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西洋占星術におけるプログレッション
西洋占星術では未来予測をするのにプログレッションをよく用いる。占星術を使う場合、生まれた時間が不明だとどうしても精度が落ちるのだが、プログレッションは生時不明でも使用可能な技法なのでなかなか便利である。プログレッションにもいくつかの技法があり、伝統的なものとして「ソーラーアーク法」がある。もう一つはアランレオによってはじめられた「センカンダリープログレッション」がある。モダンの西洋占星術では主にこちらの方が使用されている。

セカンダリープログレッションは「1日1年法」とよばれる。太陽が1年で1度動く時、他の惑星も1年で何度か動く。その惑星の1年の動きを1日の動きと読み替える。つまり、ある人の32歳の時の運勢を、ネイタルチャートを32日動かした後にできる進行図をを作る。それとネイタルチャートと重ね合わせて2重円を作る時に、いくつかの惑星間でソフトアスペクトやハードアスペクトができる。その状態でその時の吉凶の予測を行う方法である。これはなかなか精度が高い。その人の生涯に大きな影響を及ぼす事柄がよく出てくる。

もう一つのソーラーアーク法は「1度1年法」と呼ばれ、1年に1度づつ惑星の動きを動かした進行図を作り、それとネイタルチャートを比較するものである。ソーラーアーク法は、実際には今現在もかなり使用されている。それはそれなりに当たることが確認できる。ただその出方に違いがあるように思われるが、それについての実証研究はあまり行われていない。

いくつか確認した例では、セカンダリーは内惑星の動きが激しくなるので、目先の変化はよく出るように思うし、ソーラーアークは度数の大きな変化は1年位では見られないので、中長期的な傾向が出るように思う。両者の出方の違いにつては今後研究を進めていきたい。
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スポーツ選手の特徴
スポーツ選手で伸びていくためには何と言っても火星の強さを必要とする。いわゆる同好会やお楽しみでやるスポーツの範囲内ならその火星がトラインであれば、アマチュアの世界でなら十分に評価されるし本人も楽しめる。しかし、これが主要大会で上位に入賞したりプロフェッショナルとして成功しようとするとそうはいかない。そこには困難に耐え抜くパワーがどうしても必要になる。

スポーツ選手
   すぐれたバスケットボール選手のホロスコープ

スポーツに限らず何事の分野のそうであるが、成功者に共通してみられるのは、ソフトアスペクトとハードアスペクトの共存である。上記のホロスコープにもそれがみられる。火星と月がトラインとなっていて運動神経の発達していること、金星と天王星のトラインで臨機応変の対応能力に優れることを物語る。それと同時に、火星は冥王星とオポジション、木星は天王星とオポジションになっている。通常は、大きな困難に耐えなければならない運命などと言われているが、スポーツ選手として優れるには訓練、シゴキに耐える必要があり、そうした根性がなければスポーツ選手として大成することはない。そのような意味で、こうしたハードアスペクトはむしろ必要である。

但しそのことは、ハードアスペクト、ソフトアスペクトは運命の良し悪しと関係のない心理的なものだとか、それをエレクションで用いてよいという意味では断じてない。
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マイクロゾディアック使用のメリット

 西洋占星術は古典からモダンに移行する過程で、かなりの簡略化が行われたことは事実である。そしてそこにもともとはインド思想と思われるスピリチュアルな要素が入り込んでいると思われる。それもインド思想そのものの直輸入でなく、それを西洋流にアレンジしたものである。こういうと西洋神秘研究家は不満かもしれないが、インド側の立場からみればという前提に立つ時、それはある意味で「根無し草」な思想に映る。モダン西洋占星術の提唱者であるアランレオの師は神智学者のブラバツスキーである。彼女はインドに何度も行き、インド神秘思想に触れてきている。その影響は当然モダンの西洋占星術に反映されているわけで、モダンの西洋占星術はその生い立ちからして心理的精神的な内面性を重視する傾向がある。簡略化が行われた分だけ当然予測の精度に問題が残ることになる。

そんな中でモダン正統の西洋占星術が予測として重視するのはアスペクトである。ところがそのアスペクトをあまり形成しないホロスコープも時々出てくる。その為か苦し紛れに時にオーブを5度以上とる占星術家もいる。しかし広すぎるオーブは心理的な傾向は反映しても、予測に使えることは殆どない。広すぎるオーブでは現象化してこないのである。だからモダンの西洋占星術は予測には使えないと言い切る占星術家すらいるし、予測を放棄して人間の心理的側面のみを追求する心理占星術の立場もある。心理的側面の分析も必要ではあるだろうが、私はやはり占いは予測第一の立場をとりたい。だから古典回帰という動きもでるのだが、それとは違うベクトルをとるモダン西洋占星術の立場もある。それはマイクロゾディアック重視の立場である。

上記をまとめると、モダン西洋占星術の潮流は大きく3つの流れがある。
1 予測を放棄した心理占星術や、霊能者の箴言に端を発するサビアン占星術のような心理的、スピリチュアル的な傾向
2 予測の精度を求めて古典回帰して、かつての精緻な古典占星術の復活を試みる傾向
3 モダンの限界を踏まえて新しい占星術技法をであるハーモニクスマイクロゾディアック等の開発を試みる傾向

西洋占星術は自由な発想を重んじるだけに、ある意味で曖昧でいい加減な面が確かにある。しかし、反面伝統に頑なに固執しないのでインド占星術がもっていない優れた一面もある。今日、天体観測の精度とコンピューターの進歩により、近代に至るまで曖昧であったり計算が困難であった問題が解決されてきている。そういう意味では占星術は過去の叡智の蓄積だけでなく、これから新しい技法の開発に期待がかけられる分野なのである。簡略化された技法の弱点を補うべく、いろいろな新しい技法の開発ができる可能性がある。たとえばアディ調波、ハーフサム、分割調波等のハーモニクスリロケーション、72度や150度等のマイナーアスペクトの使用、いくつかの小惑星の使用等が挙げられる。とりわけハーフサムは使用するハウスシステムによって同じ惑星が6室にきたり7室にきたりする曖昧さを捨てた技法である。とかく曖昧と言われるモダン西洋占星術のなかではなかなか鋭い切れ味をもつ技法である。

ハーフサムは2つの惑星間のアスペクトを見る代わりに2つの惑星の中間点とそこに接触する惑星という図式で起こり得る環境を推測していく味方である。ハーフサムとともにソーラーアーク、セカンダリープログレッション、トランジット等を予測に使用すると、普通のモダン正統の西洋占星術にはないきちんとした予測が可能となる。しかも生まれた時間が曖昧であったとしても、アセンダント、月等動きの速い惑星を見なければ(その範囲内という限界はあるにしても)、他の惑星だけでかなりの程度までの予測に耐えうる。レクティファイの試みは重要だが、レクティファイをしなくてもある程度予測の精度が保てる技法があるのなら、妙にレクティファイに固執する必要はない。

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マイクロゾディアックとハーフサム研究
インド占星術のようにサイデリアル方式の占星術の使用に慣れていると、西洋占星術のトロピカル方式の使用に矛盾を感じる時がある。西洋占星術ではハウス分割のしくみが複数あり、どのハウス分割を使用するかで、惑星のハウスの位置が異なるからである。ハウスシステムの曖昧さを排除しすっきりした形の新しい占星術として、「ハーフサム」がある。

ハーフサムとは惑星同士の位置の中間点(ミッドポイント)とのことで、そこに強い占星術的影響があるとする考え方である。この中間点にどの惑星がコンタクトするかでさまざまな事象が現象化する環境が整えられる。二つの中間点、例えば火星と土星の中間点を計算し、そこから45度、或いは90度おきのポイントを計算によって求めることができる。

石川源晃氏はエバーティンが晩年発表した45度法のハーフサムを,1978年から八分円法(45度ダイアル)と称し米国で発表した。 この45度法は、ジョンアディーが開発したハーモニクス第8調波に相当する技法でもある。 45度法ハーフサムは非常に有効な手法との評価がある。45度法はハウス方式を使用しないので、生まれ時刻が判明わからなくても、大筋で時期等を予測することが可能である。この点は大変なメリットである。従来の太陽占星術等と比べると数段高い精度と論理的整合性を持っている。

45度法の表示例

ハーフサムの考え方自体は、中世のボナタスあたりからある。しかし、それを実占に耐ええるレベルにまで高めたのはエバーティンの功績である。彼は惑星間の中間点の作用を統計的に研究し、それまでの西洋占星術にはない高い精度の占星術技法の創造に成功したのである。

ハーフサムの考え方の直接の源はアルフレード・ヴィッテによるウラニアン占星術である。ウラニアン占星術では未発見の惑星が海王星の外を公転しているという仮説もとに成り立ってる。彼は従来の占星術で使用していた惑星以外に、ゼウス、クロノス、アポロン等8つの未確認惑星を占星術の解釈に加え、合わせて惑星と惑星の中間点にも強い占星術的影響があることを認めたのである。この惑星間の中間点の占星術的反応が、ハーフサムの誕生に直接つながるのである。

ウラニアン占星術を研究しているグループを「ハンブルグ学派」と呼ぶが、エバーティンも始めはハンブルグ学派に属していた。しかし彼はハンブルグ学派のもつ神秘的傾向に反発した。彼はその研究成果を尊重しつつも、8つの架空天体の解釈は排除し、惑星の中間点は10惑星とAS,MC,ヘッド、POFだけに限定したのである。又、エバーティン自身は彼の研究の立場を「コスモバイオロジー(宇宙生物学)」と称し、魔術的要素を排し、科学的な研究を志している。彼の占星術体系はシンプルではあるがかえってそれだけに曖昧さを排除した強力に作用する現象を浮き彫りにすることに成功したのである。

実際にハーフサムはよく当たるという評判があり、その精度の高さは確認されている。しかし、ハーフサムの普及度はまだ十分でなく、研究も限定的にしか行われていない。西洋占星術におけるマイクロゾディアック研究はこれから大いに進めていく価値がある。
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アストロカートグラフィーとリロケーション
 占星術には日取り選定による開運法はある。西洋占星術におけるエレクション、インド占星術におけるムフルタがそれにあたる。インド占星術には天と地の関係から星のエネルギーを善用する家相の考え方もある。一般的にはワシュトゥと呼ばれるものである。だが特定の時期に、特定方位を選んで行くというような考え方はない。そんな中でジム・レヴィスによって開発されたアストロカートグラフィーという手法はまことに面白い。これこそアストロ風水のようなものだろう。但し、その土地の気の変化を考慮したものではないから、いわゆる風水ではない。

アストロカートグラフィーはリロケーションの考え方を発展させたものだ。従って、大地の気の変化を考慮したものではない。ホロスコープの世界各地域におけるハウスの位置の変化を応用したものである。同じ出生時間でも、出生図は地域が違えばによって違ってくる。惑星間のアスペクトは同じだが、惑星のあるハウスが違うのである。特定の惑星がAS,IC,DS,MCに接触する軸、いわゆるアンギュラーハウスにあると、その勢いや強さが違う。それを利用して開運を図るのがリロケーションの考え方である。

ホロスコープは緯度経度によって大きくちがってくる。たとえ生まれた時刻が同じでも、生まれた場所が違えばアセンダントの位置が違うのでホロスコープはちがったものになる。この考え方を応用すれば、ある国や地域で生まれた場合のホロスコープが悪くても、別の国や地域に移り住んだ地点でのホロスコープは良いものとなる。本国ではうだつがあがらなかったり認められなかった才能が、別の国では認められ成功した事例が占星術雑誌によく紹介されている。アーノルド・シュワルツネッカー、マリー・キュリー、アインシュタン等がその例である。アストロカートグラフィーではどの国や地域に居住すれば開運するか或いはどの国の文化文物に親しむことが自分にとって幸運度が高いのかを教えてくれる。或いはその逆のケースも教えてくれる。

アストロカートグラフィーは原則、AS,IC,DS,M上にどの惑星がのるかで見ていく。従って生まれた時間が不明では用いることはできない。なぜなら、時間が違うと、AS,IC,DS,MCの軸が違うからである。

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ソフトアスペクト・ハードアスペクト
 西洋占星術では、惑星同士の間でできるアスペクトの内、セクスタイル(60度)やトライン(120度の事をかつては「吉座相」と呼び、スクエア(90度)やオポジション(180度)をかつては凶座相と呼んでいた。つまり成功に導くよいアスペクトと失敗、挫折に導く悪いアスペクトがあると考えていた。しかし研究が進むにつれて、アスペクトを吉凶に2分してみるのは必ずしも適切ではないことが分かってきた。

今日では、吉座相の事を「調和座相」或いは「ソフトアスペクト」と呼ぶ。惑星間の力が穏やかに出るので運命或いは生活環境が穏やかな環境におかれる。そういう穏やかな出かたをするので、それはeasy aspectとも言うことができる。凶座相の事を「不調和座相」或いは「ハードアスペクト」と呼ぶ。惑星間の力の働きが強くでるので、きつい運命或いは生活環境におかれることを意味する。それは人間にとって生きるのがつらい生活環境となりがちである。しかし、ソフトアスペクトが常によいわけではない。グランドトラインやセクスタイルは必ずしもよい意味ばかりにはでない。ハードアスペクトでも金星、木星の場合は、必ずしも悪いとは言えない。実際に出世した人のホロスコープを見ると、ソフトアスペクトとハードアスペクトがバランスよく織り交ざっていること等が、研究の結果分かってきている。

しかし、ここで注意しなければならないことがある。上記の事は主にネイタル間のアスペクトを指すのである。プログレスやトランジットにハードアスペクトが形成されている時に事を起こしてはならない。それを使用したら絶対に失敗するとまでは言えないが、そういう時に何か事を起こすとえらい苦労をすることは間違いない。よしんば成功したとしても、それはハードアスペクトをもちいたと同時に、どこかで同時にソフトアスペクトも使っている場合が殆どである。

ソフトハード

プログレス&トランジットにおけるソフトアスペクト&ハードアスペクト

Aさんは上図の通り太陽プログレスが冥王星とオポジション、火星プログレスが土星とオポジションで、土星トランジットが月とトラインの時に、事業を始めた。Aさんは事業を始めた直後、厳しい経営環境によく耐えたが、1年ほどして病気をしてしまった。しかし、それと同時に、事業はうまくいき始めなんとか経営ベースに乗るようになったのである。これなどは、ソフトアスペクトとハードアスペクトが混在してはたらいているケースである。
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