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インド占星術におけるサイン

インド占星術におけるサインと西洋占星術におけるサインとは根本的に象意がちがう。どうちがうのだろうか。

アメリカのインド占星術家のJames Brahaは彼の著作「Ancient Hindu Astrology for the Modern Western Astroology」の中でこう書いている。

”サインはまったく無視はされていないが、非常に基本的な簡単な方法で使用される。たとえば、双子座アセンダントの生まれの人は、そのサインの支配星は水星なので知的志向性が強いと言われている。或いはある占星術家は火星支配のサイン(たとえば蠍座)に位置する金星は人に強い性的情熱を与えると記している。しかし蠍座の金星について嫉妬、激烈、利己的と記述している西洋占星術の説明はサインの説明の限界を逸脱している。特定のサインとそこに位置する惑星の混合に基礎をおいて単純な記述があるにすぎない”

確かにインドの古典を読んでも、サインについては男性/女性,奇数/偶数、活動・固着・柔軟、方向、身体部分、四足獣・2足動物・昆虫、カースト等々に分類・記述されているだけである

サインのイメージを過剰に膨らませていると批判されている西洋占星術おいてさえ、古典占星術中では新しい時代に属する「Horary Aastrology plain & Simple」の中で、各サイン毎に支配星、高揚、減衰、損傷、表示、場所、身体部位、色、が記述されているだけである

現代西洋占星術でもマーガレットホーンの著作ではやはり同じような記述になっている。私の知る限りではルルラブアの晩年あたりから段々に心理的要素が入り込んできたように思う。それにつれてインド占星術の中でもアメリカのヴェーディック系の占星術の中に、インド占星術なりのサインの象意を膨らませてきた本が見受けられるようになった。もしそれらの本を最初に読むとあたかも古代インドの頃からサインにこのような意味があったのかのような錯覚に陥る。実は私がそうだった。しかし他の著作を読むにつれどうもサインに関してはちょっとちがうと段々に気づいてきた

確かにインド占星術ではサインは簡単に書かれているが、サイデリアル方式を採用するインド占星術ではサイン=ハウスなのでサインについてクドクド説明する必要はないのだろう。しかし、インド占星術においても三要素、四元素、支配星を組み合わせた過剰にならない範囲内でのイメージの組み合わせ位の象意なら、許されるというかむしろ豊かなイメージを与えてくれると思うのだが、どうだろうか。

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野村克也〜弁舌巧みで情報操作に長けた双子座人間〜
東北楽天イーグルスの前監督の野村克也氏を知らない人はいないだろう。緻密なデータ管理野球を行う、弁舌さわやかでユーモアに溢れる、礼儀知らずの人間を嫌う、マスコミによく出演する、多くの著書を出している等々、強い水星の影響を受けていると思われる特徴がうかがえる。

野村克也写真
通称「ノムさん」こと野村克也氏

野村克也
野村克也氏のホロスコープ(お昼の12時に設定)

野村克也氏のホロスコープをみてみよう。風のサインが水星、太陽、ケートゥ、木星、土星と5つある。知的でクールだが世間の評判を気にし、マスコミへのサービア精神が旺盛である。それでいて火のサインの激しさや水のサインのようなこだわりをもたず、飄々としてさっぱりしているのが特徴である。まさに野村克也氏のイメージとよく一致している。月からみた2室は双子座であり水星は定座に位置している太陽とケートゥも在住し、2室のさわやかな弁舌、双子座の外部情勢への俊敏な対応と情報収集力がある。太陽から2室には金星がありさわやかな弁舌の持ち主であることを示す。

野村克也氏の場合、それだけではない。太陽からみた8室にはムーラトリコーナの土星があり、12室には高揚の月がある。火星は乙女座にある。双子座パワーで集めた情報を、緻密な野球戦術に活用する作戦力、言い換えればよい意味での陰謀能力に長けている。しかし、彼はラーフ/ケートゥは射手座/双子座軸にあり、水の星座に凶星が入っていないので陰険さはない。

月は高揚し、ナヴァムシャでも金星は高揚しているので大変な人気ものである。面白いのは、太陽からみると7室にラーフがある。彼の奥さんのサッチーはご存じの通り猛妻である。4室に火星があるのでこれまた嬶天下の家庭である。占星術というのはよく本人の特徴が出るものだなと思う。
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水のサインと霊能力

私の占星術の立場は「反オカルト」である。しかし、だからと言って、神秘現象そのものを一切否定するとか、占星術によって一切の収入を得てはならないということを言っているつもりはない。霊能力にかこつけて庶民を騙す霊感商法や、いい加減なアドヴァイで法外な料金をむしり取るようなう占い師の存在を否定している。だが実際に時々、えっと驚くような霊能力の持ち主に出会うことはあるし、努力と才能に応じたリーズナブルな料金をいただくことは商業主義とは言わない。

一般的にホロスコープの示す特徴が幾重にもわたる特徴によって強調される時、さまざまな事象が実際に現象化する。霊能力の顕現も同じである。

水のサイン
水のサインの影響の強い人のホロスコープ

水のサインの多い人は、感受性が強く外見は物静かだが内面の感情は激しい。そして霊的体質の持ち主であると定義されている。これを言葉だけの問題ではなく実証するのは難しい。だが、水のサインの影響が強すぎる人は霊能力を発揮する傾向にあることは、今までの経験から確かと思われる。

上図のホロスコープの持ち主は、まず蟹座が惑星集中している。これだけでサンニヤシヨガが成り立つ。その中に太陽と高揚の木星がありスーリアグルヨガができている。月からみると12室にこれら惑星が在住する。12室木星、ケートゥ在住はこれまたサンニヤシヨガである。非常に高い精神性を示す。その木星は魚座と蠍座の水のサインにアスペクトしている。牡羊座に火星がありこれが8番目のアスペクトを蠍座かけている。これで水のサインが見事に強調される。

話を聞いてい見ると、実際に透視、予知、正夢、物品移動等々さまざまの神秘現象を経験している。あっ、この人は本物だなと思った。インチキ霊能者のはびこる中で、数少ない本物である。月からみて5室が蠍座、9室が魚座でトリコーナハウスに水のサインがあり、12室木星ケートゥのサンニヤシをもつせいか、いわゆる妖しい系の雰囲気はない。健全な心身をもつ修行者という感じを受ける。

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インド占星術と西洋占星術(2)〜サイン区分の違い〜
西洋占星術、週刊誌や軽い占星術本等で、自分の太陽の星座の位置はほとんどの人が知っている。占星術を信じる人もそうでない人も自分が何座に属し、「だから私はこうなのだ」「だから彼女はああなのだ」と言う軽い世間話は誰もがする。その位ポピュラーになっている。いわゆる「太陽占星術」である。その太陽占星術というのはけっこう歴史の古いものらしい。

その話はここでは置くとして、そういう占星術環境に慣れた人が始めてインド占星術を学ぶ時に戸惑うのが、「アヤナムシャ」(歳差)である。その前に太陽サインの位置とアセンダントを勘違いしている人もけっこう多くこれも初学者には説明を要することである。アセンダントサインが双子座であると思っていた人が、インド占星術では獅子座になると知って驚く人がけっこういる。インド政府が公認しているラヒリの説によれば、2000年1月1日時点でのアヤナムシャは23度51分である。その分だけアセンダントの位置が前にずれることになる。そうするとインド占星術と西洋占星術とでサイン区分の惑星の数が異なってくる。

麻生太郎2
麻生太郎のホロスコープ(インド占星術)

これは麻生元首相のホロスコープであるが、このチャートでサイン区分をしてみよう。そうすると3要素では、CFM=4:1:4、4元素では、火地風水=4:3:0:2となる。3要素でも4元素でもカーディナルサインや火のサインが優勢な人である。そう言えば、一連の失言問題や軽率な対応がめだった人だが、それを非難されても少しも悪びれるところのなかった人であった。総選挙で負けても、「私の責任だからやめます」とだけ言ってあっさりと身を引いてしまった。政権党を降りるという深刻な表情など微塵も見せなかった。さすが活動サインの優勢なさっぱりした人という印象をもつ。彼をみる限り、インド占星術における「サイン」はけっこう強く働いているように思う。月と木星でガージャケサリヨガを作っていたり水星がムーラトリコーナになっていて、それなりにリーダーシップのとれる力を持っている人である。

麻生太郎1
麻生太郎のホロスコープ(西洋占星術)

一方、これを西洋占星術のホロスコープでサイン区分をしたらどうなるだろう。CFM=1:6:3で、火地風水=2:7:1:0となる。こんどは受動的だが頑固な地のサインや、堅実かつ現実的なフィックストサインが優勢となる。唯一カーディナルサインにある天秤座の水星が金星とセクスタイルを組んでいるので、数は少なくてもカーディナルサインはそれなりに効いているとは言えるだろう。

ここでこれだけをとらえて、麻生元首相は活動的か保守的頑固かを論ずることは意味がない。ある部分だけを切り取ってどちらが正しいかを判断することはできない。占いはもともとシステムとしての約束事であるから、全体を比較しないと意味がない。インド、西洋の両方のチャートをトータルに分析すると出てkる結論はそう変わりはない。しかし視点や切り口が違いはあるので、どんな出方の違いがあるかがは認識する必要があるだろう。
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クロード・モネ〜素晴らしき蠍座パワー〜
実は私の金星は蠍座にある。かつて、私のことを好きだったらしい占い研究会のある女性が、仕事仲間の女占い師に相談したことがあるらしい。そうしたら「本多先生は一度好きになったらしつこいから気をつけなさい」と言われたようだ。冗談じゃない。気に入った女性に対してなら生涯の愛を貫くのが誠実な態度だろう、生涯の愛を貫くには蠍座的な執念がなければできない筈だ、と内心腹立たしい思いをしたことがある。金星蠍座と聞いて「異性にしつこい」という紋切り型のキーワードしか思い浮かばないような奴は、占い師失格だ。そんな薄っぺらな人間観察力しかない人は占い師の資格がない。金星蠍座の解釈はもっと多様でポジティブな面もある。

嫌がる異性にしつこく迫ればいわゆるストーカーだ。金星蠍座は最悪に出た場合、そういう一面もある。でもそんな出かたをする人は少ない。、自分の好きな何かに対して、困難に挫けることなく生涯をかけて取り組む情熱こそ、金星蠍座の真骨頂である。そういう生き方をした素晴らしい人物を紹介しよう。

モネ
クロード・モネのホロスコープ

クロード・モネはフランスを代表する印象派の画家である。「光の画家」の別称があり、時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化を生涯にわたり追求した画家である。モネは印象派の画家の中で最も長生きした人物で、有名な「睡蓮」の連作等を残している。ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン等はやがて印象派を離れていくが、モネは終生印象主義の画風を追求し続けた。このように生涯にわたり一つのテーマを追求し続ける生涯こそ、まさに蠍座のカルマをもつ人間の生き様なのである。

睡蓮
睡蓮:モネ作

彼のホロスコープを見れば分かる通り、太陽から見た2室蠍座に4惑星が集中している。火星は4番目のアスペクトを蠍座にかけ、月は7番目のアスペクトを蠍座にかける。太陽とラーフ、ケートゥ以外はすべて意識が蠍座に集中している。情熱を傾けた何かに対して、終生かけてこれを追求する蠍座パワーが満開する生き方をすることになる。かれの画風にもこれは表れている。画風というより絵画にたいする態度が出ている。睡蓮というテーマにこだわり、これを徹底的に追求している。彼の絵は必ずしも情緒的ではない。しかし、こだわりをもつテーマに深い洞察を試みようとする態度はまさに蠍座パワーそのものである。彼の画風については印象派の専門家の意見を少し聞いてみた方がいいだろう。

金星からみて10室に火星とケートゥが在住する。伝統の破壊者として非難されそれと闘った職業人生である。印象派は今でこそ芸術として認められているが、モネ、マネ、ドガが始めた頃はまさに絵画芸術の破壊者としてサロンから非難された。ケートゥの支配星の太陽は減衰し、社会的屈辱を味わう運命にある。

モネの月は金星からみて7室にある。金星は牡牛座の7室にアスペクトバックしている。彼は愛妻家として有名であり、有名画家の中では最も夫婦仲のいい一人である。月は高揚の位置にあるが同時にケマドルマヨガでもある。画家として社会的な名声を保ち、2室に惑星集中している所からその絵もよく売れたであろう。よき生活を楽しむこともできた。反面、昔の仲間はみんな去っていき、一人「印象派」の画家として生涯を貫いた。その生涯からは深い孤独感が感じられる。

月からみてすべての惑星がケンドラに在住し、名声、長寿を意味する「チャーマーラヨガ」を形成している。蠍座惑星集中は同時にサンニヤシヨガでもある。パリ郊外のジベルニーに居を構えて、わずらわしい画壇の世界から遠ざかろうとした所は、まさに出家隠遁者の生活態度である。

クロードモネもダシャーを分析するにはレクティファイをかける必要があるが、彼の生涯の経歴は伝記や研究者の本でよく分かっているので、いずれやってみるつもりでいる。
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犯罪者にみるサイン(星座)の偏り
元厚生官僚とその家族を襲った犯人の小泉毅の父親が、記者の質問に答えて息子の誕生日について答えていたのを聞いたので、さっそくホロスコープを作ってみた。ただし時間は分からない。だからこの日の生まれの人がすべて同じであると言うことはない。時間によるアセンダントと月の位置の違い、生ま育った環境の中での本人の意識の持ち方の違いにより運命はかなりちがったものになる。

彼のホロスコープを一見して異常に思うのは、惑星在住の極端な偏りである。CFMの区分でいくとすべてがカーディナルサイン、火地風水では地のサインが7個を占める。思考は慎重かつ計画的であるが、表面に見える行動パターンは活動的行動的そのものである。今回の事件も周到な計画を練り、一旦決心したら敏速に行動に移っている。

小泉毅
厚生官僚を襲った小泉毅のホロスコープ

金星が太陽と同じハウスに入りコンバストになっている。偏った幼稚な愛情のトラウマを物語る。現段階の捜査状況では特に背後関係はないらしく、もし嘘でないとすれば30年前の飼い犬の恨みという異常と思える動機となっている。月と木星がケンドラ関係で一応はガージャケサリヨガであるが、この場合、木星は減衰しており、太陽ラグナでみたら3、11支配となっており決してよい作用はしない。ヨガさえあればうまくいくなど言う見方は決してしない、

土星支配の山羊座に7惑星が集中しているが、すべて凶星である。水星はラーシサンディ、木星は減衰、金星はコンバストしていて、太陽、火星、土星は生来的凶星である。せっかくの金星、木星コンジャンクションもこれでは凶星化してしまってよくは働かない。おまけに火星が高揚して、土星支配の山羊座に悪い影響を及ぼしている。

唯一残る月に対しても、凶星の土星が10番目のアスペクトし、月も凶星化している。彼の場合、ナバムシャの状態もよくない。蠍座のビンドゥが46点もあり、ここにラーフがアスペクトしている。これは異常なばかりの執着心、残虐性をもつ要因となる。こうしてみると基本的によい要素のないチャートである。
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インド占星術におけるサインの働き(1)
インド占星術はサイデリアル方式のホールサインシステムを使うので、サインとハウスが一致する。西洋占星術におけるようなサインとハウスのずれがない。又、西洋占星術のようにレジモターナス、プラシーダス、コッホ方式等々20以上もハウスシステムがあると言われていて、どれが絶対的に正しいかの決め手はない。それに対してインド占星術ではホールサインシステム一つだけだ。だからこそインド占星術はハウスシステムがよく機能するとも言える。ンド占星術ではサインの位置=ハウス位置であるため、ハウスを重視した見方をする。

そのために、一部のインド占星術研究者はサインを軽視しがちである。しかし、インド占星術においてサインは十分に機能する。リーディングの時にハウスを重要視するからと言って、サインを無視した見方をするのは間違いである。たとえば、惑星の品位を見るときに、金星が魚座高揚し乙女座で減衰するという法則は、明らかにサインの性質と惑星の性質との相性の問題からくる。水のサインで強い情緒性、霊性を示す魚のサインでは、同じく強い情緒を表す金星は場を得て強く働きやすい。しかし、地のサインで現実性や論理重視の乙女のサインでは金星のもつロマンティックな性質は十分に働くことはできない。

サイン
南インド方式のサインの並べ方


又、ある惑星が水のサインと火のサインの間、つまり魚の29度から牡羊の1度までの間にある時、ガンダータとして嫌う。これも水と火が正反対の性質をもって衝突する所にその理由がある。出家のヨガと呼ばれるサンニヤシヨガでもそれがよく機能するサインとあまり強く出てこないサインがある。恋愛の星と言われる金星にしても、それがどのサインに在住するかで恋愛結婚の在り方は大きくちがう。天秤のサインに金星が在住すれば芸術へ情熱を注ぐことはあっても恋愛問題では極端行動はとらない。それが隣の蠍のサインに金星がある時は、愛情問題では強く執着とセックスがらみの問題が生じる。

このようにインド占星術においてもサインはちゃんと機能する。インド占星術においてチャートを深く読む為には、やはり各サインの性質を深く理解しておく必要がある。
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