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手相への招待(5)〜運命線 
最近は手相の知識もだいぶ巷に普及して、手賞を手首から中指にかけて上に伸びる線を「運命線」と呼ぶことはかなりの人が知っている。運命線がはっきり出ているから「運が強い」とか、運命線が出ていないとから「運が弱い」というのは一般的には事実である。ただし、「一般的」と言うからには
深く突っ込んでみて言った場合、必ずしもそうではないということである。

運命線が出ているという事は、社会の風当たりを一身に浴びる境遇に立たされるということを意味する。「出る釘は打たれる」というが運命線は、まさにこの出る釘に相当する。社会に出て働くようになると、自我と社会との軋轢は当然生じる。この時、弱く出ている釘は世の中から叩かれ翻弄される。しかし、強く出る釘はそんな世間の荒波に挫けず、どんどん出ていって成功する。だから運命線は弱く出たいては駄目である。弱い運命線とは、細く乱れた切れ切れの線のことである。強い運命線は太く深く切れ目なくくっきりと出ている線である。どうせ運命線がでるならこういう形で出るべきである。

運命線
運命線(「手相の見方ここにあり」より)

面白いのは今まで専業主婦でいた女性が夫と生別・死別して自分自身で生活していかなくてはならない立場になると、運命線がはっきり出てくる。つまり社会の荒波を一身に受ける環境に身が晒されるからである。そういう意味では、運命線が出ていなくて、のんびりとのほほんと人生を暮らせる人の方が幸せかもしれない。

秀吉の手相
豊臣秀吉の手相(「探偵ファイル」より引用)

運命線にまつわる話でよく言われるのは、豊臣秀吉の運命線である。静岡の久能山に行くと、徳川家康と豊臣秀吉が奉納した手形がある。それを見ると2人とも枡掛紋であるが、秀吉は指の所にまで運命線が伸びていることが確認できる。こういう運命線は運は強いが晩年運が悪いと言われている。なるほど秀吉の晩年は確かによくない。小牧長久手の戦いで家康に軍事的に破れても政治的には勝利したまでが秀吉のピークである。秀頼が生まれてから秀次の一族を惨殺し、無謀無益な朝鮮征伐を行うあたりになると完全に秀吉の精神は破綻をきたしていると思われる。「秀頼こと頼み申し候」とやがて裏切る家康に頭を下げて死んでいった秀吉の晩年は悲惨である。
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