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オバマ大統領の危険な兆候(3)
最後に、ヴィムショッタリダシャー、ジャイミニチャラダシャー、トランジトとみてきたが、ヴァルシャハラ(ソーラーリターン)で2010年の彼の運気を見てみよう。こういう見方はないと思われているむきがあるが、インド占星術には太陽回帰を見て行く見方は当然ある。ヴァルシャラと呼ばれ、パラーシャラ方式やジャイミニ方式と並ぶインド占星術の大きな柱である。

ラーシチャート
ラーシチャート

2010バルシャハラ
2010年のアニュアルチャート

バラクオバマのラーシチャートとアニュアルチャートを比較してみよう。ラーシチャートのラグナはアニュアルチャートのラグナから見て6室になる。又、アニュアルチャートのラグナはラーシチャートからみて8室になる。アニュアルチャートのマラカにあたる2室乙女座には、火星、減衰の金星、6、7支配の土星が在住している。ラグナの支配星の太陽はラーシからみて7室、アニュアルチャートからみて12室に在住している。こんな形でアリシュタヨガを形成するのでかなり危険性が高い。だが2室に魚座から定座木星がアスペクトしている。月は高揚し強い生命力を表す。これらによりアリシュタバンガとなるので、危機から脱せる余地は十分にある。

ムッダダシャー
ムッダダシャー

アニュアルチャートにおいてラーシチャートのヴィムショッタリダシャーに対応するのがムッダダシャーである。そのムッダダシャーを見ると、2010年9月12日〜18日は土星/火星期であり、凶星の土星と火星の働きが活性化する時にあたる。ヴィムショッタリダシャー、トランジット、ヴァルシャハラ、ムッダダシャー等を総合するとここ4〜5日が最も危険な時期と言わざるを得ない。だが私は「占星術師、オバマの暗殺を予言」などという虚妄のアジテーションは嫌いだ。できればはずれて欲しい。

星の配置が危険だからと言って必然的に起こるというものではない。もし連邦警察がオバマの警護を怠ればかなり危ないとは言い得る。しかし、今が危険な時期であることをよく認識し、オバマの身辺警護をこの時期により強固なものとするならば、こうした災難は避けうる。死亡なら重傷に、重傷なら軽傷に、軽傷なら無傷で済ますことは可能である。安全確保の体制整備は占術の予言より優先する。占いは「転ばぬ先の杖」ではありうるが万能ではない。

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アニュアルチャート(ヴァルシャハラ)
アニュアルチャート(ヴァルシャハラ)とは西洋占星術で言うところのソーラーリターンのことである。インド占星術にはプログレッション(ソーラーリターン)はないと思っている人がいるがとんでもない話である。インド占星術ではご存じの通り長期の予測技法としてダシャーがある。ダシャーの数はおよそ30種類位ある。その内最も当たるとされているのがヴィムショッタリダシャーである。まずはヴィムショッタリダシャーが正確に読めるようになることが優先課題である。次いでヨーギニーダシャーとジャイミニチャラダシャーである。ここまで使いこなせれば、殆どのことは読めるであろう。技法マニアの人のために更にその次はということになると、カーラチャクラダシャーとアショッタリダシャーを挙げることができる。しかしこれらをすべて使いこなせるようになるのは容易なことではない。凡人の能力なら消化不良をおこして中途半端で終わってしまう恐れがある。短期の予測としてはトランジットやアシュタカバルガがある。インド占星術では更にそれに加えて生時の太陽の位置に翌年戻ってきた瞬間のチャートをもって、その次の1年間の動きを予測するヴァルシャハラと呼ばれる技法がある。

この場合大切なことは、生まれた時間が正確であることと、アンタラダシャーやプラアンタラダシャーと比べてどちらを優先するべきかの判断である。

時間が正確である必要があるという点では、個人の出生図を見ることもできるが、イベントチャートやその一年の動きを知るマンデーンの一環としてトとして持ちいると効果的だと思う。

varshaphala1
Aさんの出生図

上図はAさんのネイタルチャートである。Aさんは2009年9月2日にある事故に巻き込まれた上、暴力による死にあっている。この時期がどうであったかは、ダシャーやトランジット等でもちろん把握できる。この時はラーフ/金星期である。ラーフは2室にあり、金星は6室に在住している。そして魚座ラーフの支配星である減衰木星は12室にあって2室と11室を支配している。そこから金星がアスペクトを受けている。1室の支配星、マーラカ、ドゥシュタナと絡むので完全にアリシュタヨガが成立する。しかし、同時にアニュアルチャート(ヴァルシャハラ)でもみていける。

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Aさんのアニュアルチャート

これはAさんが60歳を迎えた年のアニュアルチャート(ヴァルシャハラ)である。ムンタ(ネイタルチャートのラグナの位置)は水瓶座にあり、アニュアルチャートでは突然の災難を意味する8室にある。土星は2室に在住しネイタルチャート同様に寿命にかかわるマーラカハウスにある。木星は逆行して8室にあり、災難を意味する6室を支配している。ヴィムショッタリダシャーの期間を1年間圧縮したムッダダシャーでも土星期になり肉体的損傷をもたらす時期となる。この段階までみれば、この年が異常事態が発生する年であることが分かる。更にダメを押すべく、ナヴァムシャチャート、シャームチャート、トリパタキチャクラも同時に使用してみていく時もある。

しかし、ヴィムショッタリダシャーが正確に読めるなら、ここまでの手続きを取らなくても、特殊な事例を除けばほぼ同様の精度で見ていける筈である。
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