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「江戸の占いとおまじない」を楽しく読む
本屋の占いコーナーで偶然見つけた本だが、なかなか面白しろかったので一気に読んでしまった。当たる当たらないとか占術的根拠がどこにあるとか言うことは考えなくてよい。そういう堅苦しい事は抜きにして楽しく読む本である。江戸の庶民がこんな風に「占い」を楽しんだと言う事が伝わってくる。この本は「永代大雑書萬暦大成」という占い書からの抜粋である。この本の監修者によれば、まじめでおかしい江戸の占いを今に伝える本と評している。江戸の占いの特徴は「人生を楽しむ」と同時に「人生を諦めない」処世訓も含まれているとも付け加えている。

中を読むと、皇帝四季占い、弘法大師四目録、人相指南秘訣、六十甲子五行、男女相性図説、守り本尊と生年吉凶、八卦、秘伝十一占、その他の雑占等々が含まれている。毎年新春に出版される「暦」の内容とかなりの部分が重複する。

江戸占い

この中には今に伝わる占いも含まれている。人相学等その代表だろう。財主之相、貧窮之相、下賤之相、淫乱之相等々いろいろな人相が紹介されていて面白い。六十甲子五行は日本の伝統的なタイプの四柱推命の本には必ず含まれている納音五行がこれに当たる。甲子と乙丑は「海中の金」であり、これこれの性質でうんぬんと言うようなことが書かれている。「秘伝十一占い」は占う事柄を「失せ物」「待人」等十一に分ける。まず占う事柄を決め、占った時刻を干支に置き換え、そこから決まった定数にあてはめて卦を得る。もちろん断易ではないが、断易をさらにやさしく簡素化したような印象をもつ。しかし、どの占いに相当するのかなどという野暮なことはここでは考えない。

雑占が又興味深い。フロイト、ユングが潜在意識をとなえる前、すでに江戸では夢判断という占いがあった。一富士二鷹三なすびが吉兆を表すという夢判断がすでにある。月蝕や六曜星の雑占等明らかにインド占星術起源である。でてきた結果が悪ければ厄払いのおまじないである。

今日では、人々は太陽占星術の雑誌記事を読み、タロット占いに心ときめかせ、占いコンテンツを楽しむ。結果が悪ければお守りを身につける。その原型ともいえる占い風俗がすでに江戸にはあったのである。
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