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アインシュタインの手相とホロスコープ

アインシュタインの手相の画像をscoopnistというwebから拾った。左手のみのせるが、いくつかのわかりやすい特徴が拾える。それとホロスコープを併用すると、両者ともの相互の共通点を見つけ出すことができる

アインシュタインの手相2

  アインシュタインの手相

まず彼の頭脳線であるが、生命線と頭脳線の起点は離れている。この離れている幅が程度の場合は衝動的で短気ではあるが大胆かつ行動力がある。この程度の離れ方は適当でよい。その頭脳線は直線ではなく手首に向けて緩やかに下垂している。これは普通の手相の本には想像力豊かでロマンチストと書かれている。適性は理系ではなく文系だ。一般的には確かにそうなのだが、しかし、私は頭脳線が下垂していても、理系の適性、数学の才能のある人を数多く見ている。外観の手型が方形、結節型であったり水星丘、火星丘が発達していると分析力や数理的才能があるようだ。アインシュタインの場合は結節型の手型で第一火星丘が発達しているので、数理的才能が出るのだと思う。しかし、豊かな想像力、直観力といった面はには下垂した頭脳線の特徴は残る。それと興味ある事には夢中になる特性もあるようだ。運命線はもちろん明瞭に出ている。

アインシュタインの伝記によると、彼は一般応対性理論は夢の中で閃いたと伝えられている(もちろんその直感が確かなものとなるまでに血の滲むような勉学をしているが)、直観力の優れた特徴は残っている。ヴァイオリンを奏した点でも芸術愛好者である。

それと彼の手相をよく見ると、月丘から第2火星丘にかけて弓状の線が刻まれていて、これは「直感線」と呼ばれる。これは異常なばかりに直観力が鋭く予知霊感能力のある人によく出てくる線である。本物の霊感占い師にも出ている筈である。

アインシュタイン、ホロスコープ

アインシュタインのホロスコープ

因みに彼のホロスコープをみると、研究をしめす8室に高揚の火星があり、ラーフとコンジャンクトしている。研究上の成功とも取れるしその研究の進め方はユニークなものであったことも分かる。面白いのは水のサインの魚座と蠍座に惑星集中していることである。もともとの占星術には星座・サインの記述は少ないと言え、実際に見ているとやはり魚座の強い人は情緒性、直観力に優れていることが確認できる。過剰にならなければ占星術で星座・サインはそれなりに働くと思う。

それから手相と占星術といったように異なる占いを混同してはまずいが、うまく併用するとその人物の特徴や人生の変化期等を容易に確実に確認しやすくなることは事実である。これは一つの占いしかやらない人には分からない事である。

 

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ソロモン環と土星の逆行?

インド式手相という言葉があるが、インドで出版されている手相の本を何冊か読んでも、いわゆる西洋式の手相術と基本的な見方は殆ど同じである。もともとインド起源の手相術が何らかの方法でヨーロッパに伝えられた言われている。インド起源のジプシーが伝えたという説があるが確たる説ではないようだ。にもかかわらず、インド式手相という言葉がしきりに言われるのでもう少し深く読んでみると、占星術と関連づけてリーディングしていくところに強いて言うならその特徴があるようだ。キローの手相術でも占星術、数秘術との関連があるが、それよりもう少し突っ込んだレベルでの記述がある。

ソロモン環

   ソロモンリング

食指の下の丘は木星丘と呼ばれ、西洋手相術ではリーダーシップや野心、向上心を表すと書かれている。この木星丘に上図のようなリングがある場合、「ソロモン環」とよばれ強いリーダーシップや凝り性の性質と言われている。ところが、インド式手祖術?の解説によれば、強い木星の働きが土星の動きを妨げるものと解釈されている。即ち、この紋が木星丘のある者は、土星が逆行していると書かれている。面白い記述だなと思うが、事実かどうかは不明である。一つの解釈として軽く受け止めた方がいいだろう。

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占星術と直観力

占星術のリーディングは基本的に「直観力」はいらないとされている。リーディングのロジックに従ってみていく修練をつめば誰でも見ていけるとされている。だが占星術や四柱推命、周易でさえも、鋭い直感力がはたらいてこそ具体的なリーディングができるのではないかと思う。

2Hケートゥ
2室ケートゥ

例えば2室ケートゥであるが、この時にケートゥがどのように作用してくるかというと複数の可能性を考えなければならない。2室には言葉、スピーチ、飲食、家族、利益、顔(目や鼻等)等々の象意がある。これがケートゥと組み合わさる時、よく現象化する事象は以下ののようなものだ。

 仝斥佞亡悗靴董¬妓、口下手
◆^食に関して、少食、粗食
 利益に関して、ケチ、節約家
ぁヾ蕕亡悗靴董△覆鵑箸覆神秘的な雰囲気

しかし2室にケートゥがあるからと言ってこれらがすべて現象化するわけではない。これらのどれが当てはまるのかということになると、他の惑星からのアスペクトからサインや分割図の特徴、アシュタカバルガの点数等々総合的にみていかないと絞りきれない。この作業を論理的に展開できれば、確実なリーディングの力をもっていると言えるだろう。その意味で、占星術に直感は必要ないというのは事実だろう。


直感線
直感線

しかしながら、多くの優れた占術家や占星術家の中には,手の掌の外側部分に上図のような弧を描いている線が明瞭に出ているのもまた事実である。これは直感線と呼ばれ鋭い直感や霊感の持ち主によく出る。

占星術を論理的に読み解く努力をしていても、どこに着眼点をおけばいいのかどのように統合化していけばいいのかという知的作業は明らかに閃きによるものである。もちろんこれは当てずっぽの山勘とはちがうが、いかなる占術家、占星術家といえども、無意識的に直感を使っているのは紛れもない事実だろう。

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手相と占星術(6)〜手相の火星丘と占星術の火星〜
 知能線の起点が生命線から離れている場合、決断力に富み積極的に行動するタイプを表す。自分の考えたことをすぐに行動に移す決断速さが特徴である。もっとも早とちりや軽率の傾向もありその為の失敗も多い。特に闘争的ということはないが他人との争うことを恐れず、自己の目標実現に向けて進むので時には敵も作る。しかしその気力、努力のおかげで精神世界も含めていろいろな分野でリーダーとして活躍している。

起点が分離の頭脳線生命線との起点が離れた頭脳線が、なぜ決断力に富み行動力ある人物になるかは、掌丘の性質によって説明される。右図の赤い部分は「第一火星丘」と呼ばれ攻撃性・積極性・闘争心を表す丘である。火星には、インド占星術においても情熱、集中力、暴力、スピード、闘争等の意味を持つのでその限りにおいては同じ象意である。しかし、占星術においては火星は手相では定義されない多くの象意をもつ科学、論理、外科手術、機械、運転、土地、外科医、軍隊の司令官等の固有の意味がある。念の為、古典西洋占星術の象意を調べてみたが、鋭利、燃焼、切断、摩擦、武器、刃物、暴力、性衝動、赤、鉄、人物像としては若い男性、戦士、格闘家等の意味があり、インド占星術の火星の象意とよく似ている。インド占星術は歴史的にはギリシャ古典占星術から出ているものなので、当たり前といえば当たり前であるが、古い時代の西洋占星術とよく似ている一面がある。                                                                                生命線と頭脳線の起点が分離することの手相学的な意味は次の通りである。即ち、頭脳線がより上の上の位置に来ることにより「第一火星丘」の面積を拡げるので、それだ火星の意味が強まり、攻撃性、積極性、闘争心が強くなるからである。
第一火星丘そうすると、起点の離れた頭脳線の持ち主は、占星術のホロスコープで、火星が定座、ムーラトリコーナ、高揚の位置にきそうなものだが、私の観察結果では必ずしもそうはなっていない。火星減衰の人にも時々見られる等、決して、火星丘の発達=火星の定座、ムーラトリコーナ、高揚という図式にはならない。このとこは、手相と占星術において用いられる「火星」という言葉は、言葉としては同じでも、又実際に共有する意味を含んでいるとしても、結してイコールではないことを意味する。実際によく見られる一致点は、「手相と占星術(5)」でも解説した、高揚の惑星と頭脳線の起点の分離である。

これから類推すると、占星術の火星と手相術の火星丘とは明らかに起源が違うということである。占星術の示す火星の意味の方が、手相術で示す火星丘の意味より明らかに幅広い意味をもっている。
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手相と占星術(5)〜高揚惑星と頭脳線の起点の分離〜
高揚惑星の本質的特徴を知る上で、手相を参考にするとよく高揚惑星の本質が分かる。 高揚惑星でも火星や太陽が高揚しているとパワフルであることは想像がつくが、金星の高揚となると慈悲深くて芸術的才能がある位しかイメージしない。ところが金星高揚の人はけっこう気が強く積極的である。
高揚
金星が高揚したホロスコープ

これとは逆に惑星が減衰していると、特に月、火星、土星辺りが減衰していると傷つきやすいおとなしい人というイメージを持ちがちである。ところが同じ減衰でも、バンガがかかっていたり星座交換等をしていると決しておとなしいとは言えない。ある意味で屈折した個性的な性格を形成する。キャラクター的にはむしろ強い。

減衰星座交換
減衰惑星が星座交換しているホロスコープ

手相(起点の分離)
生命線と頭脳線の起点が分離した手相

こういう人の手相を見るとかなりの人が、生命線と頭脳線の起点が離れている。生命線と頭脳線の起点離れている人というのは、気力が充実し物事の決断が速い性格をもつ。あらゆる組織、グループのリーダーにふさわしいと言われている。そう言う意味では意外かもしれないが、月、金星、木星、カートゥが強い人はやはり気が強い性格をもつ。減衰していて何らかの形で解除されていると、やはり性格的には強い傾向がある。手相との関連性はこれを裏づける。やはり高揚している惑星はどの惑星でであろうとエネルギーをもつ惑星である。
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手相と占星術(4)〜結婚線と金星及び第7ハウス〜
手相で結婚の吉凶を見るのに結婚線の状態をみる。それ以外には感情線、金星丘、金星帯、影響線等で見て行く。一方、西洋、インドを問わず占星術では、金星と第7ハウスの状態でみる。特にインド占星術では、金星の強弱、第7室、第7室の強弱と在住惑星及び支配星、金星からみた第7室、ナヴァムシャにおける金星及び第7室と多面的にみていくことができる。

ホロスコープをみて結婚運のよしあしを見る時、手相の結婚線の状態との相関関係はかなり高い。ホロスコープをみて結婚運のない人だなと判断した時、何気なく結婚線をみるとやはりよくない。結婚線がでていないか薄いか乱れているかしている。結婚線が薄いからと言って結婚できないということはない。ちゃんと結婚する人はいくらでもいるが、生別、死別の確率は高いし、離婚後の再婚率も低いのが特徴として確認できる。

7室金星

7室火星

上記は結婚がよくないとされている第7室の特徴である。7室に金星が在住或いは7室に火星が在住すると結婚運はよくない。それがなぜなのか、どのように結婚運が悪いのかの説明はここでは省略するが、上記2つのホロスコープとも離婚にまでは至らないとしても幸福な結婚とは言えない。

上の方のホロスコープを西洋占星術のチャートに置き換えると下図のようになる。

矢田明子
7室射手座海王星凶アスペクトのチャート

西洋占星術ではトロピカル方式を採用しているので、金星のハウスの位置は6室にずれる。これはそのまま西洋占星術の6室金星の象意(勤労、健康)で読んでいく。インドの法則は西洋にはあてはまらないし、西洋の法則はインドには当てはまらない。両者を併用することはよいがまちがっても融合、混同してはならない。その代りに7室には海王星が入っていて土星とハードアスペクトを組んでいる。結婚生活において隠された取りきめや背徳的出来事があるがただ惰性に流されるままの不幸な結婚を示すチャートである。

こうしたホロスコープの持ち主は一般的に下記のような結婚線の特徴がある。結婚線とは下記のように小指の真下、感情線の上、嘗の外縁から薬指にかけて横にのびている線のことである。

結婚線
結婚線(手相の見方ここにあり)より引用

結婚線は1本ないし2本位の線が明瞭に切れ目なく深く出ているのが
よいとされている。このような結婚線は生別、死別はなく結婚生活もうまくいく。ところがこの線が極端に上下を向いていたり、薄かったり、乱れがあったりすると離婚率はかなり高くなる。

結婚線の状態

上の状態は第7室に金星があるホロスコープの持ち主によく出てくる。これは本来相性の悪い相手なのに運命の悪戯から結婚した時、、つまり悪縁、腐れ縁状態の時に出てくる。相手と表立った喧嘩こそしないが結婚生活における本人の悩みは深いものがある。

下の状態は第7室に火星があるホロスコープの持ちにしばしば見られる。つまり配偶者との口論、喧嘩、トラブルが絶えないのである。
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手相と占星術(2)〜キローの手相とホロスコープ〜
キローのホロスコープ
キローのホロスコープ

現在、行われている手相の主流は西洋流の手相術である。しかし、手相は西洋流だけでなく東洋流、インド流もある。近代手相学はキローによって始まられた。手相に関心のある人ならキローの名前は知っていると思う。彼は手相をインドに行って学んだと言うが、この点は疑わしい。彼の手相術の本にはインド流の見方はまったく紹介されていない。従軍記者をしていた彼は、戦場で兵士相手に占いをしていたそこにいたジプシーから手相を習ったと言われている。この方が信憑性が高い。因みに、ジプシーはインド起源の民族である。

西洋流の手相術は西洋占星術と結び付けられ掌丘には惑星の名前がつけられている。しかし、西洋占星術の惑星の象意と手相のそれとは必ずしも一致しない。全面的に一致しないもののそのイメージはほぼ掴む事ができる。
東洋流の手相術は易を始めとする中国占術の名称が掌中の線に名付けられているし、インド流はジョーティシュとの類似点がある。

彼より少し前のダルパンチニィの手相術の内容とかなり類似しているのでインドに行って本当に手相を学んだかどうかは疑わしい。ではあっても、彼が手相を新しく体系付けた功績は立派なものである。

彼のホロスコープを見ると木星が2室と5室を支配、3室に在住し減衰している。ニーチャバンガは特にしていない。火星は1室と6室を支配し9室に在住し減衰ヴァルゴッタマである。木星と火星とはアスペクトしておりグルマンガラヨガを形成する。このカーディナルサインの蟹座ー山羊座軸にはいくつもラージャヨガ、ダーナヨガができる。独立心、行動力、開拓者精神の旺盛な人物である。向学心、正しい宗教性と熱情、勇気等をもつ。しかしながらトリコーナの9室に6室支配の火星が在住し、対向アスペクトの木星も減衰しているので特に良き師をもつ運には恵まれない。旺盛なる向上心、向学心をもつチャートでもあるので欧州にいながらいろいろ諸文献を読み、かつ豊富な鑑定経験をつんで手相学を体系付けたと推測される。

ラーシチャートでの魚座5室ケートゥ、ナヴァムシャの魚座に高揚の金星があるので鋭い直感力、霊能力がある。土星が高揚しているので月期等よきダシャー期における彼の鑑定の腕前はかなりの水準にあったと思う。それに加えて、アセンダントラグナに金星があり、ハリウッドの芸能人を主な顧客とし社交界にも出入りした華やかな一面を持つ人でもある。月が9室を支配し10室に在住しラージャヨガを作るので、職業上幸運、人気に恵まれた人である。

晩年は直観力が衰えて当たらなくなり、不遇をかこったらしい。確かに晩年は減衰木星のダシャー期にあたり、木星からみた減衰太陽は10室になるので、職業上の名誉を失い恵まれた運気とは言えなくなる。

因みに彼の手相の概略を解説すると、生命線と頭脳線の起点が分離しているので大胆な行動力があること。頭脳線は典型的な2重頭脳線で分析力と想像力を併せ持つこと、滅多に見られないほど明瞭な直感線をもちそれが水星線に流れ込んでいる、つまりは鋭い直感、霊感で財を稼げること、太陽線が明瞭で幸運、名声に恵まれること、手型はサイキックのタイプで精神世界に遊ぶ人物として表示されている。

当然とは言いながら、手相の特徴とホロスコープの特徴は驚くほど一致するのである。
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手相と占星術(1)
私がインド占星術に不慣れだった時、鑑定時に、インド占星術以外の複数の占術をよく使用していた。しかし、しか慣れてきた現在では複数の占いを併用してみることはない。しかし、それぞれの占いには得手不得手があり、質問に応じて最も見やすい占術を臨機応変に併用する方法は間違っていない。

例えば、一般的に言って、占星術や四柱推命等の「命理系」の占いは、その人の人生の傾向を正確に読み取ることは得意でも、具体的な個別テーマの吉凶についてまでは断言できない。又、気学、風水の「開運系」の占術は、開運法について教えてくれても、個人の性格は殆ど読めない。易学、タロット、ホーラリー等は意思決定をする為の占断には適していても、命理については分からない。

そこで命理、相学、卜占、方位等を目的別に使い分けるのが賢明と思う。しかし、不思議な事に、違う占術を用いても出てくる結論は同じになる。つまり、どの占術で鑑定しても良い事は「よい」と出るし、悪い事は「悪い」と出るのである。

その中でとりわけ関係が強いのが、「手相」と「占星術」の関係である。手相で示している事とホロスコープで示していることは殆ど矛盾しない。手相はその時の運気や体調によって確かに変化する。しかし、だからと言ってなにもかも変るわけではない。やはり三大線のように不変の部分がある。不変の部分はその人の宿命を示すものである。

面白い事に、手相で結婚線の悪い人は、占星術でも結婚運は悪いと必ず出ている。手相で流年法で35歳で運命線に切れ目があったとすると、インド占星術ではダシャーの切り替わりが35歳だったり、西洋占星術で35歳の時にオーブの狭い吉凶を問わず強力なアスペクトを組んでいたりする。面白い事に手相でも占星術同様に金星、水星等の用語を使い、その象意はまったく同じではないにしてもかなりよく似ている。発生的に同じなのではとすら思われる。又、インド占星術のダシャーやアシュタカバルガ・トランジットと西洋占星術のプログレス、トランジット、ハーフサム等をうまく併用して詰めていくとかなり正確に時期を読むことができる。

近代の手相学は、イギリス人貴族ルイス・ハーモン、通称「キロー」より始まる。従軍記者だったキローは、ジプシーの老婆が、兵士の手相を見ることによりその生死を的確に予言することを目の当たりに見て驚愕したのである。彼はそれを契機にジプシーから手相を学ぶことになる。その時併せて占星術も学んだようである。ジプシーの起源は長い間謎であったが、最近の研究ではインド起源となっている。インドパンジャブ州にジプシーと似たような言葉を話し、生業として馬具製作、占い、歌と踊りを専らにする民族がいて、彼等の一部が何らかの事情でインド国外にでたのではないかと言われている。

キローは数々の名鑑定を行なっている。第一次世界大戦中の有名な女スパイ、「マタ・ハリ」の手相を見てその非業の死を予言し、ホロスコープを併用してその死期までも的中させたことは大変に有名である。おそらく手相の流年法により大体の変化年を読みとり、その時期に当るホロスコープのプログレス、トランジットの状態、特に火星の状態を詳細に検討することにより、正確に死期を言い当てたのだろう。「何歳頃、何が起るか」という鑑定客からの質問に対して、私もよくこのような手法を使うことがある。

もっともキロー自身の手相の写真を見ると非常に明瞭な「直感線」が刻まれている。こういう線を持っている人は優れた霊能者である。自称「霊能者」が事実霊能者であるかどうか判断するには、手相では直感線、神秘十字形、人相では墳墓、占星術ではケートゥ、海王星、8ハウス、12ハウスの状態を見れば概ね分かる。これらが良い状態にある人が伝統的な占術を深く学ぶと、霊障に陥ることもなく名人芸のような鑑定が安定的にができるようになる。但し、滅多にいない。・単なる手相見、占星術師、占術技法に習熟していない霊感占い師では、キローのような水準でのリーディングは不可能である。

キローは晩年に的中率が落ち評判がよくなかった。これは彼の晩年が木星期にあたっていたせいだと思う。キローは木星が山羊座で減衰しており木星ダシャー期は不幸、不振に陥るからである。
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