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手塚治虫に見るラーフとGKY

時の経つのは早いもので、手塚治虫が盛んに作品を書き人気のあった時代は遠く過ぎ去った。彼の代表作品である「鉄腕アトム」や「火の鳥」「ジャングル大帝」「アドルフに告ぐ」等々テーマ性のある漫画について子供心に何となく感じていたことだが、彼の生涯を調べてみるとやっぱりそうだたのかという思いを深くした。彼はもともとは医学部卒業の昆虫好きということだそうだが、漫画の中にもそういった特徴はでている。「生命」というのが彼のキーワードなのだそうで、「戦争や災害の犠牲者をからかう」「特定の職業を見下す」「民族、国民、そして大衆を馬鹿にする」描写だけはしてはならないということを述べている。ロボットが人間以上の能力と感情をもつ、不死鳥として永遠の命を長らえいろいろな人生模様をみていく。当時はまだ科学技術に対する夢があり、生命に対する夢と挑戦という時代だったのだろう。

手塚治虫D1,D9

さて手塚治虫のラーシチャートを見てみると、9室牡羊座に木星がありそれが5室にアスペクトバックしている。木星はナヴァムシャでは高揚している。高い思想性に裏打ちされた芸術表現をしている。さらに5室には技術の火星と大衆的人気の月がアスペクトしている。火星と月はコンジャンクションして財運を示すチャンドラマンガラヨガであり、さらに好奇心を表す3室には2、11支配でダーナヨガの水星がある。この水星はヴァルゴッタマであり漫画で十分に飯が食えるだけの才能と運を持っている。

手塚治虫D10

手塚治虫というと長時間労働の仕事人間ということで有名なので仕事に関連する部分も見ていきたい。まずラーシチャートの10室には「飽くなき執念」を表すラーフがある。しかも牡牛座の位置は高揚のラーフである。ここに厳しさを表す土星がアスペクトしているので自らを鞭打って働いたことだろう。更にダシャムシャを見てみると、木星高揚、火星定座、月がアスペクトしている。専門意識の強い人だったと思う。月と木星がガージャリケサリヨガであり、ナヴァムシャでも月と木星でガージャケサリヨガを形成している。彼は多くの漫画大賞や文部大臣賞などを受賞しており、その名声は今も続いている。まさに「永続する名声」である。

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渡辺貞夫と栄誉賞

渡辺貞夫は薩摩琵琶師の父親の元で生まれ、演奏会を聞いて感動してジャズミュージックの世界に入った。サックス奏者・フルート奏者である。ジャズ教育のメッカであるバークリー音楽大学で学んだ。活躍の主な舞台は専ら海外である。

渡辺貞夫

渡辺貞夫のホロスコーブ

渡辺貞夫D9

  ナヴァムシャチャート

渡辺貞夫の奥さんは賢妻といわれているが、なるほど7室支配の月が4室にありヴァルゴッタマである。逆行火星と太陽が1/8の星座交換をし、土星は1室で太陽とコンジャンクションしている。伝統音楽分野以外での器楽分野での活躍と栄誉を得ると読めるる。海外を示す12室には土星がありそこに木星がアスペクトしている。海外での音楽活動の成功を物語る。

渡辺貞夫ダシャー1

渡辺貞夫ダシャー2

ヴィムショッタリダシャー

彼は多くの栄誉賞得ている人であるが、その受賞時のダシャーを見ると非常に面白い。大きな栄誉賞を貰っている時は、必ずと言っていいほどラーフとそこに強いADが絡んでいる事である。以下に示す通りである。

1988年5月 ロサンゼルス名誉市民賞受賞。(土星は定座)ヴァルゴッタマ)

1995年11月 紫綬褒章受章。(金星はヴァルゴッタマで木星のアスペクト)

1996年 米国バークリー音楽大学より名誉音楽博士号授与。

2014年 栃木県名誉県民。(MDは木星、ADはラーフ)

2015年10月、ブラジル政府より「リオブランコ国家勲章」が授与される。

ラーフの象意に「勲章」という意味があるが、なぜ凶星のラーフにという気がするが、確かに人がいわゆる「○○賞」を貰う時はラーフが絡む時が多い。

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スーパームーンをめぐる占星術の話

9月28日は満月に加えて月が地球に最も近づく日になる。そのため月が大きく見えるスーパームーンの日となる。残念ながらこの日は雲が多く出て、見事なスーパームーンは見ることができなかった。

20150928スーパームーン.jpg
  スーパームーン

古来より月の満ち欠けを始めとする月の光の作用は人の精神状態や生活に影響を与えると信じられてきた。インド占星術では月の影響を重視し、月に関わるいろいろの見方がある。月の在住する星座の本人の精神状態への影響、月のナクシャトラの性格や相性の見方、月のナクシャトラによる「ダシャー」と呼ばれる運命サイクル、太陽と月の相対的位置を問題とする「パンチャンガ」というムフルタ(日取り選定)の中核的技法等々がある。月の「見えざる力」を古代人は深く信じてきたようだ。

しかし現代の科学は月の満ち欠けは人間の精神状態に影響を与えないという結論を導き出した。カナダのラバル大学の心理学者の研究チームはパニック障害や自殺行動、原因不明の胸の痛みなどを持つ入院患者770名の患者を3年間にわたって調査した。研究チームは患者の症状と月の満ち欠けとの関係を調査したが、特別の因果関係は確認されなかったという。ただし満月前の1週間は不安発作の発生症状が32パーセント低下したという傾向パターンは確認されている。研究チームのGenevieve Belleville教授は今回の研究によって、精神的な症状と月の満ち欠けの関連性は全く無いことが証明されましたと言っている。

しかしこの研究結果が直ちに占星術を否定することにはならない。精神的症状と月の満ち欠けの関連性だけに焦点を絞って統計的に検証していけばそのような結論はでるかも知れない。しかし占星術の月の見方はもっと多様で複雑である。精神的症状を示す占星術的指標は月以外にも多くある。占星術では一つの特徴ではそうであってもそれを打ち消す特徴が他にあればそれは現象化しない。月が減衰している人でも、それが満月の位置にあったり火星や木星のアスペクトを受けていれば出方は全く違う。ハウスの位置が違えば吉凶もちがう。潜在意識の持ち方、精神力のあり方、運気との関係、日の吉凶等々はまた別の見方をする。そういう総合的な研究を期待したい。

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最低星位にある3室及び6室の支配星の拡張概念
うちゃのブログにこんな事が書いてある。以下に引用する。

ラグナ・ロードが高揚するか、定座か、あるいは、ラグナにアスペクトするなら、6室、8室、3室に在住して減衰する惑星はラージャヨーガの結果をもたらす。(『ブリハット・パーラーシャラ・・ホーラー・シャーストラ』の第39章、電子書籍『パーラーシャラの例外則』から引用)
    
最低星位にある3室の支配星と6室の支配星(3室と6室に在住している最低星位の惑星についても言えることです)が、とても良い結果をもたらすことは間違いありません。(『ラオ先生のインド占星術、運命と時輪』下巻16ページ)

最低星位にある3室の支配星と6室の支配星(3室と6室に在住している最低星位の惑星)がよい結果をもたらすという「特別の法則」については私も非常に興味がある。

ちょっとみると、ヴィーパリータラージャヨガの概念とよく似ているように思える。一口で言うと「マイナスのマイナスはプラスである」という考え方では共通している。ヴィーパリータラージャヨガとは6室,8室,12室の支配星が自分の支配するハウス以外のハウスに在住すると成り立つラージャヨガである。つまりドゥシュタナハウス間で成り立つラージャヨガである。これに対して「特別のヨガ」は原則ウパチャヤハウスに適用される法則である。それでは8室と12室にもこれが当てはまるかどうか拡張概念として考えてみたくなる。

基本原則を確認すると、ハウス分類として
3室 ウパチャヤ
6室 ウパチャヤ、ドゥシュタナ
8室 ドゥシュタナ、中立
12室 ドゥシュタナ、中立

となる。そうすると「特別の法則」とは「ウパチャヤハウス」である3室、6室に関してのみ成り立つものなのかなと思える。しかし実際のリーディング例をいくつか見てみると、8室にも当てはまるのではないかと思えるし、12室も弱いとはいえ何らかの考慮が必要なのではないかと思われる。12室の場合は、幸運をもたらすというより不幸はもたらさないという弱い意味あいでしかないが、無視はできないと思う。そもそも「減衰(最低星位)」の惑星というのはなかなか不思議な作用をもたらしているので、それらを含めてこれからの研究していくテーマになるだろう。
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野村沙知代〜逆境にめげぬ生涯〜
生涯現役を名乗った名名監督野村克也氏の妻、野村沙知代のホロスコープを見てみよう。サッチーとしてタレントで売り出してた反面、wikipedia等を見ると、社会的一般通念として考えると不名誉なこととが書かれている。ちょっと首をかしげたくなるが、そのまま放置されているということは真実性が高い考えていいのかもしれない。出生時間が不明なのであまり突っ込んだことには踏み込めないが、そんなことも参考にしてホロスコープを見てみる。

野村沙千代.jpg
野村沙千代ホロスコープ(生時は不明)

彼女の人生の特徴としてあげられるのはやはり男運の悪さだろう。まず月はケマドルマヨガである。夫を示す太陽はラーシでは火星、ラーフとともにありナヴァムシャでは減衰している。本人の社会性は大いに傷ついているし、それとともに夫で苦労するとも言える。この場合の夫とは必ずしも野村克也氏のことばかりでなく米軍将校と結婚としていたり、野村氏との結婚の経緯もスムーズではなく、その他全般の男性遍歴では苦労していると言えるだろう。魚座の太陽、火星、ラーフの3凶星は同時に7室ケートゥにアスペクトしているので夫を同時に傷つけてもいる。野村克也氏も彼女の種々にスキャンダルや脱税問題等で、野球人生そのものに悪影響を蒙っている。

野村沙千代D9.jpg
 ナヴァムシャチャート

しかしその障害多い人生を歩んできた割には、彼女は社会的に成功者だ。他に強い特徴がある筈である。ラーシ、ナヴァムシャともにガージャケサリヨガができるが品位はけっしていいとは言えないがパワーにはなっているだろう。ラーシでは月は金星、火星、土星からのアスペクトを受けていて天秤座の「世渡り上手」の才能はかなりある。ナヴヴァムシャでも月は双子座でやはり社交性がある。水星はヴァルゴッタマであり月の光も強い。太陽からみると2室に金星、水星があり、話し上手、家族思いの特徴がでる。こんな点が種々のスキャンダルにもめげることなく彼女を有名にした原動力だろう。

木星は高揚するがハウス支配は悪く機能的凶星である。土星もニガラドレッカンの範囲にありこれも凶星化している。木星、土星ともにパワフルなだけに、裏目にでるときな臭さが残る。そのような人生を歩んできたことは否定できないようだ。
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月の減衰
減衰惑星はいろいろ不可思議な働き方をする。インド占星術においてもっと研究しなければならないテーマだろう。月の減衰ももちろん研究対象だ。

栄久庵憲治
月の減衰をもつホロスコープ

上のホロスコープは工業デザイナーとして成功した人物のホロスコープである。水星が強くそこに火星、土星が絡んでいるので工業デザイナーに向くであろう。生まれた時間は早朝である。太陽の両側に惑星があるのでウバヤチャリヨガとなる。木星と月はオポジションでガージャケサリヨガとなる。そして月は減衰している。減衰惑星は単にその惑星の働きが弱いだけで、成功しないということではない。この人は専門分野ではいろいろ実績を残している人だが社会的には無名である。殆どの人が名前を知らない。月には「大衆」の象意があり、この惑星が減衰していると大衆的な人気を博して成功することは難しい。しかし専門分野では知る人ぞ知る人物である。このように減衰惑星があっても、ホロスコープ全体がよければ、それなりに社会的に成功はするが、同時に減衰の弱さも併せ持つことになる。
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ラーシで高揚、ナヴァムシャで減衰
いろいろな人のホロスコープをみていくと、木星なり金星なりの同じ惑星がラーシで高揚(減衰)しナヴァムシャで減衰(高揚)するチャートを時々みることがある。これはどう読んでいくのか戸惑うことがある。

木星高揚
ラーシで木星が高揚

木星減衰
ナヴァムシャで木星が減衰

上図のようにD1で木星が高揚し、D9で木星が減衰するとどういうでかたをするのだろうか。ラーシチャートで木星が高揚していれば保守的伝統重視のタイプで知識欲があり上司運もあり、若い内はともかく中年期以降は道徳的な行動をする。もっとも上図のようにドゥシュタナの8室に木星があると、木星の徳がだいぶ損なわれる。ところがこれでナヴァムシャの木星が減衰していたりすると追い込まれたり岐路に立たされた時に別人か思うような驚くべき行動をする。普段の保守的道徳的行動とはうってかわり、上司教師を無視したり、掟破りの行動、秩序破壊の行動を平然と行う。その結果、自ら運を損なったり信用を無くしたりする。観察しているとこのような傾向がみられる。ラーシチャートは全体を示し。ナヴァムシャは深いレベルの意識や結果を示すものと考えるとこのことは納得がいく。深い潜在意識部分が、追い込まれた時に顕在化するのだろう。

このことは金星、土星、太陽等他の惑星が高揚減衰の両用の出方をしていると、似たような極端な行動になって現れる。
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生来的吉凶と機能的吉凶の判断
インド占星術と西洋占星術のどちらがポピュラーかといえば、西洋占星術である。西洋占星術はマスコミで盛んに取り上げられ、一種のファッションにすらなっている。それに比べるとインド占星術はその存在がやっと知られてきた程度である。それもインド占星術は西洋占星術の亜流位に思っている向きすらある。他ブログ等で西洋占星術の知識をもとしにてインド占星術の批判をしている記事を見かけるが見当違いも甚だしいと思うことがある。例えばインド占星術のホロスコープが時計回りで展開すること知らずに、あそこが違うここが違うと言っている人すらいる。確かに惑星の運行をベースにしてサイン、惑星、ハウスで見る占いという点では共通であり言語も同じ言葉を用いているが、それぞれの意味が微妙に、時にはまったく違う。陰陽五行を基礎とする中国占術流に考えたら、まったく異なる占いと言ってっていいだろう。

そういう意味で、インド占星術を本格的に勉強してみると、その概念の違い、構造の違い、緻密さに接すると驚くようだ。ハウスシステム、惑星の吉凶、分割図、ダシャーシステム、パラーシャラ系以外のインド占星術等々インド占星術には明らかに独自の占星術体系がある。マスターするのにどれくらいかかるのかと聞かれるので、基本的概念を理解するのに3年位、高度のレベルを目指すのであれば一生物と答えている。もしかして死んでジョーティシャの家系に生まれ変わって、幼い時から占星術の勉強に励んでそれでやっと一人前になるのかもしれない。

インド占星術には惑星にすら生来的吉凶と機能的吉凶がある。木星が吉星、土星が凶星というのは生来的吉星、生来的凶星の意味である。インド占星術では生来的吉凶以外に機能的吉星、機能的凶星という概念がある。つまり木星でも機能的凶星になる時があるし土星でも機能的吉星になる時がある。機能的吉凶を決めるのは、惑星の在住ハウス、支配ハウス、強弱、度数の位置、品位等さまざまな要素を考慮して決める。これによって各ダシャー期の運気を左右する。この決め方こそがインド占星術のリーディングのすべてを決めると言っても過言ではないだろう。

インド占星術の入門本には在住ハウスや支配ハウスのことは真っ先に出てくるし、惑星の品位も必ず出てくる。これが基本であることは間違いないが、だからやさしい、だから俺は知っていると思うのは早計である。それは知識として知っているにすぎない。英文法の基本を知っているからと言って英語を話せるようにはならないのと同じである。「知っていることとできる」ことは別である。入門本の知識内容を実際の鑑定に当たって駆使できるようになるには大変な努力を要することなのである。こんな程度は知っていると豪語、批判する人の殆どはこの点ができていない。
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渡辺淳一と減衰の太陽

 作家の渡辺淳一氏が亡くなった。2014年4月30日午後11時42分、自宅で死去した。享年80歳だった。激しい性愛小説を書く作家として知られ人気があった。実際に彼の性生活はどうであったかというとどうであろうか。日経新聞の「私の履歴書」によると、30歳で見合い結婚し札幌医科大病院に勤務するが、35歳で辞職。妻と2人の娘を札幌に置いたまま単身上京して、都内の病院でアルバイトをしながら小説家に転身した。さらに札幌時代の愛人が上京して銀座のクラブに勤めると、すかさず同棲。さらに病院のナースとの浮気がバレ、愛人ホステスは別のマンションに引っ越した。等々の事が書かれているが真偽のほどは分からない

渡辺淳一はもともと札幌医科大学の医師であった。その彼がなぜ作家になったかかねがね疑問に思っていたが、やはり大学の権威に逆らったのが直接のきっかけのようだ。彼は同大学の和田寿郎教授による和田心臓移植事件を題材にした内部暴露小説『小説・心臓移植』(1963年3月)を書いた。(後に『白い宴』と改題している)そして直後大学を去っている。

渡辺じゅんいち.jpg           
渡辺淳一のネイタルチャート(生時は不明)    

渡辺淳一D9
渡辺淳一のナバムシャチャート

こういう権威に逆らう生き方をする人は、他のホロスコープがよい配置であっても、太陽が傷ついている場合がよく見られる。彼のネイタルチャートをみると太陽が「減衰」している。ガージャケサリヨガはできているし、蠍座に水星、火星、金星の3惑星が集中し、如何にも官能小説を書きそうな配置である。ナヴァムシャをみても太陽は火星、土星の2凶星によって傷つけられている。木星、ケートゥのコンジャンクションに凶星のアスペクトはないのでグルチャダラヨガは形成していない。

こうみていくと、渡辺淳一個人が特に性愛を追及した人生を歩んだ形跡は薄い。「性愛作家」として売り出した職業上のイメージ作りかと思われる。

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佐村河内守〜日本のベートーベンから詐欺師へ〜
佐村河内氏は耳の聴力を失った作曲家としてマスコミから注目され、「日本のベートベン」?としてもてはやされた。それが新垣隆氏というゴーストライターならぬゴーストコンポーザーにすべての作品を委嘱していたということを暴露され。すっかり信用を失墜した。彼のことを胡散臭い怪しい人物として見抜いていた人も少なからずいたが、マスコミも大衆も見事に騙されてしまった。7日の報道によれば佐村河内氏は新垣氏の暴露内容が事実ちがうとして訴訟を起こしたようだが、新垣氏に作品を外注していた等ことは認めている。金銭授受の内容や額、話し合いの過程の違いを指摘しているだけのように思われる。

佐村河内守
佐村河内氏のホロスコープ(お昼の12時で設定)

彼が本当に聴覚障害があるかどうかは生時が分かればすぐ判断できるのであるが、生まれた時間は不明である。耳の象意をもつ3室或いは11室が傷つくような配置にすれば、レクティファイは可能である。しかし、生時を無視してみていってもそれらしい特徴は出ている。

彼は基本的によいホロスコープをもっている。一時的にせよこれだけの人気を保ったということは、善悪は別にしてそれなりのチャートの強さがあってもおかしくない。木星と土星は定座、水星はムーラトリコーナ、火星はアスペクトバックしている。金星は減衰だがニーチャバンガであり、ラーフ、ケートゥの位置も悪くない。しかし、この力強い筈の木星、土星、水星がすべて逆行していること、水星がコンバストしている点も問題点がある。

主要惑星がすべて逆行しているとなると、これらのもつ惑星のよい要素は長続きしない。木星が凶星化すると自他の区別がつかない性質を帯びてくる。おそらく彼自身は悪気はなく、他者の作品を平気で自分のものと思い込むずれた感覚をもつようになる。そこに水星のコンバストがあるとなるとその思い込みがさらに強くなる。火星と月のコンジャンクションは目的の為には手段を選ばない強引さを持ち合わせていることになる。
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