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惑星とアシュタカヴァルガ〜人生の効率性と成功〜
インド占星術では7つの惑星とラグナからある種の計算に基づいて各ハウス毎に得点を割り当てる。これをアシュタカヴァルガと呼ぶ。人の運気を見る時、ダシャーシステムと併用して必ずみていかなければいけないものである。このアシュタカヴァルガポイントは総合計で337点と決まっていて誰でも平等に与えられる。ただそのポイントが有効的効率的にに活用されているか無駄に使われているかで人生の成功不成功を決める大きな鍵となる。

私の手元に「ピアニストの脳を科学する」という面白い本がある。医師がピアニストの脳の構造をいろいろ調べた本である。チューリッヒ大学の実験によれば、複雑な手指の運動をしている時の運動野の神経細胞の働きを一般人とピアニストと比べると、運動野で活動している神経細胞の数はピアニストの方が一般人より少ないという意外な結果がでている。ピアニストの脳はたくさん働かせなくても複雑な指の動きができるように洗練されているのだ。それは無駄な動きをしない省エネができる脳になっていることを意味する。つまり一般人なら限界と感じてしまうことでもピアニストの脳はまだ余力があり、更に速く複雑な指の動きが可能になるそうである。

この考え方、理論を参考にすれば、人生において持てるエネルギーを如何に効率的に使えるか余力あるエネルギーで如何に他者と差別化するか、これが人生の成功にとって実に大切なことであることが理解できる。一口で言うと、よい働きをする惑星が在住するハウスのビンドゥ(得点)は適度に高い方がよいということである。これがよく一致していると少ない努力で報われるので、タイミングがよかった、世に認められる分野での成功、引立て運がある等々の人生を歩む。これが逆にちぐはぐなのものになっていると、下手の横好き、器用貧乏、マニアックな趣味の持ち主といった評価しか周囲から得られない。

効率的人生2
サルヴァアシュタカヴァルガ
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アシュタカヴァルガ〜グラハとビンドの矛盾(1)〜
インド占星塾の用語集によれば、「アシュタカヴァルガ」とは次のように定義されている。「アシュタカヴァルガとは、各グラハ(Grahna)とアセンダントとの距離を判断して、惑星の好ましい位置・好ましくない位置を決めるシステムです。アシュタカヴァルガは、数値的にその位置の吉凶を決め、それは各星座におけるトランジットの吉意を決めるのに使うことができます。また、チャート上の12ハウスの吉意を調べたり、寿命の計算のベースとしても使うことができます。」

要するにあるハウスに割り当てられた得点ある高ければ、そのハウスのテーマに関する幸運度が高くなる。そうでなければ幸運度が低いか、或いはそのテーマで活躍できる期間が短いかのどちらかとなる。あるハウスに機能的吉星が在住しかつそのハウスのビンドが高ければ、少なくとも28点以上あれば間違いなくそのハウスのテーマに関しては幸運に恵まれる。しかし、実際はそこに矛盾をもつ人が非常に多い。こういう例を多く見ていると、人生とは難しいものだなとつくづく感じる。

アシュタカヴァルガ1-1
S氏のホロスコープ

上記はS氏のホロスコープであるが、12室牡羊座の火星と金星が在住している。この組み合わせの人は、つまり火星と金星のコンジャンクションのある人は一般的に異性へのアプローチはまことにお盛んである。しかも牡羊座にあるからこれが露骨に出る。

しかしこの記述に関しては最後まで読んで欲しい。火星の集中力と金星の世俗の喜び事を好む性質がどういう形で組み合わさってでるかは他のホロスコープの条件によってみな異なる。火星/金星の組み合わせが芸術活動や福祉活動への積極的参加の形で出る人もいるし、学芸に熱心な形で出る人もいる。異性関係はむしろさっぱりしている人もいる。美を競うスポーツ分野(フィギュア、新体操等)で活躍する人も多い。生殖器官の健康問題の形で出る人もいる。だから、この惑星の組み合わせの人を直ちにプレイボーイ、プレイガール、遊び人、助平人間とマニュアル的な判断をするのは間違いである。そういう意味で私は○○座に△星が入ると××な人であるというマニュアル的な解説は一切しない主義である。

これが12室にあるので、こうした露骨な異性へのアプローチが秘密主義の下で行われる。具体的にはS氏の場合、特定の気に入った異性のみをこそこそと数名誘っては、合コン、パーティーまがいのことを頻繁にやるのがお得意である。そうした中でけっこうエゲツナイ行動をとるという評判もある。従って、その範囲の中ではけっこう異性とのつきあいが多い。

ビンドゥ1
S氏のサルヴァアシュタカヴァルガ

ところがである。S氏の牡羊座のサルバアシュタカヴァルガは17点とまことに低い。どの惑星であろうと20点以下というのは点数が低いと判断する。つまり異性へのアプローチに積極的な割には結果としてもてないし、それが故に周囲からの評判もまことに悪い。具体的に言うと、S氏のこうした陰で隠れたこそこそした行動は最終的にはみな露見し、お目当ての女性からは「触り魔」として嫌われ、周囲からの評判もまことに悪い。これがアシュタカヴァルガ得点=ビンドゥが高ければ彼の目論見はうまくいく。皆の知らない所でお目当ての女性の一本釣りに成功し(一本釣りとは何であるかは想像にお任せするが…)しかもそれがバレナイですむ。

こんな輩の行動がうまくいかなくてもそれは本人の自業自得だから、特に同情に値しない。しかし、2室、10室あたりの経済や仕事の絡むハウスでこうした矛盾が出る人がいる。仕事への意欲、能力が高く、仕事熱心であり努力もするのであるがどうにもツキがない。或いはその逆で、豊かな才能に恵まれているのにいっこうにやろうとしない宝の持ち腐れの人もいる。こうした矛盾が噴き出ているのを頻繁にみる。こういう人達を見ていると、前者の人は本当に気の毒だな思うし、後者の人はもったいないなあと思う。まあ、これも本人が今生の人生において解決しなければならないテーマ=カルマなのであろう。
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