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ガネーシャ神
ガネーシャはインドで最もポピュラーな神様である。インドばかりでなく東南アジアでも人気がある。インドに旅行に行ってお土産屋さんに立ち寄ると、まず目につくのがカネーシャの神像である。別名をガナパティとも言う。元来は障碍神であったのが、やがて障碍を司る神から障碍を除去する善神へと変化した。占星術的には「火星」の守護神である。

ガネーシャは象の頭をもつユニークな神様である。誰一人とし知らない人はいないだろう。あらゆる障碍を除くことから、インド人の庶民信仰を一手に集める人気の高い神様である。新しい事業などを始めるにあたってよいとされている。また、除災厄除・財運向上でも信仰を集めている。学問、医学、占星術の神でもあり、学問の効果をあげるにも霊験あらたかである。宗教上の儀式を始めとして、あらゆる物事の開始時には、まずガネーシャに祈りを捧げることが良いと言われている。

ガネーシャ
ガネーシャ神


ガネーシャは破壊神シヴァとその妻パールヴァティーの間に生まれた長男とされる。どうして象の頭なのかについては諸説がある。シヴァとパールヴァティが象の姿をして交わった時に生まれたので象の姿になったという説もあるが、確かなものではない。アーリア人がシヴァ系の宗教を携えて南下し土着の民族と衝突した時、融和の為にドラビダ系のガネーシャ系の宗教を、自らの教義体系に取り込んだ。ガネーシャ神はその際の解釈である。従って、ガネーシャはシヴァ系のヒンドゥー教の一部となっている。

ガネーシャはヒンドゥー暦のバドラパーダ月の4日(新月から4日目)に生誕したとされるので、これに合わせて生誕祭が行われる。生誕日から10日間の祭りを行うが、その間に障碍除去を祈念してガネーシャの像を祀り、最後にガネーシャの像を川や海に流すことで厄除を祈願する。

ガネーシャは火星の守護神である。占星術の上で火星の傷つきの大きな人は、ガネーシャを称えるマントラを唱えると火星の大いなる功徳が得られると言われている。カネーシャを称える代表的なマントラに、以下のものがある。

Aum Shri Ganesha Namah オーム シュリ ガネーシャ ナーム

マントラとは、心を意味する「マン」に、道具を意味する「トラ」が付け加えられた言葉である。直訳すると「心の道具」という意味になる。マントラは、音の波動が重要であるといわれ、正しい発音で唱えることが重要である。正確なサンスクリット語の発音によりマントラを唱えることのみで、古代インドの「音声学」上の効果を最大限に得ることができる。マントラは、物質的な欲望に流れるやすい心を制御する作用があるとされている。チャンティングとは、このマントラを繰り返し唱えることにより、心を制御する方法でもある。結果として、ガネーシャ・マントラは、あらゆる試練や困難を取り除き、帰依者たちに種々の恩恵を与えることができる。

マントラを唱えるには作法がある。まず、手足を洗って清潔にしてから坐り、数回の調息を行ってからマントラを唱える。108回、又は念珠の1周分もしくはそれ以上の周回分を唱える。これを一つの単位として毎日唱え、2万回に及ぶまで続ける。108という単位は、わが国で大晦日に108回の除夜の鐘を鳴らすのと同じ系統の考え方である。インド人に108回の除夜の鐘の話をしたら、えらく関心を示したことを覚えている。ガネーシャのマントラは、あらゆる悪・障碍・悪霊を退け、財産・智慧・成功をもたらすとされる。ガネーシャ信仰は日本にも入ってきて、歓喜天と呼ばれて、真言宗、天台宗で天部の護法神として信仰されている。
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コメント
こんにちは。
ガネーシャは火星でなく、ケートゥの守護神ではありませんか?ケートゥは頭のない星なので、象の頭で代用した・・と聞いたことがあります。
| しょこら | 2016/10/26 11:57 PM | top↑ |
そうですか。ちょっと調べてみます。
| 本多信明 | 2016/10/27 11:09 PM | top↑ |
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