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酒鬼薔薇聖斗と犯罪時のトランジット
酒鬼薔薇聖斗は幼児連続猟奇殺人の犯人として、本来ならば「死刑」になって当然の人物であるが、「少年法」に守られて刑期を終え、今も全国各地を転々としながらものうのうと生き延びている。おまけに反省の色のみえない本を出版してそれがベストセラーになって多額の印税が入ったようである、彼のような人生をみると知りたくなることがいくつかある。それは以下の3点である。

 猟奇犯罪者はどんなホロスコープをしているのか
◆‐年法があるとはいえ、どうして生きながらえているのか
 どうして一件繊細さを装った文学的な志向があるのか

酒鬼薔薇聖斗
酒鬼薔薇聖斗のホロスコープ

酒鬼薔薇聖斗については占術の如何を問わず、いろいろな占い師がすでに分析している。生時も完全に暴露されていて、それらを読むと、蟹座ラグナで間違いないと思う。犯罪を犯しやすい特徴としては、3室火星土星コンジャンクションが挙げられる。しかもオーブは0度で乙女座23度にある。3室自体に「残虐さ」の象意はないが、武人のヨガである火星土星コンジャンクションでしかもオーブ0度をいうのはかなりきつい。火星は5,10支配であるが8番目のアスペクトを牡羊座にかけている。よい意味もあるが方向性を間違えると暴力や衝動性に走る。しかもオーブ0度ということはこれが殆どの分割図で再現するということで危険性を内包している。こうした時は、トランジットチャートを併用していくべきだろう。

酒鬼薔薇聖斗D9
ナヴァムシャチャート

酒鬼薔薇聖斗最初の事件
最初の猟奇殺人事件の時のトランジットチャート

こうした危険な要素を内包しているラーシチャートに、トランジットチャートが重なると、潜在している「残虐性」が顕在化する引き金となる。最初の猟奇殺人事件時のトランジットチャートでは、乙女座3室に逆行火星とラーフが入り魚座から月と土星がアスペクトする。そして減衰木星がそこに加わる。残酷さの火星と過激なラーフとモラルを失った木星が火星土星のラーシチャート3室に絡らむまさに潜在的にもつ残虐性を抑えきれなくなった瞬間である。

この火星土星ラーフの絡みが乙女座にできていることが、彼が奇妙な文章を書き妙な文学芸術志向のあることを物語る。犯罪時の支離滅裂な文章はいくつかの水星や水星支配のハウスの積み重なったネガティブな作用によるものだろう。ラーシチャートで水星と金星はともに定座にある。金星はまだいいが水星は土星のアスペクトがある。ナヴァムシャではスピーチの2室の水星に減衰火星がアスペクトしている。

今彼はラーフ/ケート期であり、ディスポジターは定座の水星である。しかもラーフ/ケートゥ軸には惑星が集中している。本くらい出版して稼げる時期にある。しかも彼のナヴァムシャチャートは決して悪くない。だから死刑にもならずのうのうと人生を送れる。のである。「憎まれっ子世にはばかる」の法則は残念ながら彼には当てはまっている。
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袴田巌〜48年ぶりの再審開始決定〜
2014年度を順調に過ごした人、苦労の中で過ごした人等いろいろいるだろうが、冤罪により48年間拘置所に入れられた袴田巌氏にとっては今年はよき年であったことだろう。2014年3月27日、再審開始決定が静岡地方裁判所から出され、 袴田巖氏は47年7ヶ月ぶりに東京拘置所 から釈放されました。数奇に運命をたどった彼のホロスコープの特徴を垣間見てみよう。

袴田巌
  袴田巌氏のホロスコープ

袴田巌D9
  ナヴァムシャチャート

彼は放火殺人犯として逮捕され死刑判決を受けた。しかし、その判決は不当であると本人はもちろんだが、むしろ周囲から疑問抗議の声が上がり、絶望的とも思える状況からこれを撥ねつけ、再審開始、実質的に無罪判決とも思われる即日仮釈放になった。なぜこのようなことが生じたのだろうか。

彼のチャートで一番目に目につくのは、木星が蠍座29度にあり最凶のガンダータにあることである。木星が凶星としてはたらくと、木星のもつ道徳的徳性、救済の徳が大きく傷つけられ、道徳的判断の甘い所がある為、いわれなき非難中傷、冤罪などの災難を蒙りやすい。しかし、彼の11室はなかなか強力である。太陽、土星の2凶星があり、太陽はアスペクトバック、土星はムーラトリコーナでラージャヨガ、ダーナヨガも作っている。姉の強い支持と運動や友人の支持、国会議員からの応援など周囲からの強い支持を得られる徳がある。ナヴァムシャは木星は定座、月は高揚している一方で土星減衰、金星減衰となっており、浮沈の激しい波乱万丈の生涯を送ることになる。

彼が逮捕されたのは1966年8月18日に静岡県警察により強盗殺人、放火、窃盗容疑で逮捕されている。この時のダシャーは
ラーフ/火星/水星期である。ラーフのディスポジターは土星であり、火星は強い凶星である。水星は太陽、土星、ケートゥの3凶星のアスペクトを受け水星の支配星座である双子座、乙女座は火星の凶アスペクトを受けている。彼の生涯にとって最悪の時期と言える。

また、再審開始決定、即時釈放の2014年3月7日は水星/木星/木星期である。水星は太陽、土星、ケートゥの3凶星のアスペクトを受けているのでスムーズにはいかないが、強力な11室に在住し水星マハーダシャーとなる。ラージャヨガも成立している。更に太陽とコンジャンクションしているので1-7軸が強く働き、物事を新たに始めるのによい時期になる。木星も傷ついているとはいえ、生来的吉星はであり水星期はダーナヨナが成り立つ。

こう見てくると大変よい時期の動きであり、すぐには無罪判決は下りないだろうが確実によい決定がなされるだろう。48年間の拘留によって彼の人生は台無しにされその償いようはない。しかし木星のダーナヨガがある以上、残された晩年を不自由なく暮らせるだけの金銭的補償は十分になされると思われる
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高級売春婦のホロスコープ
売春は世界最古の職業の一つと言われている。真偽のほどは知らないが、歴史上の一時期、売春婦の社会的地位は今よりもっと高い時代もあったらしい。神に仕える売春婦がいたり、比丘尼と呼ばれる僧侶に奉仕する女性がいたりした。売春婦の地位が貶められた江戸時代(歴史学者網野善彦氏の説によれば、戦国室町時代はそうであったらしい)でも、花魁と呼ばれる大名や金持ちだけの相手をする高級売春女がいた。彼女等は芸事や学問諸事明るく中には高尾太夫のように実際に大名の側室になる女もいた。現代社会は、特に日本や欧米社会では「恋愛ー結婚ーセックスー出産という伝統的手順が崩れ、多様な恋愛や結婚のあり方が存在するようになった。そうではあっても、売春婦という立場が現在でも反社会的存在として認知されていることに変わりはないだろう。そしてそれが「反社会的存在」であると知りながら、その反社会的存在になる女性も跡を絶たないことも不思議である。人間のもつカルマは、言葉を換えれば人間行動を突き動かす根源のエネルギーは理屈や理性や正義だけでは割り切れないものがあるのだろう。以下に、高級売春婦の事例があるので何かの参考になると思う。

高級売春婦1
某高級売春婦のホロスコープ

上図のホロスコープの特徴をみてみよう。金星が高揚の位置にある。それでけではなくヴァルゴッタマでもある。この金星は3室と8室を支配し、もともと性的好奇心が強く奔放な性行動に走りやすい傾向をもっている。また木星が8室にあるのも特徴で、ここで金星と木星は星座交換をしている。この配置では8室の力の方が強い。10室支配、8室在住の木星では、木星のもつ道徳性は薄れ、伝統社会が認めない反社会的行為をあえてすることになる。又水星は減衰し7室にアスペクトバックしている。そもそも男運がよくない。

売春行為にどうして走るかという問題に対して、近代社会は「貧困」をその原因にあげた。それが主な原因である事は確かである。AV、風俗等の職業に従事するようになる人も多額の借金を抱えたことが原因していることが多い。しかし上記の特徴から見る限り、本人もその原因を内在しているともいえる。

反社会的行為に走る人は、一般的には幼児の家庭環境に問題があることが多い。因みに4室の状態をみてみると、やはり4室の傷つきが目立つ。火星、土星、ラーフの3凶星が在住し、4室支配の水星は減衰逆行している。火星は母親を示す月に対して8番目のアスペクトをしているのでは母親運もよくないと思われる。同じ売春婦でで「高級」となるとそれなりの容姿美貌が求められるが、1室金星ヴァルゴッタマ高揚なのでかなり色気のある魅力的な女性であろう。これでケンドラがよければ幸せな人生を歩めたであろうが、逆にケンドラは傷つき月はケマドルマなのでこのような人生を歩むことになる。
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大久保清〜凶悪性犯罪者〜
最近は残忍な凶悪犯罪や性犯罪が跡を絶たないが、大久保清の連続強姦殺人罪は戦後を代表する犯罪行為と言っていいだろう。

大久保清
大久保清のホロスコープ

まず彼の月ナクシャトラは双子座9度のアールドラーにあって、良くも悪くも大物が出やすいナクシャトラの生まれである。太陽は山羊座のニガラドレッカナの位置にある。全体として太陽の弱さが目立ち、これに対して土星はシャシャヨガであり山羊座に在住惑星が多い。太陽に対して土星の力が相当に強い。また月はケマドルマでもある。つまり彼の人生は抑圧され抑え込まれたそれであったと思われる。ケンドラに凶星の土星が一つあるだけであり、6室、7室支配で人間関係のトラブルがおおく倫理性にも問題がでてくる。火星は8室にアスペクトし凶暴さがうかがえ、衝動に対する歯止めのきかないことを示す。

こうみてくると、特に性衝動が強いという特徴はみられない。そもそも抑圧の強い性格であり、それが火星の衝動により暴発しがちな事を示す。
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木嶋佳苗〜連続不審死事件の怪〜
連続不審死事件で、男性3人の殺人罪などに問われた木嶋佳苗が逮捕された時、世間はあっと驚いた。婚活詐欺といえば俗に「美人局(つつもたせ)」という言葉があるように、この種の犯罪を犯すのは妖艶な美女、悪女と相場は決まっているものと思い込んでいる。しかし彼女の身長は155cm、洋服のサイズは15号で、明らかに“太め”の部類にはいる。一般的にいえば、とてもモテるタイプとはいえない。いわばブスデブなのだ。それでもそんな彼女の甘言に騙されて大金を貢いだ男が数人いるということだ。しかし「なんでこんなブスに」と思うのは一般論にすぎない。鑑定をしても、さほどの容姿でもないのに男性遍歴の豊富な女性は沢山いるし、その逆にこんな美人なのにと思う女性でもまったく男性と縁がなくて、「もったいないなぁ」と思う人はたくさんいる。そんな場合でもホロスコープを読むと概ね納得することが多い。さて木嶋佳苗の場合はどうであろうか。

木嶋佳苗
木嶋佳苗のホロスコープ(お昼の12時に生時を設定)

彼女のホロスコープを見ると、蠍座に3惑星が集中している。蠍座は性的魅力や色気の星座である。そして火星と金星が星座交換している。そして金星はヴァルゴッタマである。火星と金星はそれぞれアスペクトバックしている。これだけみても彼女はその容姿がブス、デブであっても異性を惹きつけるそれなりの性的魅力を持っていることが分かる。特に面食いの男性でなければ、彼女に魅力を感じる男性はいると思われる。

彼女の月は光の強い月であり感情のエネルギーは強い。それと同時にケマドルマでもあり寂しがり屋の反面、感情的な行動をしやすい。そこに火星が対向アスペクトをしている。水星も火星の影響を受けているので火星的犯罪、つまり暴力的犯罪を犯しやすいタイプである。反面、木星もヴァルゴッタマなので自伝小説等自分自身のことを語りたがる傾向も確かにみられる。
 
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更生した犯罪者の事例
「罪を憎んで人を憎まず」とは孔子の言葉である。『孔叢子』刑論にある孔子の言葉「古之聴訟者、悪其意、不悪其人(昔の裁判所では訴訟を取り裁くとき、罪人の心情は憎んだが人そのものは憎まなかったの意味)」からきている。近代刑法は厳罰主義よりも更生の方に重点を置いている。犯罪を犯すには犯すなりの理由があるもので、その多くは貧困に基づく。それで近代の政治家や社会科学者は貧困さえなくせば犯罪はなくなると考えて、豊かな社会を作ることに邁進してきた。しかし、いったん豊かな社会を作っても犯罪はなくならなかった。貧困による犯罪は確かに減ったが、人間の自我の欲望は限りなく広がるものである。「食べるに困らない」状態ができると、より過剰な食欲、性欲、所有欲、精神欲を満たそうとエゴイスティックな行動に走る。有名になりたい、名誉権力が欲しい、贅沢品が欲しい、愛人を持ちたい、別荘を持ちたい、海外旅行を楽しみたい等々人間の欲望には限りがない。それが満たされぬ故の悩みが犯罪や自殺の原因となる。こういう社会になると、自己の欲望のコントロールや「足るを知る」ことの大切さがかえって重要になる。釈迦や孔子のような古代の聖賢が語った言葉が現代社会では姿を変えて真実味を帯びてくる。

犯罪者を更生させることは大変難しいと言われている。池波正太郎の「鬼平犯科帳」の鬼平のモデルは幕府の長谷川平蔵という火附盗賊改め役を勤めた人である。長谷川平蔵は下手人探しには容赦のない腕を奮ったが、いったんとらえた犯罪者の更生に力を尽くした人物でもある。老中松平定信の許可を得て石川島に人足寄場を作り犯罪者に職業訓練を施し、彼等の再就職に尽力した。そのため江戸庶民からは大変人気があり、「本所の平蔵様」「今大岡」と讃えられた。私は彼の業績はもっと世に知られていい人だと思うが、この話をたびに、犯罪者の更生はなかなか難しい仕事だな思う。

なぜ犯罪を犯すのか、なぜ更生が難しいのか、それでもなぜ一部の人は更生するのか、なかなか難しい問題だ。私はインド占星術に深い興味を抱く人間だが、それをすべてカルマのせいにしてはいけないと思う。それでは問題解決にならない。そんなところにヴェーダ思想の限界を感じる。それを信奉している人からは反発されそうだが、どんな優れた思想技術でも有能ではあっても万能ではない。しかし摩訶不思議なカルマの力が働いてることも又事実である。

犯罪者更生
更生した犯罪者の事例

上図はさるヤクザ組織に所属し、強姦と子供虐待以外のあらゆる犯罪に手を染めたと自称する人物のホロスコープである。この人が犯罪者になったのはホロスコープ的にみると2つの原因が考えられる。一つは木星のひどい傷つきである。まず木星は逆行している。そしてラーフ、火星という2つの生来的凶星からアスペクトを受けている。土星と7室、8室の位置で星座交換している。これだけ木星が傷ついていると反社会的行動にどうしても走る。

それだけではない。彼にとって不幸だったのは生まれた時のダシャーである。これが第2の原因である。

犯罪者更生ダシャー
ヴィムショタリダシャー

彼は1938年8月生まれであるが、この時は傷つきのひどい木星のダシャー期に当たる。4室に減衰の月があり母親に問題のある家庭環境であった。そして3歳から土星期に入る。土星期は一般的に生きるのに大変な時期である。彼の場合、土星は6,7室支配で8室在住であり、凶暴な火星から8番目のアスペクトを受けている。土星をラグナとしてみると、ドゥシュタナの6室8室が強く働く時期である。当然、彼は恵まれない幼少年期を送った。幼少年期のダシャーがあまりに悪い。これが不良少年となり悪い仲間と付き合うようになった占星術的理由である。

うちゃのブログでラーシチャートが冴えなくてもスポーツ選手として成功した事例(最速でダシャーを駆け抜けた男)が紹介されている。同一人物であってもダシャー期によりいかに人生が変わるかのよい事例だと思う。ホロスコープを読む時、ラーシチャートと同じくらい人生の節目でどういうダシャー期になるかを重視するべきである。

犯罪者更生D9
第9分割図(ナヴァムシャ)

それでは彼が40歳を過ぎて更生した理由はなんであろう。晩年をみるナヴァムシャチャートをみると、なかなかよい惑星配置である。火星と水星と月と月が定座にある。そして土星と金星はムーラトリコーナである。らーふ、ケートゥの位置も悪くない。なるほどこれなら人生の後半はよい人生を歩むだろうな思われる。刑務所から出所後、彼は犯罪者相手の人生相談、カウンセラーとなり自らの経験を活かして多くの人を救済した。因みに、彼が更生したのはケートゥ期からである。ケートゥはラーシチャートで9室にあり、火星は9室支配でダルマトラインを作る他人を救済する新しい人生を歩む時期にふさわしい。
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犯罪者のホロスコープ(4)[詐欺師]チャールズ・ポンジ〜ねずみ講犯罪〜
 犯罪者のホロスコープというのは今まで積極的に扱ったことがない。理由は、犯罪実績を読んでいていい気持がしないことがまず第一である。特に凶悪犯、殺人犯などそうである。あとは係争中の人物事例は本人の名誉という点からうっかり取り扱えないということもある。しかし、過去事例で有罪判決がはっきりおりしていて、人物名もマスコミ等ですでに実名でかなり報道されている場合は特に問題はない。犯罪者のホロスコープは特徴的な場合が多いので、占星術の勉強にけっこう役に立つ。

情報化社会の到来とともに詐欺犯罪は一層増えている。オセロ中島の一件以来、「すべての占い師は詐欺師である」という目で世間からは見られている。しかし、ホロスコープをよく分析すれば、本物の霊能者か詐欺師かぐらいはすぐに判別がつく。そういう意味でもこれからは、今までより積極的に犯罪者のホロスコープを取り上げていきたいと思う。

チャールズ・ポンジはいわゆる「ネズミ講」犯罪の元祖である。不特定多数に出資を求める詐欺の総称であるポンジ・スキームという言葉の由来として名を残している

チャールズポンズ
チャールズ・ポンジのホロスコープ(お昼の12時に生時設定)

Wikipediaによれば、彼は以下のように記述されている。
1882年、イタリア・ルーゴに生まれる。1903年に移民としてアメリカに渡り、国際的な通信販売のビジネスに乗り出すが、その際、海外で購入する国際返信切手券による切手の交換レートと実際の外貨交換レートに差があり、利ざやを得ることができることに着目。1919年から、90日間で40%の利回りが得られるとの触れ込みで出資者を募り、ニューイングランドを中心に数千人から数百万ドルもの大金を集めた。しかし、ポンジは資金を国際返信切手券の購入に充てず自転車操業的に出資者への配当に当てており、後の調査で破綻させることが前提の詐欺であることが判明、詐欺罪で有罪となり刑務所に収容された。

生時不明なので、太陽ラグナ中心で見ていくと、太陽からみた12室に減衰土星、火星、ケートゥと3凶星がアスペクトしている。逆行水星が邪悪、父性を表す8室支配をしている。8室、12室に特徴を持ち、明らかに陰謀にたけ詐欺行為を犯す特徴が出ている。減衰土星がアスバックしているので山羊座の用心深い打算性がうまくいっていた時もあるだろう。フィックストサインが多いことも経済犯罪を犯しやすい特徴である。移民の子というのもいかにも12室の特徴である。

チャールズポンズD10
ダシャムシャチャート

社会運を示すダシャムシャチャートは、彼の悲惨な運命を暗示する。生時は不明であるが、アセンダントと月以外の位置は変わらないので、ハウスを無視して惑星の位置だけである程度まで見ることができる。そうすると、目立つのはまず木星の減衰である。次が、逆行減衰の水星と減衰金星の相互アスペクトである。道徳性の低さ、狡猾ずるさが指摘できる。乙女座への惑星集中も分析力がネガティブな形で示される。世の中には詐欺的行為をしても運が強ければ犯罪にとわれることがない理不尽さもあるが、彼のように傷ついたチャートを持っていると、一時的にはよくても結局は悲惨な運命にあう。晩年はブラジルで病気と貧困に苦しんで死んでいっている。
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犯罪者のホロスコープ(3)[経済犯]井川意高〜子会社から杜撰な借金を繰り返す〜
井川意高は、大王製紙の前会長である。かれは子会社7社から取締役会の決議や貸借契約書の作成などが行われないまま、約100億円余りの借金をした。井川によるこれらの金も使途も不明なまま、約50億円が未返済となっていた。

これらの事実は2011年9月に発覚し、井川は同月、同年6月に就任していた代表権のある会長職を辞任した。事件が公になった後、大王製紙は井川を刑事告発し、翌10月には東京地方検察庁が特別背任の容疑での捜査に着手した。

彼の交友関係は派手でなことで知られている。政治家、芸能人、マスコミ関係者とつき合いがあった。その豪遊ぶりもよく知られ、六本木などでの夜毎の酒宴や、日本国外でのギャンブル、女性タレントやモデルとの交際などを盛んに行っていた。遊びでは、とりわけカジノを好み、マカオやラスベガスを度々訪れている。彼の借金の大半は、これらのギャンブルで使われたとみられている。

こういう常識はずれのモラルのない行動は彼のホロスコープにどこにどのようにあらわれているだろうか。少し分析をしてみよう。

井川意高
井川意高のホロスコープ(生時をお昼の12時に設定)

太陽が蟹座にある一方で、月は獅子座にアスペクトしている。こうした配置の時、太陽はその健全な働きをしなくなる。即ち、社会性がなくなり、公的な意識がなくなる。彼の背任行為の大きな原因はここにある。こうした太陽の働きの弱さは、ナヴァムシャやダシャムシャ等の分割図でも再現しており、太陽の傷つきはかなり強い。たとえばナヴァムシャでは太陽は減衰しており、彼の社会性のずれを増幅している。ラーシで彼の木星は29度07分のラーシサンディの位置にある。ダシャムシャでは木星が減衰し、誘惑に弱い性質を表している。木星の傷つきも又大きい。

双子座で火星と金星がコンジャンクションしている。一般的には女性問題を起こしやすいが、女性問題に限らず、華やかな世界の雰囲気には大変弱い人である。彼はギャンブル好きというより、六本木のクラブやカジノのような華やかな雰囲気に溺れる人である。

彼は水星支配の星座に惑星が集中している。水星は11室支配で2室のダーナヨガで木星からアスペクトを受けている。太陽から見た競争の6室もまた強い。つまり学問的な理解力や分析力はあり、試験にも強い。ここら辺が学問的な頭のよさと社会常識の欠如という矛盾の原因である。

因みに、彼の一連の行動は何を馬鹿なことをしでかしてという風にみられるが、一方で彼は東京大学の出身である。学問的頭はよいが社会的常識を欠く典型的なチャートと言えるだろう。

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犯罪者のホロスコープ(2)[性犯罪]内柴直人〜崩れた偶像〜
せっかくオリンピックで金メダルをとっておきながら、セクハラ事件でその地位を失った柔道選手内柴直人氏のホロスコープを分析してみよう。彼はアテネオリンピック男子66級、北京オリンピックと2回連続して金メダルを獲得した。現役時代の2010年4月より九州看護福祉大学女子柔道部コーチを務め、。2011年1月より客員教授に就任した。そして9月20日に女子柔道選手へのセクハラ事件を起こした。彼の栄光を考えると、犯罪者に分類するのはちょっと気の毒な気がする。ちょっと魔がさしただけなのではないかと思うが、罪は罪なので勉強の為に一応ここに分類する。

内柴直人
内柴直人のホロスコープ(お昼の12時に設定)

獅子座で土星、火星がコンジャンクションしている。武道系に優れた力を発揮するし、獅子座なので華やかな人気もある人である。双子座で太陽と木星がコンジャンクションで水星も定座にあり、本来犯罪を犯すような人ではない。太陽からみて2室水の星座の蟹座に金星がありなかなかイケメンでもある。ラーフ/ケートゥもよい星座に配置されている。なかなかよいチャートである。よいダシャーの時はきっとスポーツ選手として栄光を勝ち得るだろう。しかし、月はケマドルマであり土星もアスペクトしている。ここらあたりに彼の心の弱さがある。ラグナの位置が悪いと火星、土星のコンジャンクションは前述のように武道系なので傷害事件を起こす可能性もあり、実際に俳優・渡瀬恒彦の運転手に暴行、後遺症が残る怪我を負わせたが示談で済ませた過去がある。

内柴直人D9
ナヴァムシャチャート

しかし、この人はナヴァムシャはよくない。火星が4番目のアスペクトを金星にかけ、8番目のアスペクトを月にかけている。(月はこの場合時刻修正で10時40分から16時の範囲内であればこの見方ができる)火星は性欲を表し、金星も月も女性の表示体である。火星と月、金星の絡みはその他の分割図でも再現されていて、彼の女癖の悪さは根深いものがある。金星、太陽、土星と3つの惑星が減衰している。まさに女のために社会的地位を失う典型的な配置だ。魚座に木星/ラーフのグルチャンダラヨガがある。木星は定座だしラーフ/ケートゥの位置も悪くないので、このグルチャダラヨガは普通はそう悪くは働かない筈である。しかし、そこに減衰の金星がアスぺクトしている。普段は真面目でも何かの時に魔がさして性犯罪をしがちとなる。

今後の彼がどうなるかであるが、土星が支配する山羊座に月が在住し、そこに土星と火星がアスペクトする典型的なサンニヤシヨガを作っている。サンニヤシヨガは俗に「出家のヨガ」と言われているが、日本人の場合、実際に出家する人は少ない。こういう特徴が出ていると、彼の場合で考えられるのは、前非を悔いて精神的世界にその行き場を求め、求道的生き方をすると推測される。
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犯罪者のホロスコープ(1)〜三浦和義〜
ラオ先生の著書「運命と時輪」(通称、青本)の中に、犯罪を犯して逮捕投獄された人のホロスコープが出てくる。青本の中で示されているようなホロスコープの特徴が、犯罪者によく出てくるものなのか興味があるところである。青本で挙げている犯罪者の特徴は、以下の通りである。

1 6,8支配の凶星とラグナとの絡み
2 月と逆行する水星
3 ダシャーの悪い影響がある
4 土星トランジットの影響がある
5 出生図とドレッカナの位置
6 サルパドレッカナとニガラドレッカナでの惑星の存在

以下のホロスコープは、詐欺罪、殺人罪に問われて自殺した三浦和義のホロスコープである。犯罪者で生まれた時間までわかる人は少ないので、青本の記述を自分なりに検証する上で役に立つ。

三浦和義
犯罪者のホロスコープ〜三浦和義(保険金詐欺殺人罪)〜

まずアセンダントと月の両方からみて、6室支配の凶星の火星が7室に在住し、ラーフとコンジャンクトしている。12室支配の金星が8室に在住している。水星の逆行はないが、月は減衰しそこに火星がアスペクトするのでチャンドラマンガラヨガができる。強引な実行力によって経済的成功をもたらすと言われているヨガである。これなら金儲けのためなら詐欺も辞さないであろう。

このホロスコープを特徴づけているのは、サルパドレッカナの存在である。生来的凶星の太陽、土星は蟹座の20°〜30°の間に位置している。減衰の月、生来的凶星のケートゥも蠍座0°〜10°の間に位置している。M氏は4凶星がサルパドレッカナにある。そして更に、ラオ先生の「赤本」に指摘のある22番目のドレッカナにも問題がある。この位置は双子座サインにある。従って、その支配星である水星は悪影響をもつことになるし、そこに位置する金星も悪影響を受ける。

因みに三浦和義は妻に保険金をかけて殺し、保険金を詐取した疑惑(ロス疑惑)で逮捕されたが、この事件は1981年11月18日に起きている。この時のホロスコープは以下の通りである。

三浦和義、銃撃時
一美さん銃撃事件時のトランジットチャート

三浦和義は蠍座ラグナであるから、この事件が発生当時、マハーダシャーはケートゥであり、そこに逆行の土星がアスペクトをしている。水星にも10番目のアスペクトをしている。火星はラグナロードであり自室に8番目のアスペクトをしている。ラオ先生の犯罪発生状況のタイミングがよく出ている。

彼は日本の裁判では証拠不十分のため無罪判決となったが、その後、2008年2月にロサンゼルス郡上級裁判所が殺人罪を無効、共謀罪を有効とする判決を下している。それを受けてサイパン・北マリアナ上級裁判所が身柄をロサンゼルスに移送した後に拘置所内で自殺した。一部で無罪の主張もある。
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