セカンダリープログレッションは「1日1年法」とよばれる。太陽が1年で1度動く時、他の惑星も1年で何度か動く。その惑星の1年の動きを1日の動きと読み替える。つまり、ある人の32歳の時の運勢を、ネイタルチャートを32日動かした後にできる進行図をを作る。それとネイタルチャートと重ね合わせて2重円を作る時に、いくつかの惑星間でソフトアスペクトやハードアスペクトができる。その状態でその時の吉凶の予測を行う方法である。これはなかなか精度が高い。その人の生涯に大きな影響を及ぼす事柄がよく出てくる。
もう一つのソーラーアーク法は「1度1年法」と呼ばれ、1年に1度づつ惑星の動きを動かした進行図を作り、それとネイタルチャートを比較するものである。ソーラーアーク法は、実際には今現在もかなり使用されている。それはそれなりに当たることが確認できる。ただその出方に違いがあるように思われるが、それについての実証研究はあまり行われていない。
いくつか確認した例では、セカンダリーは内惑星の動きが激しくなるので、目先の変化はよく出るように思うし、ソーラーアークは度数の大きな変化は1年位では見られないので、中長期的な傾向が出るように思う。両者の出方の違いにつては今後研究を進めていきたい。