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小向美奈子のホロスコープ
 もし3月11日に東日本大地震が発生していなかったら、きっと週刊誌ネタのトップになっていたかもしれないと思うのが、小向美奈子の一連の出来事である。彼女の言動からレクティファイをかけて作成したのがこのホロスコープである。レクティファイのかけ方の細かい解説についてはここでは省略する。

小向美奈子
小向美奈子のホロスコープ

彼女のホロスコープをみると意外な位スピリチュアルな傾向がある。月はケマドルマで火星から4番目のアスペクトを受け12室に在住している。ナヴァムシャやヴィムシャムシャをみると同様の傾向がうかがえる。12室の支配星は太陽であるが、高揚の金星期から2008年になって太陽期に入ってからの彼女の一連の動きは、彼女の太陽が9室在住というスピリチュアルな傾向を示すからである。まさに社会的屈辱を受ける時期になる。太陽期は金星期の好き勝手な人生からの決別であり、スピリチュアルな傾向のある人はこの時期に過去の生き方の清算を迫られる。だからこういうチャートノ方が、精神的には救われるし、カルマの浄化もなされる。

小向美奈子ダシャー
ヴィムショッタリダシャー
                 
彼女が15歳でデビューした時、金星/木星期になる。金星と木星のコンビネーションは原則的によいのであるが、同時に苦い思いもする。木星が減衰していればなおさらである。グラドルとしてもてはやされた半面、屈辱も味わう時でもある。彼女は太陽期に入ってまもなくさっそく運命の試練が始まった。2008年9月24日、所属事務所リップが契約解除を発表した。事務所側は「本人の体調不良・精神的不安定・音信不通状態なども幾度かあり、仕事上でも支障をきたす・・・・」と言う事を理由としている。月のひどい傷つき、金星からみて6室ある月と火星のアスペクト、木星の減衰等の特徴をみるとそうした理由もうなずける。2008年11月末の『週刊ポスト』で「私が見た『副業は売春という悪夢』」という暴露記事を掲載している。芸能界、特にグラビアアイドルの売春ネットークの存在を明らかにし、自分は売春はしていないがしばしばその誘惑を受けたと告白している。太陽からみて9番目の減衰した木星という特徴を考えると、こうした倫理問題にかかわる暴露記事をだす気持ちになるであろう。

200965日から25日間連続で、「25周年特別興行第一弾」の特別ゲストとしてストリップ劇場浅草ロック座のステージに出演した。売春はしていないと思うが、ストリッパーの資質は十分にある。ダンスを表す金星は高揚し、8室にラーフがあり奔放な傾向示す。金星高揚、月4室であると身体的に胸が大きくなる。太陽からみて水星が2室支配で12室在住なの裏社会のビジネスで利益を受ける時でもある。

2011年2月に覚醒剤を譲り受けたとして再逮捕されたが、太陽/木星期になる。過去に積み重ねた悪いカルマを清算する時期になっている。幸い木星はとことん相手を追いつめることはしないので、証拠不十分で釈放となった。

小向美奈子D2
ナヴァムシャチャート

仮釈放後、3月24日に永住権の取得の為にフィリピンに再び向ったとのことだが、D1でみると太陽からみた12室に水星があり、D9をみると太陽からみた12室に高揚の金星があるので、海外で芸能活動を続ける可能性が高い。彼女のナヴァムシャチャートを見ると、金星、太陽、木星が高揚し、土星、水星のアスペクトバックというまことに強いチャートである。これなら太陽期はしばらく苦しい時期が続くが、十分にカムバックが可能である。その時は非常に道徳的でスピリチュアルな彼女に変身していることであろう。

※その後、ビデオショップで彼女が過激なAVに出演していることを偶然確認した。ラーシチャートで太陽MDからみて木星減衰で8,11支配という機能的凶星のカルマの呪縛から残念ながらまだ解かれていないようだ。

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2つのダシャーの重なり〜ヴィムショッタリとヨーギニー〜
下図は、太陽ーラーフ期にマラリアで死んだ人のチャートである。
ホロスコープを見ると、アセンダントラグナの支配星である土星は牡羊座で減衰し、そのディスポジターの火星は8室に在住する。太陽は8室の支配星であり、同時に不吉な22ドレッカナの支配星でもあり、ケートゥと火星の2凶星とコンジャンクションしている。一方、ラーフはマラカの2室にある。火星と絡む太陽は熱病の原因であり、ラーフはマラリアの感染源である蚊を支配する。

ヨーギニー1
マラリアで死んだ人のホロスコープ

太陽ラグナでみた1室はアリシュタヨガが形成される。太陽と12室支配の月が在住し、ラーフからのアスペクトがある。ヴィムショッタリダシャーが太陽ーラーフ期であれば、それらの惑星がもつカルマがこの時に現象化する。一方、ヨーギニーダシャーでは、太陽ー火星期にある。太陽も月も8室に在住し、火星は22ドレッカナに位置する。両者とも熱病による死を意味する。このようにヴィムショッタリダシャーとヨーギニダシャーの時期が重なる時、病気に限らず何らかの劇的なイベントが起こる可能性が高まる。
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哲学者池田晶子氏〜ダシャーは死後にも作用する〜
私は在野の哲学者、池田晶子氏のファンっだった。彼女の分かりやすい哲学解説書は大変に面白かった。だが残念なことに彼女は2007 年2 月27 日、腎臓癌の為惜しくも46歳にして亡くなってしまった。

そして彼女の死後、2008 年11 月に「人生は愉快だ〜死んでからでも本は出る〜」という本を出版し話題となった。死を自覚した彼女が「死の豊かさ」について深く豊かな思索を綴っている内容の本である。更に立て続けに2009年には、「魂とは何か」「私とは何か」「死とは何か」と出版した。この時期は月ー木星期であり、月からみた木星は6室と9室を支配する。病気、宗教、出版の絡む時期である。

池田晶子
池田晶子氏のホロスコープ

彼女の火星はアセンダントからみて2 室、7 室のマーラカを支配し、8 室に在住している。典型的な機能的凶星である。彼女が死んだ2007 年7 月27 日のダシャーは月―ラーフ期に当たる。月のマハーダシャーが強く作用する時である。月は定座にあるとはいえ光は弱く、月からみてのラーフは死のハウスである2 室に在住している。腎臓癌になったのはそれ以前のことと推測されるが、少なくとも進行していたアンタラダシャーの火星期は、火星がアスペクトしている金星(腎臓)、ラーフ(悪性腫瘍)が現象化する時である。金星、ラーフともに火星からのアスペクトを受けている。

池田晶子ダシャー
池田晶子氏の死の前後のダシャー

しかし、木星のアスペクトを受けている金星、ラーフである以上、死を目前にした彼女の著作内容からも推測できるように、精神的には安楽死の筈である。木星だから死なないのではなく、死に際してそのような楽な死に方をするような出方をするのである。

彼女の死後、AD は木星期に移る。木星はGT ではあるが定座に在住し4 室と5 室を支配するラージャヨガカラカの土星とコンジャンクションして水星の支配する双子座にアスペクトしている。月からみると木星は6 室、9 室を支配し、アスペクトを受ける双子座の支配星水星は月とコンジャンクションしている。この時期は、射手座木星(宗教性)、9 室(深い霊性の自覚)、水星(出版)、双子座(出版)の絡む時期になる。このように見ていくと死後にもその人のダシャーは作用することがわかる。なんと面白い現象ではないか。

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努力のタイミングの重要性
成功者のホロスコープは明らかに一般人とちがうものがある。同じラージャヨガでも品位が高いし、特定のハウスにエネルギーが集中している。そういうラーシチャート自体の違いがあるのだが、それと同時にダシャーの展開が、人生の努力のタイミングとよく一致している。これなどは見逃せない事実であろう。

占い至上主義の人は、一般常識を無視して占いの示す結果がすべてと思いがちである。しかし、そういう考え方は間違っている。成功法則の事実に反している。実際には、占いの法則より世の中一般の社会法則や健康、恋愛、結婚、就職及び転職、能力開発等々の成否は、般常識や科学的法則の方が優先している。

例えば、その人にいくらスポーツ、芸術、学問等の資質があったとしても10代〜20代前半にかけての教育機会に恵まれなければ、その分野で社会的成功をもたらすことはない。私には50歳過ぎてから長距離のトレーニングを始めて、毎年青梅マラソンで入賞している知人がいる。彼などを見ていると、もし彼が若い時に肉体的訓練する機会に恵まれていたら、青梅どころか世界に飛躍できただろうなと思う。しかし、努力のタイミングの時期をはずすといくら努力しても単なるディレッタント(好事家)で終わってしまう。この彼のホロスコープをみると強靭な肉体の持ち主であることは間違いない。しかし青梅マラソンの常連で終わっているだけである。もちろん本人はそれで満足しているし、その努力を否定する気もない。しょせん人生等そんなものだ。このように人生の成否は、人生における努力のタイミングの時期が重要な鍵となる。そのことはホロスコープで言えば、ダシャーで冷酷なまでに表れる。

教育機会
成功した学者Aさんのホロスコープ

学者としての成功も又、若い内の教育機会に恵まれなければならないだろう。私の周辺にも大学教授が何人かいるが、正直言って特に優秀とも思わない人も多い。民間人の方によほど優秀な人材がいると思う。しかし、世間的にみれば世俗的成功は明らかに彼等が勝ち得ている。そのような教育機会に恵まれた人生は、ダシャーの動きと符合している。

このホロスコープを一目見て分かることは、5室在住のケートゥに火星がアスペクトバックし、その火星は10室に在住し土星からアスペクトを受けている。木星からもアスペクトを受けている。明らかに職業上の幸運に恵まれる。そしてこのホロスコープの持ち主は、さる工科系大学の教授である。と言ってもAさんは2室木星やバドラヨガの水星乙女座からも分かるように経済センスがいい。産学共同路線によって研究資金は潤沢に入るし、収入も多い人である。

教育機会D9
Aさんのナヴァムシャチャート

学者として成功するには10〜20代の頃の教育機会が重要である。Aさんのダシャーはどうなっているだろうか。

教育機会ダシャー
Aさんのヴムショッタリダシャー

Aさんは10代の半ば頃から、仕事の10室にある火星のダシャー期に入っている。彼の場合、人生のコースの環境が、早期の内から用意されていたことになる。学者として成功の基礎を作る20代後半からはラーフ期に入る。11室にあるラーフは9室支配の太陽と10室支配の水星とコンジャンクションしている。つまり品位の高いラージャヨガを作っている。

ナヴァムシャを見てもラーフは雄牛座で高揚して11室にあり、木星からアルペクトを受けている。木星は7室、9室、11室と重要なハウスによき影響を与えている。ベストではないが決して悪くないガージャケサリヨガもできている。これらの条件からは、Aさんは人生のよきタイミングの時に努力する機会に恵まれたことが分かる。このように人生の成功はその才能もさることながら、努力のタイミングも実に重要なのである。

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ダシャー(4)〜水星期になってから霊障に悩むDさん〜
運命を見る時、ラーシチャートが良いことが幸運の条件であるあるが、それが絶対のものとは言えない。人生のよきタイミングでそれにふさわしいダシャーにぶつかり、かつそれが幸運を示すダシャーであることが欠かせない。いくら結婚運がよくても適齢期に金星なり5室、7室が絡むようなダシャーに恵まれないと、なかなか結婚運に恵まれない。もちろんこの逆のことも言える。ラーシチャートでみて結婚運に恵まれなくても、よきダシャー期の時に結婚している人はたくさんいる。

ダシャーはその人がラーシチャートで示す先天的条件や資質、体質がよくも悪くも現象化する時期である。それ以外の人生ではある傾向が見られなくても、特定のダシャーの時に現象化することはよくある。

下図のDさんは不思議な霊現象に悩んでいる。そういう現象はもともとあったものではなく水星のダシャー期にはいってから生じたものだと言う。

霊能者A
霊障に悩むDさんのホロスコープ

ラーシチャートを見ると月が第8室にある。生来悩みがちで気まぐれな面はあるが、満月の月であり双子のサインの在住でもあるので社交的で快活な一面もある。こうした配置ならば、月の傷つきはあってもノイローゼになるようなことはない。

この8室の月に対して第2室から太陽、土星、火星の3凶星がアスペクトしている。又、8室の支配星である水星は第2室にあって太陽、土星、火星の3凶星によって取り囲まれている。第8室及び第8室の支配星の両方が凶星によって傷つけられていることが正夢や霊障の原因となっている。こうした場合、低次元の霊的体験をしやすい。

霊能者のダシャー
Dさんのヴィムショッタリダシャー

第8室が1995年の母親死亡時のダシャーは水星―金星期で金星は6室支配でケートゥからのアスペクトを受けている。金星支配の牡牛のサインにもラーフがアスペクトしている。金星のビンドもとても低い。

このチャートでは、水星期になるともって生まれたカルマが現象化して、低い霊的体験をもちやすくなる。2010年の水星ーラーフ期はこの現象が特に激しく出るので注意が必要である。このような霊的現象が出たからと言って、成長体験を与えてくれるわけではないので、十分な注意が必要な時期となる。
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ダシャー(3)三浦和義のダシャーの変化と運気の盛衰
三浦和義氏が10月11日にロス市警拘置所で首を吊って自殺した。身から出た錆びとは言え、思えば波乱万丈の生涯だったと思う。まずは氏の冥福を祈りたい。

さてその三浦和義だがインターネット等でたまたま知った彼の誕生日に基づいて、検証・研究の意味でホロスコープを出してみた。
三浦和義
三浦和義のホロスコープ

アセンダントと月が蠍のサインにあり、第7室には火星、ラーフがある。アセンと月のダブルラグナで火星がクジャドーシャとなる。これだけでも波乱に富んだ結婚生活になるが、更に第8室に金星が在住している。平穏無事では済まない結婚運である。

火星と月とで「目的の為には手段を選ばない」チャンドラマンガラヨガを形成している。ナクシャトラでみても月が蠍のサイン6度のヴィシャカーにあり、これもまた目的達成のために強引な手段を取る性格を表している。

しかし、減衰の月がケートゥとコンジャンクションしており、ここら辺りが彼の意外な内面の弱さと関わりをもつであろう。ナヴァムシャでもヴムシャムシャでも太陽が減衰していて終わりを全うできる人生ではない。

三浦和義ダシャー
ダシャーの変化

彼のダシャーの変化をみると占星術の示す運気の神秘を感じる。金星期はアシュタカバルガが19点と極端に低いので苦労はあったと思うが、木星が9番目のアスペクトをしていてなんとかしのげる運気であった。現に、2003年5月には一美さんの殴打事件に関しては証拠不十分で無罪を勝ち得ている。

だが彼の運はここで尽きた感じだ。太陽のダシャーに切り替わった途端にいろいろケチがつき始めた。まず2007年に入って万引き事件などと言うつまらない一件で逮捕された。2008年1月にはサイパンでロス市警から逮捕され、10月には追い込まれて自殺してしまった。なぜ急にこういう運命になったのであろうか。

彼の太陽は10室支配の9室在住である。ここにインド占星術独特の考え方がある。人は道徳性、社会性に反する生き方を過去においてしてきた場合、「倫理性」の象意をもつ9室が強く絡む人生の時期になると過去の人生の精算を迫られる。9室だから幸運などというマニュアルワーク的な判断は絶対にしない。彼が自殺したのは太陽ー木星期に当たる。木星はラーシでは2室支配でマーラカが絡む。太陽からみてもドゥシュタナの6室を支配している。このような時、過去に問題のある生き方をしている人に木星はけっして幸運をもたらさない。ただ「苦しみからの解放」=死をもたらすだけである。人生はそう甘くはない。いい加減な生き方を許さない、神の厳しい掟がここにある。これをよく自覚することにジョーティシュ学ぶ真の意味がある。
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予測技法(3)〜複数の予測技法が相矛盾する時〜
イチロー選手
イチロー選手のラーシチャート

インド占星術の予測技法である「ダシャー」には30位のダシャーがある。その中でも特にヴィムショッタリダシャーが重視され、その次がヨーギニーダシャーが重視される。そしてサルヴァアシュタカヴァルガが補助的に用いられる。サルヴァアシュタカヴァルガは英語で「デジタルアストロジー」と呼ばれる。それぞれの惑星とアセンダントとの距離を判断してそれを数値化していくシステムである。アシュタカヴァルガは、数値によりその位置の吉凶を決め、その時々の運気の状態を点数化して解読できる。ところで未来予測を行う上で最も重要と言われるこの3つが同じ時期に相矛盾する時がよくある。つまり片方が強い時期であるにも関わらず、片方が弱い時期に相当する場合がしばしばである。こんな時どれをを優先してみていくべきだろうか。結論から言うと優先するのは常にヴィムショッタリダシャー方である。それがどのような形で現象化するかは実占を通じて確認していくしかない。

イチロー選手のダシャー
イチロー選手のマハーダシャー

イチロー選手のトランジット
イチロー選手のアシュタカヴァルガ

因みに、イチロー選手を例にとって流れを追ってみよう。イチロー選手が大きく活躍するようになったのは1994年に入ってからである。それまではあまりパッとしなかった。しかし、この時サルバシュタカヴァルガの得点は、1992年は山羊座で30点、1993年は水瓶座で30点もある。一方、1992年は彼のマハーダシャーが太陽期入った年である。彼の太陽は減衰しているが同時に天秤座の支配星が蠍座にあり、月から見て4番目のケンドラに位置している。つまりニーチャバンガになる。減衰惑星がニーチャバンガされると、その惑星のダシャー期に社会的に活躍できるのが原則であるが、イチロー選手にはこの原則が見事に当てはまっている。
減衰太陽のダシャー期に入るのが1992年になってからである。しかしダシャーが切り替わってのすぐの時期は、イチロー選手のヨーギニーダシャは土星の凶星に支配されているのでその効果がかなり抑制されている。ヴィムショッタリもサルバシュタカヴァルガもよいので、1992年は2軍で首位打者、93年も規定打席数を満たせば首位打者なる活躍をしている。又、この年の後半に一本足打法をあみだしている。しかししょせんその範囲である。しかし、それが1994年にヨーギニーダシャーのADが吉星の金星に切り替わった時その効果が急速に表れる。1994年の後半にはMDも吉星の月に変る。つまりヴィムショッタリもヨーギニーもよい時期になる。
1994年1月にマハーダシャーが太陽、アンタラダシャーがラーフとなる。MDとADの位置関係が5−9関係となり、華やかな活躍ができる時期に当たる。彼はこの年新任の仰木監督にその資質を見出され活躍の舞台を与えられる。彼はそれ以後2001年にメジャーリーグに移るまで連続7年にわたる首位打者として活躍を続けるのである。
彼の月は10室にありヴァルゴッタマになっている。もちろん月期では活躍できる。しかし、月期に当たる2000年はサルバアシュタカヴァルガは牡牛座にあり22点と低い得点になっている。因みに彼はこの年の8月に負傷しその年は試合に出場していない。その意味ではサルヴァアシュタカヴァルガの得点の低い時はツキがない。しかし彼はこの年も見事首位打者に輝いている。。こうした事実からみて、サルバアシュタカヴァルガは無視できないが、それ以上にダシャーが優先することがわかる。
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ヴィムショッタリ・ダシャー(1)
インド占星術は的中度の高い占いであるが、その中でも驚異的な結果を示すのがダシャー(運命サイクル)である。西洋占星術にはその時の運気を示すプログレス、トランジットはあるが、中長期的な運の動きを見るダシャーの概念はない。

ダシャーは30種類位ある。主なものにヴィムショッタリダシャー、ヨーギニダシャー、ジャイミニチャラダシャー、アショッタリダシャー等々がある。その中でもヴィムショッタリ・ダシャーは最も的中率が高いと言われている。私の鑑定経験の上から考えても、ヴィムショッタリ・ダシャーは他に優先する法則のようにように思われる。

ヴィムショッタリ・ダシャーはナクシャトラをもとに計算される。細かい計算方法についてはここでは省略するが、各人の生まれつきの月のサインと度数の位置によって計算をする。鑑定経験から言っても、実際にダシャーの切り替え時の前後に起こる環境変化は驚くべきものがある。多くの転職、大病、結婚、離婚、転居等々人生の大きな変化はダシャーの分岐点の時に起こっている。マハーダシャーはその時はあまりぴんと来ないが、数年ベースで考えると、よくその時期の傾向を示す。

ダシャーの吉凶はその時のマハーダシャーに当たる惑星の吉凶でほぼ決まる。その吉凶を判断する為には惑星の支配、在住、高揚減衰等の惑星の位置、アスペクト、コンジャンクション、ヨガ等の基本的な原則をよく知る必要がある。ある天体の機能的吉凶が的確に判断できれば、各ダシャー期の吉凶判断は難しくない。しかし、チャートのリーディングについてかなり習熟しないと吉凶の的確な判断はできない。マスコミ等に公表公認されている有名人チャートの研究を年譜に沿って研究するとこのことが実感としてつかめる。
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