧な表現はしない。言うべき事をピシリというタイプである。それでいて売れっ子になっているのは、彼女の火星のパワーが強いことと、現在が高揚の金星期になっていることである。

彼女の木星は減衰しているので、どうしてもトップからの庇護が受けにくい所がある。そのために経営者との折り合いが悪くなって占い館を転々とした経歴がある。しかし、そういう弱点を凌駕する強い運勢が彼女にはある。

因みに、彼女のタロット占い師としてのデヴューは、1998年の金星ダシャー期に入ったばかりの時である。成功者はスタートのタイミングもよい。金星は高揚するのでハウス支配に問題はあるが金星期は大いに活躍できる時である。しかも金星が支配する天秤座8室に強力な火星がアスペクトをしている時でもある。
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売れっ子霊感占い師
首都圏でも関西でも、大きな街には必ず「占い館」がある。デパート、駅ビル、オフィスビル等の一隅を借りて、2〜3人の占い師が常に常駐している。たいてい20〜30分単位でインスタント占いをやり、当てるというより悩める客の背中を押してあげる「巷のカウンセラー」的役割をしている。実際に20〜30分でできる占いと言ったら、手相、タロット、気学、太陽占星術、姓名判断位のもので、四柱推命や占星術のような本格的な命理系占術はそうした場所にはそぐわない。鑑定依頼客も未来を的確に予測し、それに対してどう現実的に対応したらよいかなどと言うことを求めていない。要するに耳触りのよい癒しの言葉が欲しいだけだ。だから硬派の占い師は腕は良くてもそういう場所では繁盛しない。そういう場での顧客ニーズに合わないからだ。

しかしそういうお楽しみ系軟派占い師の間でも、売れっ子になる人とそうでない人との差が出る。最近は自称スピリチュアル系とか霊感占い師などという胡散臭い輩が売れっ子になる場合が多い。私は霊能そのものは否定しないが、本当に霊感を使って占っていたら身も心も消耗し尽くしてしまうと思う。せいぜい1日に2〜3人位しか鑑定出来ない筈だ。それも正しい信仰をもって常に鑑定客から受ける悪い気を浄化する努力を一方でしなければならないだろう。だから占い館で霊感占いなどと称している占い師は偽物か、そうでないとしたら精神的霊的見地から見て極めて危険な事をしていると思う。

それでも客を引きつける理由はなんなのかを、そういう売れっ子占い師のデータを集めて分析してみた。それで面白い事がわかった。

占い館の売れっ子
某霊感占い師のホロスコープ

まず特徴のあるのは水星である。このホロスコープでは水星が減衰しているが、その逆に定座、ムーラトリコーナ、高揚の水星の持主も多い。要は霊感ではなく水星の象意である「弁舌」や「言葉」の魔力がその正体なのだ。水星が減衰すると論理的に相手にわかりやすく説明することが苦手になる。だからこういう人の言っていることは何をいっているのか分からないがこと多い。しかしそこに太陽がコンジャンクションしているのでコンバストにはなるが、いかにも権威あるかのような話し方をするだろう。太陽から見て2室に金星があるので、こと仕事となると弁舌はさわやかである。だから精神的にフラフラしている人にとっては曖昧ではあっても、とても安心できる言葉として受け止めるだろう。これが実は「霊感」なるものの種明かしである。

しかし、この自称霊感占い師にまったく霊能力がないとは言えない。オカルト的象意をもつ第8室に5室と10室支配の火星が在住しているので強力な念力系のパワーを確かにもっている。土星も絡んでラージャヨガを作るので第8室の力はかなり強い、このエネルギーで鑑定客に強烈な暗示をかけることができる。つまり信じ込ませる力をもつ。或いは何らかのサイキックパワーを発揮できる。ただし、9室の惑星の品位は低いので高次元の精神性、霊性からもたらされる能力ではない。

さらに、この自称霊感占い師は10室に11室支配の金星、9室支配の木星をもっている。ここでラージャヨガ、ダーナヨガができている。ビジネスに対する責任感は旺盛だし、鑑定客から人気を拍するだろう。こういう星の配置は占い師に限らず、芸能人、接客業、水商売等とにかく人気商売に向いている。当然顧客の気持ちをそらさない力がある。こういう点が売れっ子になる最大の原因である。つまり霊感がある故ではなく顧客へのサービスマインドが高いからである。霊感は占い愛好者をひきつけるための方便にすぎない。

このホロスコープの持ち主、つまり「占い館における売れっ子占い師」は強い霊感の持ち主ではない。むしろ芸能タレントに近い資質を持っている。
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