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御船千鶴子〜悲劇の超能力者〜
彼女は鈴木光司の小説『リング』の登場する超能力者、貞子の母のモデルとして知られている。或いは松岡圭佑の「千里眼シリーズ」でも知られている。

彼女にはうまれつきの進行性の難聴あり、成人するころには左耳が聴こえ辛かったという。第11室にラーフと火星が8番目のアスペクトしていることでこのことは分かる。非常に繊細な感受性と豊かな情緒性を持っていたと言われる。たびたびの透視能力を発揮して評判を得るが、この透視能力の実験に引き出されたことが悲劇を生む。

当時、超心理学の研究者で名高かった福来友吉博士は、千鶴子の透視能力を確信し、1910年(明治43年)4月10日、熊本の彼女の実家福来博士立会いの下で、透視実験を行い成功を収める。一方でそれを疑う東京帝国大学の元総長の物理学の権威山川健次郎1910年(明治は43年)9月15日に、彼の立会いのもとで、再び透視実験を行う。その結果は芳しいものではなく、結局、千鶴子はそれがもとでマスコミに派手に報道され非難される。それが遠因となって彼女は自殺をしてしまう。

はたして彼女の透視能力や念写能力は本物だったのだろうかインチキ詐欺師であったのだろうか。ホロスコープから検証してみよう。

御船千鶴子
御船千鶴子のホロスコープ

彼女のホロスコープを見ると、傷つきやすい繊細な神経の女性であることがすぐにわかる。月の8室在住、5室支配で12室在住の金星がこれを物語る。水星も1,4室支配で心は不安定である。明らかに自殺者の特徴が出ている。

超能力の有無についてみてみる。いわゆる超能力や霊能力は、8室と12室にその特徴がでる。彼女は12室支配で12室に在住する金星を持っているので、これから見る限りので本物の超能力者であったと思われる。他に、月は8室に在住し、水星はサルバドレッカナの位置にある。太陽ラグナからみて土星は8室支配で12室に在住している。

特に問題となるのはナバムシャで水星、金星、土星が減衰していることである。

御船D9
御船千鶴子のナヴァムシャ(第9分割図)

彼女の意識の深い部分での土星パワーは極めて弱い。水星は魚座で減衰して乙女座で減衰している金星と相互アスペクトしている。このパターンはニーチャバンガラージャヨガになるという一説もあるが、良い結果をもたらしている例を殆ど知らない。彼女が透視能力が原因して1年足らずで離婚し以後でいたこと、最後は自殺に終ったことを考えると、このナヴァムシャはよくない。

ダシャーをみてみても、彼女の最晩年のダシャーはよくない。

御船ダシャー
ヴィムショッタリダシャー

一般的に言って、ラーフ/土星期は社会的屈辱を受けやすい時期にあたるが、その土星がナヴァムシャで減衰しているので一層悲惨である。それでも、1910年4月の実験の成功時は、プラアンタラダシャーの金星は10室支配で木星のアスペクトを受けているので、保護の要素がある。しかし、9月なるとプラアンタラダシャーは月期となる。ラーシでは月は8室在住、ラーフからみて月は12室支配で8室在住、太陽からみて1室支配で7室在住となりアリシュタヨガとなる。彼女の晩年の悲惨さはここに出ている。
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