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聖者のホロスコープ〜金星と木星のよい作用〜
一口に聖者のホロスコープといってもいろいろあるのだが、やはり清らかな心をもっていることが第一にあげられる。「清らかな心」はラグナが金星、木星とコンジャンクションしている時に生じると、Deva Keralamの著の中に書かれている。そのような聖者がいるかと思って調べてみたところ近い人物をたまたま見つけた。

聖者(Ram Tirtha)
 ある聖者のホロスコープ

この聖者は実践的で分析的だが控えめでややひ弱な乙女座に木星と金星が在住し、それが7室にある。ラグナハウスに木星、金星はラグナにアスペクトしている。特に木星はアスペクトバックしている。この配置でもラグナに金星、木星のよい影響を与えることができる。これは心の純粋さと優秀さを示すものである。同時に火星、土星もラグナにアスペクトして1室アスペクト集中となる。強い運気と厳しい修行に耐える気持ちをもたらす。8室で太陽が減衰しケートゥがコンジャクションしている。12室の月から見たら、9室に在住する。これなども出家人らしい配置である。
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念力パワーの持ち主〜めだつ8室の傷つき〜

誕生時間の確かな超能力者がいたのでチャートを分析してみた。やはり「なるほどね」と思わせるチャートであった。ラオが何かの本に書いていたが、8室の傷つきから生じる霊能力は霊格の低い霊能者のチャートであることを占星術的に裏付けている。

念力パワーの持ち主
スプーン曲げをした人のチャート

この人はチャートから見る限り病弱の人と思われるがこちらの方の記述はここでは省略する。彼はある時冗談半分でスプーンを曲げる、鍵を曲げると言って試みたら、本当に曲がってしまった人のチャートである。月が8室にありそこに土星、火星が絡んでいる。特に火星は月から数えて12室蠍座の水星にアスペクトし、かつラグアナから見た8室の月、土星に8番目のアスペクトをしている。魚座のケートゥも12室蠍座水星にアスペクトしている。ケートゥはヴァルゴッタマでもある。これだけの条件が揃っていればスプーン曲げ位しても不思議はない。

それではどの時期にこの現象が起こったかというと、月/水星期である。水星は月から見て12室にあり、火星が月にも水星にもアスペクトしている。まさにその時期に低次元のサイキックパワーが起こった。普通霊格の高い人のチャートの持ち主は幽霊をみたりスプーンを曲げたりというような世俗的な霊現象は生じない。8室の傷つきがひどいからこそ起こる現象である。面白い事例だと思う。


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清田益章〜スプーン曲げは本物か〜
いまから30年以上前、自称超能力者のユリゲラーがスプーン曲げを行い一斉を風靡した。これを追って関口少年、清田益章氏などが現れ、盛んに超能力によるスプーン曲げを行った。しかし、それがトリックであることが暴露され超能力ブームは去った。 その後、成人になってから関口淳氏も清田氏も大麻所持等で逮捕され、マスコミから去って行った。こういう人物のホロスコープをみると本当に超能力の持ち主であるかどうか容易に検証できる。占い師で自称霊能者と称している人も、ホロスコープをみれば本物かどうかすぐにわかる。

清田益章
清田益章氏のホロスコープ(レクティファイ:ケース1:魚座ラグナ)

スプーン曲げで有名になった人物が、その名声が本物かどうかみていこう。水瓶座に木星、月のコンビネーションであるガージャケサリヨガができている。そのガージャケサリヨガは両脇を火星、土星、ケートゥの凶星で囲まれ、パーパカルタリ状態となっている。つまり30年前の一時的名声は、インチキによるものであることは明白だ。それ以外に特に火星やケートゥ、8室や12室が強い等、超能力を表す特徴は出ていない。

しかし、木星と月はヴァルゴッタマであり、太陽は高揚、金星、土星は定座にあるのでなかなか強いホロスコープである。彼は関口少年とは違って社会的には抹殺されていない。殆どの超能力者がトリックを暴かれるなどしてマスコミから消えていった中で、彼だけが青年になってもメディア主演や防衛大学等で超能力研究に関与した経歴を持つ。いま現在、イベント企画会社の代表をつとめるなど社会的にいまだ活躍しておりそれだけ強いチャートをもっている。

清田益章D9
第9分割図

ナヴァムシャをみてみよう。生まれた時間は不明なのでアセンダントと月の位置は考慮に入れない。金星は高揚している。木星を金星、水星で挟む形になっているのでラーシチャートとは逆にスパカルタリになる、また、太陽、木星でスーリアグルヨガを作る。これだけナヴァムシャがいいと、人生の前半生で行ったインチキ、トリック等の汚点が終生つきまとうことはない。人生の後半生はまっとうな生活、仕事が遅れるであろう。

清田益章ダシャー
ダシャー

彼のラグナを魚座にもってくると、彼の経歴とかなり符合してくる。11室はウパチャヤ2凶星で困難に挫けることはなく、5室にラーフが来るので妙に悪目立ちする。そうするとフジテレビで彼のインチキが暴かれた1984年は木星期の最後になる。又、2003年春に彼が脱超能力者宣言をした時は土星期の最後となりやはり人生の節目となる。

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臨死体験者のホロスコープ
 インド占星術は転生輪廻を前提とした占いである。ということは、死後の世界はある、人間の意識は頭脳にあるのではなく、頭脳以外の魂のようなもののところにあるということを肯定しなくては成り立たない。しかし、だれも死後の世界の存在を客観的に証明することはできない。一度死んで生き返った者などいないのだから、そんなことは証明できない。ただ存在すると信じるか否かだけである。

そんな中で客観的に調べたら解明できるかもしれないと思うのが、「前世を記憶する子供」「臨死体験者の話」である。前世を記憶する子供の記録というのは、実は日本にもある。岩波文庫の「勝五郎再生記聞」という本にこんなことが書かれている。

1822年、武蔵国多摩の百姓の倅で8歳の勝五郎は生まれる前のことを記憶していると言い出した。聞いてみると、彼の前世は程窪村の久兵衛の子、藤蔵で6歳の時に死んだ言う。そして死後に出会った謎の人物のこと、この家に生まれたいきさつ等を詳細に語りだすのである。半信半疑の祖母に手を引かれ、前世に住んでいたという程窪村へ出かけ勝五郎の前世という家に行った。そして勝五郎の言っていたことはすべて事実であることが判明した。

この記述も懐疑派の立場で疑おうと思えば疑える。だが、8歳の子供がそんな手の込んだ狂言芝居をうつことはないし、そんな必要もないと私は思う。それよりもそういう前世の記憶をもつ子供達を言葉を偏見なくきちんと調べてみるべきだと思う。

臨死体験というのは、立花隆氏が同名の本を書いて有名になった言葉だ。私の身近かな人達からもよくそんな話を聞く。トンネル、お花畑、三途の川、光の塊というような話を私も実際に聞いた。幽体離脱して家族が自分の遺体に取りすがって泣き、医師や看護婦が一生懸命に人工呼吸をしている光景が見えたという人もいる。

これも懐疑派からいろいろ反論がなされている。側頭葉を電気刺激したり、特定の薬物を飲ませると臨死体験とそっくりの光景を経験するそうである。死んだ家族の姿をみたり阿弥陀如来来迎のような幻覚が生じるのだそうだ。だが、なぜそんなことを見る働きがあるのかは全くの謎である。

アルバートハイム
臨死体験の経験者のホロスコープ

そんな臨死経験をした人のホロスコープがここにある。みるとなるほど霊能力がありそうなホロスコープをしている。蟹座に木星、蠍座に減衰の月、魚座に土星と減衰の水星と水のサインに5つ惑星がある。減衰の月には木星、金星、火星とアスペクトし蠍座パワーを引き出すのに十分である。減衰の水星の持ち主には、霊体験者は大変多い。太陽からみると水星は12室にある。月は8室在住となる。霊能力のあること疑いなしである。そこに木星がアスペクトバックしているので、そういう能力は健全な形で発揮される。神秘の世界が本当にあるかどうかそういう経験も能力もないので私は知らない。だが、そういう神秘体験をした人のホロスコープをみると、必ずそれらしい特徴がある。それをみると感受性が強い人だなとは思うが、心の病に罹っているとはちょっと思えない。精神科医はそういう経験はすべて脳の異常がもたらす幻覚と決めつけ、すぐに薬物療法にはいろうとするが、神秘現象の科学的解明の方向に行って欲しいものである。
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サティヤサイババ〜インドの霊的指導者逝く〜

インド国内で多くの人が聖者、霊的指導者として認めるサイババが死んだ。彼の霊的能力や行動についていろいろ批判あるが、彼がインドのいくつかのアシュラム、病院、学校をもち教育、医療方面での社会奉仕事業で大きな貢献をしたことは何人も否定できない。彼が生きている内に一度アシュラムを訪づれたかった想いが残る。残念である。

サイババ
サティヤ・サイババ

欧米のメディアはしきりにサイババのスキャンダルを報道するが、不思議なことにインドのメディアも有識者もサイババの批判はしていない。それどころか、
サイ・ババの逝去に際し、マンモハン・シン首相は以下のとおり声明を発表している。いずれにしても彼は評価をおおきく2分している。

サティヤ・サイ・ババ氏ご逝去の知らせを聞き、深い心からの悲しみにある。サティヤ・サイ・ババ氏は霊的指導者として、人類を、それぞれの信じる宗教を守ったまま、正しく、また意義のある生き方へと導いてきた。氏の教えは真実、正しい行い、平和、愛、非暴力という、普遍の理念に基づくものだった。

サイババはよく
物質化現象によって信者にプレゼントしていると言う話がある。私も彼が掌から金粉を出したり指輪を取りだしたりする映像を見たことがある。(それが本物であるかどうかは知るよしもない)それ以外にも病気治療でしばしば奇跡を示したと伝えられている。さて彼の超能力は本物なのだろうか。彼のホロスコープをチェックしてみたい。

サイババのホロスコープ
サイババのホロスコープ(お昼の12時に設定)

サイババの誕生日は、astrodatabankにはっきりと記されているが、誕生時間については信頼性がないと書いている。こういう時は時刻修正をかけるのが正式の手続きである。だが、アセンダントからみるハウスの吉凶、分割図、ダシャー、トランジットをみないということであれば、その限界内でそれなりの事は見ていける。全く不明などということはない。私は完全でなければすべて無などという極端な立場はとらない。サイババの時刻修正は時間のある時にじっくりやってみたい。その時は又、ブログに改めて書くつもりである。

そういう前提のもとでサイババのホロスコープを見てみよう。お昼の12時で設定した時、太陽は蠍座度にあり、月は双子座度にある。これなら太陽も月もこの日生まれであれば蠍座、双子座にあると考えてよい。太陽ラグナから見て行くとぱっと見て分かる通り、蠍座の惑星集中である。おまけに牡羊座の火星がアスペクトバックしている。蠍座には4惑星が集中しているので完全にサンニヤシヨガである。又水星、金星、土星のいずれも太陽の熱に燃やされるコンバストの度数以内にある。彼には確かに強い霊的パワーがある。木星は月ラグナから見て2室の蟹座にアスペクトをかけ、2室支配の月がラグナとなっている。蠍座も蟹座も水のサインであり、サイババは水のサインが優勢の人である。水のサインは表面はおとなしくても内面の感情は激しく強い霊性をもつのが特徴である。そして蠍座はその中でも念力系のパワーが強い。太陽ラグナでみると木星は2,5支配で経済を示すダーナヨガである。そして2室にはケートゥがあり信仰をタネにして金銭を集める能力のあることを示す。そして彼がよく示した物質化現象という能力の源泉ともなる。太陽からみた月は8室にあり、月からみた木星も8室にある。木星は減衰しているのであまり高次元ではないが、オカルトパワーは確かにありそうである。8室からのパワーとなると多少の妖しさ、いかがわしさもうかがえる。微妙な所である。しかし、月とラーフがコンジャンクションしている。これは弱者に深い慈悲心をもつ宗教家の特徴である。彼が世界中の数百万の信奉者(その中には日本人も多数いるだろう)から金を集めたが、(その中にはいかがわしい要素もあるかもしれないが)それを社会奉仕事業や貧民救済、病人救済のために使ったというのは紛れもない事実である。ここに彼の徳がある。汚く稼いで女や我欲の為に金を使ったわけではない。

江戸時代の大阪商人は、がめつく稼ぐが稼いだ金はきれいに使うということを理想にしたそうである。確かにかつての大坂はそうであった。金儲け+社会意識というものがあった。(現代の大阪はもはやそのような徳を失っている。えげつないビジネスばかりが横行している。これが関西経済地盤沈下の最大の原因である)懐徳堂や適塾のような教育機関を自弁で設立したり、山片 蟠桃や富永仲基のような優れた在野学者を多く育てて経済の再建に貢献した。そういう意味ではサイババは「えげつなく稼ぐが、稼いだ金はきれいに使う」典型的人物かもしれない。 

追記:一説によると誕生日自体に信頼性がないという話がある。(この話の真偽自体もはっきりしていない) 一方で彼の死亡した生年月日時間ははっきりしているので、彼の死亡時刻でホロスコープを作成してみた。ところが死亡時刻のホロスコープと伝聞の誕生日のホロスコープにあまりにも酷似しした特徴があるので驚いた。(あとで掲載・解説してもよい)そういう理由でこのホロスコープをあえて載せた。生前に伝えられている誕生日が本当に彼の誕生日であるかは別にして、もし創作だとしたらかなり占星術に詳しい人の創作だろう。その場合、霊能力の高い人のホロスコープは例えばこういう風になるしこう解釈できるという参考にしていただけたらよいと思う。それだって勉強になる筈だ。

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抱擁する聖者アマチAmmachi
7月26日、アマチの2010年来日プログラムに出席してきた。大勢の人が集まってきた。このプログラムのサブタイトルはembrace the world 2010という。文字通り、アマチは来る人一人ひとりを抱擁するという行為で有名な人である。世界中の人々は抱擁を通じて愛の絆で結ばれているということらしい。彼女は正式にはMata Amritanandamayiと称する。世界中の人々から「アンマ(お母さん)」と慕われている。彼女は恵まれない子供たちの養育、無償住宅、津波復旧等さまざまな慈善活動を世界的規模で行っているが、その活動内容について詳しくはアンマの公式サイトを見て欲しい。さてそのアマチのホロスコープはどうなっているのだろうか。まことに興味深い。

アマチ
アマチ

抱擁する聖者アマチ
アマチのホロスコープ

アマチのチャートは「解脱」を人生の目的とする4室、8室、12室のモクシャトラインに惑星が多く在住する。その宗教性は申し分ない。

強力なリーダーシップを発揮する人物のことをカリスマ的リーダーシップがとれると言う。それではカリスマとはどういう意味であろうか。カリスマ(Charisma)とは、普通の人が持ち合わせない、人を魅了する非日常的な能力、またその非凡な資質を持つ人間のことをいう。これはマックス・ウェバーが唱えた考え方である。カリスマ的支配は、政治、軍事、宗教の世界では特に重要で、その部下は指導者のカリスマ的資質に絶大の信頼を置いて服従または帰依するのである。

このようなカリスマ的リーダーシップを発揮するには、ホロスコープ上で強い土星と強い月がなければならない。アマチの土星は高揚し月も又高揚している。強い大衆への働きかけと大衆からの人気を併せ持つ人である。更にこの土星に、逆行していない木星が片側アスペクトして土星を更に強めている。世界中の大勢の人に影響力を与えるだけの指導力をもっている。

アマチの11室は面白い。ここに火星と金星が入っている。普通なら男女抱擁の姿ととることもできる。だが火星はヴァルゴッタマで強力であるが、金星はムリュチュヴァーギャで敵対星となっていて傷ついている。金星が減衰しているほどではないがやはり女性的な色気は損なわれている形である。アマチの大勢の人への抱擁は官能的な女性性から脱却した強い母性性を示すものである。

10室にケートゥがあり病める人を癒す行為が彼女の天命である。第9分割図を見ると更に特徴的なことがあるが、このブログではそこまでは説明を省略したい。
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福来友吉博士〜透視も念写も真実である〜
福来友吉博士は、日本で唯一の超心理学者である。後にも先にも日本には大学アカデミズミでの超心理学者はいない。明治近代化の進んでいた頃、合理思想、科学万能思想の時代であった。そんな時代においては、透視、予言、念力、念写等の超常現象は、当時の未発達の科学段階から見て、あってはならない現象であった。福来博士の念写実験や霊能者の痛ましい最後は、その時代の悲劇の産物である。

しかし、その後面白い事に旧ソ連等の共産圏、唯物論の国で超常現象に関する研究・実験が盛んに行われるようになった。「ある事象を否定する時、否定できるだけの論証、証拠がなければならない」という唯物論の国ならでは命題に基づくものである。アメリカでも盛んでスタンフォード、コーネル等有名大学で超心理学の研究は堂々と行われている。日本では防衛大学校と他の民間研究機関のいくつかで細々と行われているだけである。

日本では、超常現象を迷信であると頭から否定し、大学アカデミズムではそのような研究をタブー視する。マスコミでも軽佻浮薄な取り上げ方しかしない。そのような先進国は今や日本だけである。スピリチュアルブームに悪乗りした悪徳商法やインチキ霊能者や妖しげな占い師がはびこるのも日本である。両者は車の両輪であろう。超常現象に対するしっかりしたコンセプトがないことに由来するものである。つくづく知性のない国だと思う。

福来
福来博士のホロスコープ

福来博士は心理学の実験中に被験者から偶然、透視能力が発揮されたことから超常現象や超心理学に興味を持つようになった。そして御船千鶴子、長尾郁子、高橋貞子、三田光一といった超能力者を発掘して、透視・念写等の超心理学研究を盛んに行った。

福来博士の超能力実験は当時の学会から激しい非難を浴びた。遂には東京帝国大学を実質的に追放される羽目になってしまった。しかし、彼のホロスコープをみると自分から辞表を叩きつけたのでは二ないかと推測される。行動的理想主義者である射手座にチャンドラマンガラヨガできている。真面目な実験への取り組みを、詐欺師呼ばわりされておそらく切れたものだろう。彼なりの正義感を貫こうとしたのだと思う。

念写空海
三田光一氏による弘法大師空海の念写写真:これが本当に空海で
あるかどうかは、残念ながら立証され得ない。

彼は呉服問屋の息子に生まれ、商人になるために見習い奉公に出されたが商人にはなじめず、学問の道を志したという。彼の特徴は月ラグナで見るとよく出ている。月から見る時、5室が木星となるので高度な学問研究を志す気持が強かったのだろう。1室射手座なので、自分の理想を普及させようとする気持ちが強かった。だから東京帝国大学教授の椅子を棒に振ってまで、超心理学の普及をしようとしたのだ。

そして、月からみて、蠍座12室に惑星集中している。学問研究の道が心理学研究、オカルトサイエンスに向いた占星術的裏付けである。12室にある水星は10支配、太陽は12室支配なので、海外での幸運度がある。このような研究は、まず海外からその評価を問うべきであった。又、月からみて8室にラーフがあるので、彼自身が霊体験をしていると思われる。そうでなければ、ここまで超心理学研究に没頭しないだろう。

月1室射手座には木星がアスペクトバックしている。太陽からみると2室にあたる。福来博士はもともと裕福な家庭に生まれている。東大を辞した後も高野山大学の教授になったり、福来研究所を立てたりといろいろと支援者や幸運に恵まれている。彼の名は今に至るも細々ではあるが伝えられている。


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御船千鶴子〜悲劇の超能力者〜
彼女は鈴木光司の小説『リング』の登場する超能力者、貞子の母のモデルとして知られている。或いは松岡圭佑の「千里眼シリーズ」でも知られている。

彼女にはうまれつきの進行性の難聴あり、成人するころには左耳が聴こえ辛かったという。第11室にラーフと火星が8番目のアスペクトしていることでこのことは分かる。非常に繊細な感受性と豊かな情緒性を持っていたと言われる。たびたびの透視能力を発揮して評判を得るが、この透視能力の実験に引き出されたことが悲劇を生む。

当時、超心理学の研究者で名高かった福来友吉博士は、千鶴子の透視能力を確信し、1910年(明治43年)4月10日、熊本の彼女の実家福来博士立会いの下で、透視実験を行い成功を収める。一方でそれを疑う東京帝国大学の元総長の物理学の権威山川健次郎1910年(明治は43年)9月15日に、彼の立会いのもとで、再び透視実験を行う。その結果は芳しいものではなく、結局、千鶴子はそれがもとでマスコミに派手に報道され非難される。それが遠因となって彼女は自殺をしてしまう。

はたして彼女の透視能力や念写能力は本物だったのだろうかインチキ詐欺師であったのだろうか。ホロスコープから検証してみよう。

御船千鶴子
御船千鶴子のホロスコープ

彼女のホロスコープを見ると、傷つきやすい繊細な神経の女性であることがすぐにわかる。月の8室在住、5室支配で12室在住の金星がこれを物語る。水星も1,4室支配で心は不安定である。明らかに自殺者の特徴が出ている。

超能力の有無についてみてみる。いわゆる超能力や霊能力は、8室と12室にその特徴がでる。彼女は12室支配で12室に在住する金星を持っているので、これから見る限りので本物の超能力者であったと思われる。他に、月は8室に在住し、水星はサルバドレッカナの位置にある。太陽ラグナからみて土星は8室支配で12室に在住している。

特に問題となるのはナバムシャで水星、金星、土星が減衰していることである。

御船D9
御船千鶴子のナヴァムシャ(第9分割図)

彼女の意識の深い部分での土星パワーは極めて弱い。水星は魚座で減衰して乙女座で減衰している金星と相互アスペクトしている。このパターンはニーチャバンガラージャヨガになるという一説もあるが、良い結果をもたらしている例を殆ど知らない。彼女が透視能力が原因して1年足らずで離婚し以後でいたこと、最後は自殺に終ったことを考えると、このナヴァムシャはよくない。

ダシャーをみてみても、彼女の最晩年のダシャーはよくない。

御船ダシャー
ヴィムショッタリダシャー

一般的に言って、ラーフ/土星期は社会的屈辱を受けやすい時期にあたるが、その土星がナヴァムシャで減衰しているので一層悲惨である。それでも、1910年4月の実験の成功時は、プラアンタラダシャーの金星は10室支配で木星のアスペクトを受けているので、保護の要素がある。しかし、9月なるとプラアンタラダシャーは月期となる。ラーシでは月は8室在住、ラーフからみて月は12室支配で8室在住、太陽からみて1室支配で7室在住となりアリシュタヨガとなる。彼女の晩年の悲惨さはここに出ている。
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エドガー・ケイシー〜眠れる心霊治療家〜
エドガー・ケイシーは20世紀最大の霊能者である。具体的には「眠れる心霊診断家」と呼ばれいる。wikipediによれば以下のように記述されている。

彼の得意とする手法はリーディングと呼ばれる。まず、彼は他者による催眠状態において第三者からの質問により、アカシックレコード(アカシャ記録)と言われる宇宙意識から宇宙の知識を引き出す。次に、それに基づいて個人の体を神経の状態や各臓器の状態また体の状態なども透かしたように話し病気の治療法などを口述する。彼のリーディングの記録は14000件にもおよび、米国のAssociation for Research and Enlightenmentで利用可能な状態で保管されている。彼の表層意識が答えているわけではないので、予言者というより、治療者・回答者であるとされる。そして、未来のことは確定しているわけではなく、人の意思にかかっているときっぱり言い切っている。「眠れる予言者」とも言われるが、「眠れる心霊診断家」とでも言った方がよい。近年彼の方法でALS、リウマチ、MS、エイズ、パーキンソン病、がんなど難病を治癒した人が何人も出てきている[要出典]。また、彼の方法を利用しがんなどの手当てをしている療法に、ホクシー療法がある。この彼が言った心、体、魂を治し健康な体と精神をこの世に存在させる療法をケイシー療法と呼び、それを応用している。

ケイシー
Edgar Cayce

このような記述から、彼が病気治療に関して際立って優れた霊能力をもっていたことが分かる。それをインド占星術のホロスコープで裏付けられるであろうか。

「健康」や「病気」という象意は普通第6室で見る。彼の6室を見るとムーラトリコーナの木星に5,10支配の火星がコンジャンクトして、チャンドラマンガラヨガを形成する。チャンドラマンガラヨガは自力で運を切り開く特徴をもつが、確かにケイシーの病気治療法は非常に独創的で誰かに教わったというものではない。更にビンドをみると木星=7/38点、火星=6/38点と非常に高い。つまり6室に係る幸運や才能をもつことを物語るものである。奉仕、献身、病気治療の予知能力面でみるべきものがある。彼はその治療行為においても強いて料金を取ることもなく、ほとんどボランティアーに近い形で貢献している。

ケイシー2
エドガー・ケイシーのホロスコープ

第8室は水瓶座にあり、金星、土星、水星、ラーフと惑星集中している。8室の示す「霊能力」は、彼の場合、どのように使われているだろうか。特別にラージャヨガ等はない。土星がムーラトリコーナ、水星が12室支配で8室在住のヴィーパリータラージャヨガとなっている。エドガーケイシーはその霊能力を使って特に金儲けを企むものではなく、あくまで彼自身の精神的満足、道徳的行為に使われたものである。水瓶座の特徴である人道的見地、理想主義的救済行為をめざしたものであろう。

宗教性を表す第9室は魚座にあり太陽がある。彼は聖書を読むことが一生を通しての熱心な趣味であったといわれている。牧師か医師になって苦しんでいる人々を助けたいという気持ちが強かった点で、魚座の9室の特徴がよく出ている。それににもかかわらず職業上の牧師や医師にならなかった(或いはなれなかった)のは、太陽のビンド=3/18点と低いためであろう。治療行為に使う時間も短かった。しかし、職業上の牧師や医師ではなかったが、結果的には高徳、慈善の行い、瞑想による病気治療等による輝かしい名誉に輝いている。月ラグナで見た時も、木星は9室に在住し慈善の行いをしていたこと、太陽は12室で魚座にあり慈悲を使命としていたことが分かる。

霊性を表すナバムシャチャートを見ると、木星と月がガージャケサリヨガと呼ばれるコンビネーションを組み、精神世界での永続する名声を獲得することを示している。実際にエドガーケイシーは病気治療に関しては、最近になってもますますその名声は高まり、近代医学にも適用されて成果を上げている。ここら辺りがエドガーケイシーの輝ける側面である。

ケイシー9
ケイシーのナヴァムシャチャート

彼はそのキャリアーにおいて、保険のセールスをしていたが、咽頭をこわし、会話がままならなくなったため写真家に転向している。なるほど第2室を見るとケートゥがあり、会話の不自由さとまではいかないが、口の重さ、無口な点がうかがえる。

職業と関わる2室、6室、10室をみると、6室の労働以外のハウスには、特に社会的名声や仕事の面の成功を表す特徴は出ていない。月が10室に孤立して存在しケマドルマヨガとなる。ケートゥも9番目のアスペクトをしている。実際に、仕事面では鳴かず飛ばずで終わっている。ナヴァムシャでも、水星減衰、土星減衰で力はない。病気治療のフィジカル・リーディングでも、それに対する対価は募金制だったため、生活は苦しかった。しかし、木星が10室の月にアスペクトしているので、なんとか生活位はやっていける助けはあったのであろう。

このようにみていくと、精神世界で評判の高い人でも万能の人というのはなかなかいない。ケイシーは困っている人々を救済したいという高い志と、きわだって優れた病気治療の霊能力はあった。しかし、社会的予言能力や金儲け・世渡りの運や才能はなかった。

こうした例は霊能者に限らない。このようにどういう方面に力を発揮すればよい評判を得るかというのは、その人物のホロスコープを分析するとすぐわかる。これぞ開運の秘訣だ。自称「霊能者」が本物か偽物かも判断できる。これは占い師でも同じだ。「風水師」と言われる占い師は2室(利益)に特徴があることが、しばしば確認される。命理系に優れた占い師は、一般的に土星(持続力)がよい。従って、「カリスマ占い師」「驚異の預言者」「本物のヒーラー」(8室のあやしさ=詐欺師)などと自称して過剰宣伝している輩が、本物か偽物かぐらいは、ホロスコープをみればすぐにわかる。ただし、それと世俗的な成功とは又、別である。芸能界で、歌がうまい下手と人気がしばしば一致しないのと同じである。 




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超常現象と超心理学研究
私は若い頃超心理学研究にとても興味があった。超心理学は、予言、予知、テレパシー、透視、念力、念写、物品移動等などのいわゆる超能力や超常現象が本当に存在するかどうか研究する学問である。研究方法は統計手法等、行動科学の手法を用いて研究する科学である。

アメリカではデューク大学、スタンフォード大学、コーネル大学等で堂々と超心理学の研究が行なわれているが、日本の大学で正式に研究している機関はない。僅かに防衛大学校位のものだろう。明治時代に福来友吉博士が、念写実験に失敗して東京大学を追われてから、日本の大学では超心理学研究はダブーになった。私は超心理学研究を志したかったが、日本の大学では無理なので断念した。この当時の志向が、今の占星術師となる道を拓いたとも言える。

超心理学のユニークな所は、研究対象は超自然的なものであるにも拘らず、研究方法が実験心理学の規範に準拠するやり方で進められる事である。私も民間の超心理学研究所で実験に関わったことがあるが、シールドルームを利用しての念力、透視実験等、通常の実験心理学よりもむしろ厳密に行われている。政治学、社会学等の社会科学よりよほど科学的研究の姿勢がある。

しかし、世の中の超心理学に対する誤解偏見は占星術と同様かなり根強い。占星術も人智を超えた人間の運命を研究対象とするが、推論や法則の確立には、厳密な論理性、実証性を必要とする。そのような意味で、私は占星術からもいたずらな神秘のベールは極力剥がしたいと思っている。

超心理学が科学としての市民権を得る難しさは、研究対象となるESP能力や霊の実在性等、根本的な部分でその存在に疑いがもたれている点にある。「科学的」という事は、同じ条件の下なら誰がやっても繰り返し同じ結果が得られるという再現性にある。しかし、実際は被験者の主観的な心的状態によって実験結果は左右される。超能力を信じる人が立会うと実験が成功し、信じない人が関わると実験が失敗するという奇妙な現象が起る。超能力を検証する実験に立ち会う試験者が超能力を信じていない場合も、超常現象は起らない。又、優れた超能力者を探すのが難しく、実験の再現性を確保するのも難しい。

所で「占術」の世界で超能力はいかに評価したら良いだろうか。超心理学や超能力研究の立場で述べるならば、超能力の存在は肯定するが、実際に世の中の「超能力者」と称する人の中で、本物の超能力者は極めて少ない。現実には霊能者などというものは殆どがいかがわしい存在だ。まったくのまやかしと言っていいだろう。超能力、霊能力の存在の実証的研究は今ようやく端緒についたばかりという事実を知っておいた方がいいと思う。
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