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古典占星術とインド占星術(2)
古典占星術とインド占星術は数ある占術の中で、その複雑さはトップクラスにくるだろう。現代西洋占星術とインド占星術はサインはともかく、惑星、ハウスの象意はかなりちがう。しかし、古典占星術となると共通点が俄然多くなる。両者とも高揚、減衰等惑星のサインにおける位置及び惑星の品位をとても重要視している。古典占星術の本をさかのぼって読むと、古い時代の古典占星術の本ほどインド占星術の象意に近くなってくる。両者はもともとはギリシャ古典占星術の影響を受けているので、当たり前と言えば当たり前だろう。

面白いことにインド占星術の学習者はそうでもないのだが、古典占星術の学習者の中にインド占星術に好意或いは興味を示す人がけっこう多い。両者とも予言中心の占星術だし古い技法を残している点等を考えると、なかなか相性はいいように思う。私も妙な心理主義に堕している現代心理西洋占星術より古典占星術の方に好感がもてる。

だがその複雑さの内容はちがう。まず根本的な違いは、サイデリアル方式とトロピカル方式というハウス分割システムのちがいだ。インド占星術は複眼的視点でホロスコープを分析するしそれに対応する多くの技法が存在する。分割図、ダシャー、ヴァルシャアハラ、ナクシャトラ、ムフルタ等々数え上げればきりがない。一方、西洋占星術の方にはこうした技法は存在しない。古典占星術の中にフェルダリアという中長期予測の技法があるが、太陽と月で使い分けるだけで、その緻密な構成はインド占星術に遠く及ばない。古典占星術の分析の対象は1枚のホラリーチャートだけである。つまり古典占星術は微視的分析を重視している。

エッセンシャルディグニティ
エッセンシャルディグニティの一覧表

しかし一方で、古典占星術は惑星とサインの位置関係及び惑星間のアスペクトやその品位についてはインド占星術にはない精密な定義がある。エッセンシャルディグニティを例にとれば、インド占星術にはトリプリシティ、ターム、フェイスといった細かい所までの定義はない。ミューチュアルリセプションについてもインド占星術での使い方は、定座にある惑星同士の位置交換だけで、古典のように高揚、減衰、タームにまでこの原則を適用していない。アルムーテン、ペルグリンともそれ自体を吉凶と定義はしていない。アクシデンタルディグニティでも、太陽との位置関係を重要視するのはインド占星術では、月の位相とコンバスト、カジミまでなのだが、古典では太陽とすべての惑星の関係もみるし恒星の位置すらも参考にしている。

インド占星術はネイタルチャートが中心なのに対して、古典占星術はホラリー中心だし(もちろん、中世以前の本ではネイタルの見方はある)、片方は分割図を始めネイタルチャート以外も見ていくのに対して、古典占星術はあくまでホラリーチャート或いはネイタルチャートだけで見ていくのでそのそのものの技法は細かくならざるを得ないのだろう。
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