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三木谷浩史〜毀誉褒貶の激しい実業家〜
三木谷浩史は孫政義とともに現代日本を代表する実業家である。ハーバードビジネススクールを卒業したビジネスエリートであるかと思えばベンチャーとしての楽天をたちあげた。社内の会議は英語で行うなどの方針を打ち出す反面、その商法は時々も問題も起こしている。楽天は毀誉褒貶の激しい企業といえる。

三木谷浩史
三木谷浩史のホロスコープ(お昼の12時に設定)

月は双子座にあり世の中の流れを読み機を見るに敏である。ラーフ、ケートゥ高揚、土星ムーラトリコーナ、太陽、木星アスペクトバックと圧倒的に強いチャートである。しかし、水星は減衰している。マスコミ対策や社会とのコミュニケーションに問題がある。逆行火星と太陽、土星は対向アスペクトであり強いヴァイタリティを示すとともに時に厳しい激しさを伴う。火星は水星に8番目のアスペクトをかけている。コミュニケーションが下手な割に世間やマスコミに対する攻撃性が強い。これが彼及び楽天という企業が毀誉褒貶が激しい理由である。

しかし、金星と土星はコンジャンクションであり、自己の情熱は事業成功の為にのみ使う人である。火星と金星の絡みは通常は女性問題を起こしがちであるが、金星は太陽にコンバストされている。これら全体をみると彼は女性とのトラブルは少ない人である。

三木谷浩史D10
   ダシャムシャ(第10分割図)  

彼の仕事を表すダシャムシャをみると、火星、土星は相互アスペクトしており勝負強いことが分かる。反面、太陽と木星が減衰している。太陽の社会性、木星の道徳性が弱いことになり、これが彼の毀誉褒貶の激しさを物語る。ナバムシャ(第9分割図)はよいので、企業経営者としては安定した道を歩めることになる。
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藤田晋〜Amebloにみる経営者の個性〜
 最近はSNS(ソーシャルネトワークシステムと呼ばれるビジネスが盛んである。ソーシャル・ネットワーキング・サービスとは人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型の会員制のサービスのことで、代表的なものにfacebook ,mixi,GREE等がある。2チャンネル等も広くはこれに入る。これらの期間は主に広告収入、会員課金システム、ネットワーク内での販売促進等で経営を成り立たせている。それぞれに特色あるネットワークを展開しているが、その中でゲーム性、娯楽性が一番強いのはAmebloと思われる。

ところで事業内容は創業経営者の価値観、個性が反映するものである。そのような意味でAmebloの創業社長のホロスコープを見てみよう。

藤田晋D1
藤田晋氏のホロスコープ(お昼の12時生まれと設定)

藤田晋氏のホロスコープの第一の特徴は、品位のあまり高くないガージャケサリヨガができていることだろう。永続する名声、学者のヨガと呼ばれるガージャケサリヨガが天秤座の月と山羊座の木星の間にできている。しかし月はケマドルマヨガであり木星は減衰している。ここら辺が、名声はあるものの癖のある毀誉褒貶の激しい形で出てくる原因であろう。

太陽から見て10室に火星があり土星がここにアスペクトバックしている。彼は野心的であり打つ手も厳しい。一代で成功する創業者の一パターンである。太陽ラグナでみると1室には太陽、金星、土星がありラージャヨガを多く作っている。Amebloに代表される世俗的ビジネスでの成功をもたらすだろう。

Wikipediaをみると本人はあまり金銭的執着のない人らしく、そこらあたりは太陽からみた2室にケートゥがある点で頷ける。木星の減衰はビジネスにおける理想はあまりない人と思われる。

藤田晋D9
ナバムシャチャート

ただ彼はナバムシャチャートでは木星の位置は強いものになっており、隠されたところに徳があり、晩年に入るとビジネスのあり方もそれなりの理想をもつように変化するだろう。
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松永安左衛門〜電力の鬼〜
 2011年3月11日の東日本大地震、福島原発事故を契機として、日本のエネルギー政策、原子力発電は大きな転機を迎えた。肥大化して今や官僚以上に役人的と評される東京電力や巨大化した原子力利害集団を前にして、その改革、再編成が叫ばれている。いまやかつてのようなエネルギー開発はコスト高を招くだけとなり、効率化のために電力会社分割案等が浮上している。

だがそれは経済成長が停滞し、需要より製品の供給過剰となった経済成熟社会の改革の手段である。30年以上前の日本は、経済成長が盛んでエネルギー供給は常に逼迫していた。慢性的な電力不足の時代の経営課題は今とは逆である。電力不足のための産業需要に支障をきたしているにもかかわらず、中小の配電会社が乱立していた時代においては、電力会社の整理統合合併は必須の課題であった。だが当時においても、現代とは方向性は逆であるが、現状打破や改革は容易ではなかった。しかし、松永安左衛門は、電力9分割案を引っさげ、遮二無二突っ走った。そして政財界の周辺を強引に説得し現在の9電力会社体制を作り上げた。それが彼が「電力の鬼」と呼ばれる所以である。彼のホロスコープをみてみよう。

松永安左衛門
松永安左衛門のホロスコープ(お昼の12時に設定)

松永安左衛門は日本の経営者には珍しいヴィジョンをもった理念構想型の経営者である。そしてその構想を実行するだけのパワーもある人である。月と金星がコンジャンクションしているのは男性のチャートではよいとされている。土星は定座にあり、太陽は蠍座にありヴァルゴッタマである。太陽は両脇を吉星で囲まれたスパカルタリであり協力者にも恵まれる。ナバムシャも太陽、火星、ラーフが絡み全電力会社を統率できる立場に立てる人である。

松永安左衛門D10
ダシャムシャチャート

彼の第10分割図(ダシャムシャ)をみると、ラーシチャート同様に、ラーフ、ケートゥは魚座ー乙女座軸にある。彼は構想を練りそれを実現させるが、いったん体制ができあがると実際の経営は人に任せてきた。そんなところがこのラーフ/ケートゥ軸によく表れている。ラーシで土星は木星にアスペクトし、ダシャムシャでも土星/木星コンジャクションでそこに太陽、月がアスペクトしている。彼は構想を練り実現するのは得意だが、一円一銭を稼ぐ日銭商売はあまり得意ではなかった。彼は多くの事業を手掛けたが、日銭商売的な事業は最終的にはすべて失敗している。ラーシで金星、木星が星座交換しているが、相互に敵対しているのでこれも細かい商売は苦手なことを表している。
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小倉昌男〜クロネコヤマトの宅急便〜
他社の宣伝をする気は毛頭ないが、宅配便、宅急便のサービスに関しては、大和運輸が顧客志向が強く迅速かつ丁寧という印象がある。例えば、家族不在のため再配達依頼をする時など電話受付の対応の分かりやすさ、速さ、サービスの多様さ等、他社に比べてずっといい。ドライバーの対応等にもよく教育が行き届いている印象がある。

これは創業者の小倉昌男氏の個性がいい意味で社風や企業体質に反映しているものだろう。 彼は宅配便の規制緩和を巡り、旧運輸省や旧郵政省と対立した際、企業のトップとして先頭に立ち、官僚を相手に敢然と立ち向かった。理不尽な要求を毅然としてはねつける態度は一貫しており、老舗民間企業の理不尽な要求に対しても同様の対応をしている。小倉昌男氏のホロスコープを分析してみよう。彼の生時は不明なので、お昼の12時に設定した。その関係で分析は彼の個性のリーディングに絞っている。

小倉昌男
小倉昌男氏のホロスコープ

まず彼の月は特徴的である。前後に惑星がなく孤立しているのでケマドルマヨガとなるが、同時に光が強く、同時に木星コンジャンクションしてガージャケサリヨガとなっている。月からみてもケンドラに惑星がある。仕事の成功者には多くみられるタイプである。

木星は定座にあって水星とコンジャンクションしている。水星は双子座にアスペクトバックしているので、ビジネスセンスは大変に良い。それと同時に、木星は射手座にあるので事故の理想実現に向けて直線的に行動する人である。太陽からみた5室には火星があり積極的な行動力がある。土星は高揚の星座にいるので強力だが、同時にムーラトリコーナの金星とコンジャンクションしているので、土星の厳格さ、厳しさはかなり緩和される。むしろ旺盛なサービス精神となって出てくる。同時に月からみた5室にこの土星、金星のコンジャンクションがくるので、新しいビジネスモデルの実現に向けてアグレッシブに行動するマインドが旺盛である。

こうした特徴が、官僚と対立しても宅配便の新しいサービス体制を確立しようとした行動となってでている。
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いざ鎌倉の時、踏ん張れない〜東電社長清水正孝氏〜

「いざ鎌倉」と言う言葉がある。鎌倉時代、幕府は一大事や非常時が起こると、諸国の御家人を鎌倉に集めた。坂東武者は日頃の御恩に報いるのはこの時とばかり急ぎ鎌倉に駆けつけたという。

ここから何か一大事が起こった時のことを「いざ鎌倉」というようになった。勇将の下に弱卒なしという諺があるが、組織もやはりいざ鎌倉の時、責任とリーダーシップのとれるリーダーがいてこそ危機を切り抜けられる。ところが歴史上の人物をみていると、責任を取るどころか真っ先切って敵前逃亡する不甲斐ない武将もいる。平宗盛、北条高時、足利義政、今川氏真等がそうである。そういう人物をトップに抱く組織は必ず滅びている。まさに歴史の教訓である。

徳川幕府最後の将軍、徳川慶喜もそのいい例だろう。1868年1月3日、幕府軍1万5千と薩長軍5千は、鳥羽伏見で戦端を開いた。緒戦は薩長側が有利であったので、幕府軍は体制を立て直すべく一旦大阪城に引き上げた。緒戦に負けたとはいえ大坂湾には榎本武脇が率いる幕府海軍がいて制海権を握っている。国元からの補給経路を艦砲射撃で断ち持久戦に持ち込めば薩長側は兵糧攻めにあって苦戦を強いられる。その間に幕府の誇る洋式近代部隊を関東から呼び寄せて戦力投入すれば十分に勝機はあった筈である。ところがあろうことか、慶喜は臆病風に吹かれて大坂城を夜秘かに抜け出し江戸に逃げ帰ってしまった。江戸幕府という組織がそれから間もなくしてあえなく潰え去ったのは言うまでもない。

福島原発が地震のために事故を起こしてから2日後に姿をくらまし、あげくは入院してしまった東電清水社長は、さしづめ臆病風に吹かれて敵前逃亡した現代の徳川慶喜である。頭のいい毛並みのいいエリートに多いタイプである。慶喜しかり近衛文麿しかり清水正孝氏しかり原子力安全保安院のエリート官僚しかりである。夕刊フジが4月1日づけの記事で清水よ、お前には意地も誇りもないのか」と書いていたがまったく同感である。しかし、東電福島城の足軽(現場作業員)、士卒は大将、将官が逃げてしまった後も必死に城を支えている。傭兵(協力会社社員)の健闘も輝る。福島城の落城は日本丸の沈没につながるという思いがあるからであろう。辛いだろうが日本の為に頑張って欲しい。海外から強力な援軍が来るまでぜひ支えていただきたい。私のプラシュナから見る限り頑張れる筈である。

清水正孝東電社長
清水正孝氏のホロスコープ

ところでこういう無責任な社長というのはどういうホロスコープをしているのかとふと思ったので、時間は不明であるがちょっとみてみた。なるほど太陽からみても月から見てもウパチャヤに凶星がないこれでは「いざ鎌倉」の時に踏ん張れない筈だ。これで見る限り病気で入院などというのは明らかに言い訳けだ。双子座に惑星が多いので、社内マーケティングや自己宣伝のパフォーマンスは得意な男なのであろう。月ラグナは蟹座にあるので情緒は安定していて気配りはできるし、ラージャヨガを作る減衰の火星がコンジャンクションしているので、あまり自己主張をしない控え目な性格がかえって社内やトップから好感をもたれる。月はケマドルマヨガの逆で両側に惑星のあるドゥルダーラヨガで周囲からの支持もある。月や火星が太陽からみて2室なので多少口の悪い所もあるが、確かにコストダウンには熱心で多少強引でも推進してきたことがうかがえる。東電の社長になるだけあって全体としてはよいチャートだ。だが社内政治が得意なだけの人物がしばしばトップにたつ官僚的大企業の代表的人事のようだ。

しかし、こういうホロスコープの持ち主は平時にはいいだろうが、有事のトップには不適切である。それこそいざ鎌倉の時はまるっきり役に立たない。そんな人間ばかりがトップに立つようでは今のような危機は乗り切れない。今はウパチャヤにいくつも凶星を持つ人物を多少アクが強くてもいいから、トップに据えるべき時である。これは日本の政治家や他社の経営者にも言えることである。

追記:今回の原発事故の責任が東電だけにあるとは思わないが、大いにある。もちろん政府、官庁にもある。聞く所によれば原子力安全保安院などは天下り役人の巣窟であるという。そんな所に危機管理を期待するのは無理だ。いずれ関係者は責任をとって全員罷免されなければならない。これが江戸時代なら全員切腹ものである。

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孫正義〜強い第10分割図の持ち主〜
低迷する経済と迷走する政治で元気のない日本の中で、活力ある企業がいくつかある。ファーストリテイリング(ユニクロ)、楽天、ソフトバンク等がそれだ。ソフトバンクの経営は順風満帆な大企業のイメージがあるが、実際には事業の失敗を何度もしており多額の負債を背負ったりと、浮き沈みの激しい企業である。ソフトバンクの社長である孫正義氏は普通の日本人にはないスケールの大きな事業展開をすることで注目されている。孫正義氏のホロスコープをみてみよう。生まれた時間ははっきりしないので、その限界の範囲内で見ていきたい。

孫正義2
孫正義のホロスコープ

簡単にレクティファイをかけてみると、孫正義氏の割り切った現実主義と旺盛な企業マインドからみると、月は山羊座でナクシャトラは火星支配のダニシュターにあると考えるのが妥当と思われる。孫正義は大胆な投資行動を行ってきているが、そこにはしたたかな計算がある。そうしたあり方は山羊座に土星がアスペクバックしているホロスコープによってよく説明できる。又、月を山羊座にもってくると蟹座に太陽があるので、満月の月となる。孫正義氏の気力に満ちた行動も強い月の光の影響下にあるものだ。

太陽からみた2室獅子座に惑星が集中している。水星が獅子座にあるので、公的な通信組織であるNTTと競争したり、日本におけるアップルの公式なキャリアであるソフトバンクモバイルがiPhoneのような娯楽性の高い製品をいち早く販売するような行動に出る。

孫正義D10
孫正義の第10分割図

それから仕事運を表す第10分割図が大変よい状態にある。この場合、ASと月の位置は考慮に入れない。木星高揚、ラーフ高揚、ケートゥ高揚、火星アスペクトバック、金星アスペクトバック、土星アスペクトバックとなっている。火星と金星は相互アスペクトであると同時に星座交換している。又、木星、火星、土星の山羊座へのアスペクト集中がある。大変に強力なチャートである。実業家としてここまで伸びていくにはやはりこれ位の強さがないとできないことである。平凡人の第10分割図ではここまでの発展は無理である。

月が山羊座にあると仮定すると、現在孫正義氏は土星ダシャー期にあると思われる。土星は月から見て10室にあり太陽、木星、土星とアスペクトが集中しているしヴァルゴッタマでもある。大変強い時期である。土星からみるとrラーフは12室にあり海外での活躍ができる時である。また、土星からみた5室に木星がアスペクトバックし土星もアスペクトして5室を強く刺激している。ベンチャー的な投資行動に有利な時期である。しかし、水星期になると1室の支配星である太陽は12室に在住することになるので、今までとはちがう守りの行動が必要になる。
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中内功〜価格破壊と晩年の没落〜
中内功氏はダイエーの創設者で価格破壊による成功と晩年の凋落ぶりが印象に残る。しかし、彼自身はその生き方に悔いはなかったであろう。ダイエーの歴史を簡単にまとめると以下のようになる。

ダイエーは1957年に医薬品や食品を安価で薄利多売する小売店としてスタートした。当初は薬局で、後に食料品へと進出していった。流通業界の既成概念を打ち破る価格破壊は、当時画期的なものであった。

1972年には百貨店の三越を抜き、小売業売上高トップにまでのしあがり、更に1980年には日本の小売業界初の売上げ高一兆円を達成した。その後、さまざまな買収や強引な乗っ取りを通じて多角的に事業を次々と展開しグループ拡大に奔走した。1991年には経団連副会長に初の流通業界出身者として就任することにより、名実共に業界をリードする存在となった。

そこまではよかったのだが、その後息子達を後継者にしたいあまり、有能な部下を辞職に追い込んだり、周囲をイエスマンで固めるなどしてワンマン体制の弊害が露呈していくことになる。

バブル崩壊後、地価の下落がはじまってから、地価上昇を前提として店舗展開をしていたダイエーの経営は大きく傾くようになった。消費者意識が「価格」だけでなく「品質」重視に変わったことへの対応ができなかったことも大きい。家電量販店のような専門店がライバルとして出現したことなどもあり、ダイエーは次第に時代遅れとなり凋落が始まったのである。

こうしたダイエーの歴史を中内氏のホロスコープと対応させてみてみよう。

中内功
中内功氏のホロスコープ(生れた時間は不明)

中内氏の蠍座には特徴がある。太陽ラグナでみると火星は5,10支配のラージャヨガカラカで5室在住、定座に位置する。月とチャンドラマンガラヨガになっている。流通革命、価格破壊、多店舗展開、買収による拡大路線等彼が手がけた事業は、利益を上げるためには手段を選ばぬ強引さを感じさせるものであり、それゆえの成功でもある。蠍座の火星は直感力に優れるため自己の判断を過信する傾向があり、これがワンマン体制の原因となっている。

乙女座にできている木星/ラーフのグルチャンダラヨガは通常、恩知らずのヨガと呼ばれるものだが、ダイエー創業当時は、貧しき庶民の味方として、安売りによる貢献を心がけたとも言える。

1室に太陽、水星が接近した位置にあり水星はコンバストされている。自己の願望成就では力を発揮できるが、客観的な視点に立てない弱さがある。サインの構成をみると蟹座、蠍座、魚座と水のサインが多く人情家ではあるが意外な位ウエットである。実際に中内氏は人情家を思わせるいくつかのエピソードがある。乙女座に土星、木星、ラーフがあり気は細かいが豪快さがない。意外と地味な性格である。これが息子を後継者にすることにこだわったり、周りをイエスマンで固めたり、過去のやり方にこだわり新しい時代の変化に対応できなかったことの性格的原因であろう。こういう気質では新しい時代の変化に対応することが苦手であろう。

5室にケートゥがあり木星がアスペクトしているので、高度な学問に対する関心は高かったであろう。晩年の流通科学大学への理事長就任がこれを物語る。流通経営学への真摯な研究態度があったと思う。
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稲盛和夫〜あまりにちがう理想と現実のギャップ〜
稲盛和夫は不振にあえぐ日本経済の中で、有能かつユニークな経営者のひとりである。1959年、社員8人で京都セラミツク(現・京セラ)を設立し、10年後、株式上場。ファインセラミックスの技術で世界的な企業に成長させた。1984年には第二電電(DDI、現・KDDI)を設立した。現在は再生をはかる日本航空の社長でもある。

稲盛氏は盛山塾を始め若手経営者の育成熱心にも行っている。又、独特な経営管理手法「アメーバ経営」が有名である。1997年には臨済宗妙心寺派円福寺で得度を受けた。『稲盛和夫の実学 経営と会計』をはじめおおくの経営本やCDを出し、稲盛経営12ケ条なる稲盛経営哲学を大いに説いている。そのような意味では、単に利益を追求するだけの経営者ではない。日本の経営者では数少ないビジョン追求型の経営者である。

私は稲盛氏はそういう立派な人なのかなと思っていた。しかし、反面私の知る範囲では、京セラの社員の内部告発や京セラと取引をする会社や営業マンからの評判はまったく逆である。社員からは京都ではなく狂徒セラミックと呼ばれるほどにこき使われるという悪評がある。商売においては徹底的に値切られこんなえげつない会社はないと異口同音に取り引き先の営業マンは言う。まったく散々の評判である。複数の人から聞く意見なので必ずしも思い込みや偏見でないと思う。あの理想を説く稲盛経営哲学とこの現実のギャップ、この2重人格はどこから生まれるものなのであろうかと思う。もちろん、2重人格と言ったからと言って必ずしもネガティブな意味ばかりではない。

稲盛和夫
稲盛和夫のホロスコープ

稲盛和夫氏の誕生時間は不明なので、太陽、月を中心としたラーシチャートの範囲でとりあえず見てみた。ナバムシャも見れる範囲のみ確認している。実際にはこの範囲でもかなりの事が分かる。完全なチャートでないから何も分からないという意見は観念論的理想主義者のたわ言に過ぎない。レクティファイや誕生時間が分かった時点で再度より詳しい分析を行えばそれですむことである。

太陽から見た時、2室水瓶座に金星がある。稲盛氏は外見はやわらかいおっとりした印象を与える。京都だから言うわけではないが、彼の顔立ちはおっとりした公家顔である。一見「麻呂」という感じすら与える。(実際の彼は剽悍で尚武を尊ぶ薩摩隼人であり、ここら辺からして2重人格性を感じさせる)木星は理想主義の魚座にアスペクトバックし理想主義を説く。月からみて10室にラーフがあるので他人の為にひと肌脱ぐ気持もある。ラーフ/ケートゥ軸の配置もよく、理想主義を説く人である。

しかし彼のホロスコープで最も特徴的なのは、高揚木星と高揚火星の間にできるチャンドラマンガラヨガである。火星高揚は手段を選ばぬ強引さや冷酷さを物語る。そこに理想主義の木星パワーが加わるわけだから、他者に対しては自己犠牲的な負担や完全主義を求める。理想主義の木星と言っても逆行、ムリュチュバーギャ、火星土星の凶星アスペクトが絡むわけだからそんな甘ちゃんではすまない。稲盛イズムの2重人格的性格の本質はここにある。一部の人はそれでもついていくが一部の人からは厳しく批判される由縁である。

山羊座で高揚する火星のそばに、太陽、土星の凶星がある。山羊座の性質とあいまって、実利と権力掌握の為には手段を選ばない。水星からみて2室に3凶星があるわけだから当然利益追求に関しては厳しい手を打ってくる。

高揚木星と火星、土星が絡むと高い専門能力を要求する性質を生む。彼が古い体質の自民党よりどちらかというとテクノクラート的な民主党を支持するのもこれが理由である。
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本田宗一郎と藤沢武夫〜占星術でみる相性〜
相性は男女間だけで成り立つものではない。政治家、経営者、教師と生徒、コーチと選手等々の間でも当然成り立つ。異質の才能をもつ経営者のよきコンビは、ビジネス成功の為の重要な鍵である。

藤沢武夫は本田宗一郎の参謀として本田神話のシナリオを書き、本田宗一郎と共に本田技研工業を世界的な大企業に育て上げたことでつとに知られる。世に「技術の本田、経営の藤沢」と評されている。 本田と藤沢のコンビは後世語り継がれると思われるが、強い経営者(実質的には藤沢)と強い理念・ビジョンの構築者(本田)が同時に両立できていたという点に特色がある。 ホンダの成功は米国MBAの教科書にも載るほどに世界的に認められたものであるが、それは本田よりも藤沢の姿勢に負うところのほうが大きいと言われている。つまり経営的には藤沢の方が主導権をとっていたのである。 いずれにして本田、藤沢の抜群のコンビネーションは占星術的にも興味のあるところである。藤沢の場合、生まれた時間は不明なので、お昼の12時で設定している。

藤沢
藤沢武夫のホロスコープ

藤沢武夫のラーシチャートをみると、2つのサンニヤシヨガができている。一つは天秤座に惑星集中している形で、もう一つは、山羊座に月が在住しそこに火星が4番目のアスペクトをする形でできている。これが藤沢が本田に最後までついて行った理由であろう。天秤座にある木星と火星でタイトなオーブのコンジャンクションとなるが、これがナヴァムシャの射手座でも再現される。藤沢はその性格の深い部分では過激な理想主義者の側面がある。ラーシでは、太陽ラグナからみて土星は7室で減衰をする。裏方に回る傾向を示す。更に太陽も減衰し、自分がボスであるという意識は低い。このあたりは本田宗一郎のもつカリスマ性とよく調和をする。一つの組織に、親分は2人もいらないからである。

これを本田宗一郎のホロスコープと比較してみると面白い。

本田
本田宗一郎のホロスコープ

本田宗一郎にもサンニヤシヨガがある。強いカリスマ性や集中力を表す蠍座の惑星集中である。そして藤沢武夫のサンニヤシヨガは調和を重んじる天秤座にできている。お互いにサンニヤシヨガ同士の天秤座と蠍座が2-12関係になる。原則的には、経営面では藤沢が主導権を取り本田がフォローする関係になっている。しかし、天秤座のサンニヤシであれば自己をむなしくして組織の為に尽く傾向が出てくるので、藤沢は支配的な行動はとらない。本田にとっては、経営の主導権を藤沢に譲り渡したからこそ、先端エンジン技術の開発に向けての激しい執念を燃やすことができたのである。普通は12関係の相性になる方が世俗的に強い不満を抱いてうまくいかない。しかし、ここを割り切って経営面での世俗欲望を断ち切り、裏方に徹し切れたところに本田の偉大さがある。これはサンニヤシヨガの禁欲的側面が日本的な形で出たものだろう。それ以外の相性は大変良い。例えば、藤沢と本田の木星は5-9関係にあり、2人の人生観や思想性は一致している。本田の経営ビジョンについて2人の意見は一致していたものと思われる。月も3-11関係でお互いに協力し合える関係にある。
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本田宗一郎
本田宗一郎は通称「ホンダ」の創業者である。ソニーの井深大などと並んで、戦後日本を代表する技術者・起業家として世界的に知られている。特に、営業を担当した藤沢武雄とのビジョンや技術開発面での経営コンビとしてつとに有名である。日本の経営者で、アメリカのビジネススクールの教科書に載った数少ない経営者である。また、経営者としては著作のたいへん多い人で、代表的著作に「やりたいことをやれ」「得手に帆を上げて」等がある。

本田宗一郎
本田宗一郎のホロスコープ

彼のホロスコープを太陽ラグナからみると、1室惑星蠍座集中、サンシヤシヨガが大きな特徴である。1室に太陽、月、金星逆行、水星、が在住している。太陽は10室支配、月は9室支配となるので、1,9,10室でラージャヨガができる。社会的発展の点では、最高の力を発揮する。

月は減衰、ケマドルマヨガ、新月という弱さがある。しかし、それと同時に、カルパドルマヨガ、太陽とのラージャヨガ、ニーチャバンガラージャヨガ、ヴァルゴッタマもでき、強さも持っている。9-10のラージャヨガ等を考慮に入れると、十分に社会的成功をもたらすパワーを持っている。しかし、月は減衰しているので、もっぱらマニア相手の商売であり、大衆を相手にするという意味では弱さがある。

蠍座には水星、火星、金星があり、精密な機械、乗り物へ強い執着が伺える。また、8室支配の水星と1室支配の火星が星座交換しており、機械やエンジン分野の研究の才能、成功を示す。

蠍座惑星集中であり、俗に「出家のヨガ」と呼ばれるサンニヤシヨガが成り立つ。本田宗一郎は実際の経営は藤沢武雄に任せ、自分自身は一技術者的存在であった。エンジンの機能を追求し生活そのものは楽しむ人ではなかった。そのような意味で彼は求道者的存在である。もっぱら夢を追いかける人であるが、1室が強力であるので、財政的に破綻することはなかった。参考までにダシャムシャ(第10分割図)をみてみると、地のエレメントは少なく堅実さという面では欠けている面がある。引き際の見事さもサンニヤシヨガの出家志向がもたらしたものであろう。
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