ドラゴンヘッド=前世説はでっちあげである
2009.05.02 Saturday
どうにも発生が不可解なノードのカルマ説を更に調べて言ったらいろいろと不透明な事実がかなりクリアーに浮かび上がってきた。何のことはない。日本の占術業界、マスコミ、スピリチュアル系占い師等々、一同がみな騙され振り回されているのが実態だろう。或いは裏事情を知りながら、商売に狂奔した人達も一部いるかもしれない。西洋占星術の人気者がそう書いている、インド人占星術師がそう書いている、これは面白い、金儲けになるで〜、という調子で業界が丸毎突っ走り、虚妄の空論が独り歩きしたようだ。
まず、西洋占星術においてノードに対して、「カルマ」の意味付けを最初にしたのはMohan Koparkarという人物である。彼は1977年に「Lunar Nodes」という90頁足らずの書物を書いた。この本の中でノードがいる星座を支配する惑星がカルマをコントロールする惑星だと言う説を唱えている。今までと比べてあまりに変ったノードの説なので、周囲の関係者はかなり驚いたようである。彼の説の検証はもちろんきちんとなされてはいない。
そして、今度はインド占星術師がそこに絡んでくる。MC.Jainと言う男である。彼は、1980年、Koparkarの著作から多くの盗作をして「Rahu & Ketu in Predictive Astrology」という本を書き上げた。しかし不思議なことにコパルカーもジャインから盗作をしているのである。お互いに八百長をやっている節がある。以下のようなコメントがある。
The top of Koparkar's page 15 is copied in the 3rd paragraph of Jain's page 19
ジャインの19頁の第3パラグラフはコパルカーの15頁の始めのコピーである、という指摘がある。コパルカーはその当時、AFAの理事であった。この当時のAFAの関わり方や背景がかなり怪しいという気がしている。その一方でコパルカーのカルマ理論の理論的裏付けは実はジャインが提供したものではないかという見方があるのである。
このジャインというインド人占星術師の評判は非常に悪い。この男に対する評価は下記のようなものである。
A man who might be known for his work on the nodes is instead thought of as a pop astrology writer - and a thief, as well.
ノードについての著作で知られる男は、大衆迎合の人気取りライター、別名、「泥棒」と言われている。
このように彼は酷評されている人物であることを知るべきである。
又、彼の別の著書「Karmic Control Planet」(このタイトルなんか日本の神秘主義的占星術師やオカルト愛好者が見たら、随喜の涙を浮かべそうな書名である)しかし、それが実態はとんでもト学会である。この本に対しては以下のようなコメントがある。
This book has an amusing introduction. Richard Nolle reviewed the first edition of Jain's Rahu & Ketu faults Jain for using western techniques in a supposedly Vedic astrology book. Jain retorts that Rahu & Ketu was written for the International market (whatever that is) and because of that, anything goes. For M.C. Jain, it certainly did.
この本はお楽しみの紹介本にすぎない。リチャード・ノエルはジャインの「ラーフ&ケートゥ」の第1版は、インド占星術の技法を装いながら、実は西洋占星術の技法を使用しているとジャインを非難している。ジャイン自身も「ラーフ&ケートゥ」はそれがなんであれ国際市場の為に書かれたものであり、その為には何してもかまわないと強調している。もちろんジャイン自身の利益の為にそれは書かれたものである。
そして日本市場はものの見事に彼等の意図を見抜けず騙された。
これらから推測すると、コパーカーとAFA及びジャインは、国際的に神秘主義者達の関心の高いカルマの問題を、西洋占星術と絡ませて自らの利益を図る為に、一芝居を打ったと見るのはうがちすぎだろうか。インド、西洋の両方から「カルマと占星術」に関するイカサマ理論をでっちあげたと推論できる。断片的な情報をつなぎあわせた推測なので断言はできないが、当たらずとも遠からずだろうと思う。
ここからいろいろ教訓が得られる。目新しい理論に対しては、常に確認と検証を行っていく必要がある。砂上の楼閣の上での努力では報われることはない。インド人占星術師だから常に正しい占星術を行うと考えない方が良い。こういう評判の悪い偽者が存在するのである。同じ事が西洋占星術でも言える。AFAの言うことだから、海外で有名な占星術師の言うことだからと言って、盲目的に信じ込まないことだ。虚妄の権威には批判精神をもって臨もう。こういう怪しげな人物もいるのである。もちろん中国系占術でも当てはまる。日本の占術業界全体でもこのことは言える。したたかなアングロサクソン、狡猾なインド人、金に汚い中国人、お人好しの日本人位に思っていた方が無難だ。
日本の占術業界あげて、詐欺にあわないよう、詐欺をしないように知的水準とモラルを上げていくよう心掛けたいものである。
まず、西洋占星術においてノードに対して、「カルマ」の意味付けを最初にしたのはMohan Koparkarという人物である。彼は1977年に「Lunar Nodes」という90頁足らずの書物を書いた。この本の中でノードがいる星座を支配する惑星がカルマをコントロールする惑星だと言う説を唱えている。今までと比べてあまりに変ったノードの説なので、周囲の関係者はかなり驚いたようである。彼の説の検証はもちろんきちんとなされてはいない。
そして、今度はインド占星術師がそこに絡んでくる。MC.Jainと言う男である。彼は、1980年、Koparkarの著作から多くの盗作をして「Rahu & Ketu in Predictive Astrology」という本を書き上げた。しかし不思議なことにコパルカーもジャインから盗作をしているのである。お互いに八百長をやっている節がある。以下のようなコメントがある。
The top of Koparkar's page 15 is copied in the 3rd paragraph of Jain's page 19
ジャインの19頁の第3パラグラフはコパルカーの15頁の始めのコピーである、という指摘がある。コパルカーはその当時、AFAの理事であった。この当時のAFAの関わり方や背景がかなり怪しいという気がしている。その一方でコパルカーのカルマ理論の理論的裏付けは実はジャインが提供したものではないかという見方があるのである。
このジャインというインド人占星術師の評判は非常に悪い。この男に対する評価は下記のようなものである。
A man who might be known for his work on the nodes is instead thought of as a pop astrology writer - and a thief, as well.
ノードについての著作で知られる男は、大衆迎合の人気取りライター、別名、「泥棒」と言われている。
このように彼は酷評されている人物であることを知るべきである。
又、彼の別の著書「Karmic Control Planet」(このタイトルなんか日本の神秘主義的占星術師やオカルト愛好者が見たら、随喜の涙を浮かべそうな書名である)しかし、それが実態はとんでもト学会である。この本に対しては以下のようなコメントがある。
This book has an amusing introduction. Richard Nolle reviewed the first edition of Jain's Rahu & Ketu faults Jain for using western techniques in a supposedly Vedic astrology book. Jain retorts that Rahu & Ketu was written for the International market (whatever that is) and because of that, anything goes. For M.C. Jain, it certainly did.
この本はお楽しみの紹介本にすぎない。リチャード・ノエルはジャインの「ラーフ&ケートゥ」の第1版は、インド占星術の技法を装いながら、実は西洋占星術の技法を使用しているとジャインを非難している。ジャイン自身も「ラーフ&ケートゥ」はそれがなんであれ国際市場の為に書かれたものであり、その為には何してもかまわないと強調している。もちろんジャイン自身の利益の為にそれは書かれたものである。
そして日本市場はものの見事に彼等の意図を見抜けず騙された。
これらから推測すると、コパーカーとAFA及びジャインは、国際的に神秘主義者達の関心の高いカルマの問題を、西洋占星術と絡ませて自らの利益を図る為に、一芝居を打ったと見るのはうがちすぎだろうか。インド、西洋の両方から「カルマと占星術」に関するイカサマ理論をでっちあげたと推論できる。断片的な情報をつなぎあわせた推測なので断言はできないが、当たらずとも遠からずだろうと思う。
ここからいろいろ教訓が得られる。目新しい理論に対しては、常に確認と検証を行っていく必要がある。砂上の楼閣の上での努力では報われることはない。インド人占星術師だから常に正しい占星術を行うと考えない方が良い。こういう評判の悪い偽者が存在するのである。同じ事が西洋占星術でも言える。AFAの言うことだから、海外で有名な占星術師の言うことだからと言って、盲目的に信じ込まないことだ。虚妄の権威には批判精神をもって臨もう。こういう怪しげな人物もいるのである。もちろん中国系占術でも当てはまる。日本の占術業界全体でもこのことは言える。したたかなアングロサクソン、狡猾なインド人、金に汚い中国人、お人好しの日本人位に思っていた方が無難だ。
日本の占術業界あげて、詐欺にあわないよう、詐欺をしないように知的水準とモラルを上げていくよう心掛けたいものである。