医療占星術(13)〜ヴィールス性の大脳破壊〜
2012.10.11 Thursday
astrodatabankに掲載されている幼時に中枢神経系ウイルスよって大脳が破壊された人のホロスコープを分析してみてみよう。
ヴィルス性の大脳破壊が起こった人のホロスコープ
生まれた時の身体的障害であるので、まず月の状態を確認してみた。月はラーフからアスペクトを受けケマドルマである。そしてこの月の度数は天秤座29度37分で蠍座に限りなく近い。クリシュナパクシャの月であり光は極めて弱い。全体としてみていくと月の傷つきは非常に大きい。又、アセンダントに対して火星、土星、太陽の2凶星がアスペクトしているので、1室の傷つきも大きい。火星はマラカの72室とドウシュタナの12室を支配し土星とコンジャンクションし水瓶座107度47分でムリュチュバーギャになる。金星もケートゥとコンジャンクションしている。これらを総合すると、基本的な健康運、身体的弱さが目立つ。
第3分割図(ドレッカナ)
更に健康を示す第3分割図(ドレッカナ)をみてみよう。水星と月は火星とコンジャンクションしラーフからのアスペクトを受け傷つけられている。月はケマドルマである。火星はラグナに8番目のアスペクトをしている。身体や健康を示す1室が非常に傷ついている。木星は寿命の足津あって太陽とコンジャンクションしている。そして火星も土星も金星にアスペクトしている。このように3重4重にラーシチャートで示している先天的な身体的弱さがドレッカナでも駄目押されている。こういう場合は、ラーシチャートの示す特徴がはっきりとでる。