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生来的吉凶と機能的吉凶の判断
インド占星術と西洋占星術のどちらがポピュラーかといえば、西洋占星術である。西洋占星術はマスコミで盛んに取り上げられ、一種のファッションにすらなっている。それに比べるとインド占星術はその存在がやっと知られてきた程度である。それもインド占星術は西洋占星術の亜流位に思っている向きすらある。他ブログ等で西洋占星術の知識をもとしにてインド占星術の批判をしている記事を見かけるが見当違いも甚だしいと思うことがある。例えばインド占星術のホロスコープが時計回りで展開すること知らずに、あそこが違うここが違うと言っている人すらいる。確かに惑星の運行をベースにしてサイン、惑星、ハウスで見る占いという点では共通であり言語も同じ言葉を用いているが、それぞれの意味が微妙に、時にはまったく違う。陰陽五行を基礎とする中国占術流に考えたら、まったく異なる占いと言ってっていいだろう。

そういう意味で、インド占星術を本格的に勉強してみると、その概念の違い、構造の違い、緻密さに接すると驚くようだ。ハウスシステム、惑星の吉凶、分割図、ダシャーシステム、パラーシャラ系以外のインド占星術等々インド占星術には明らかに独自の占星術体系がある。マスターするのにどれくらいかかるのかと聞かれるので、基本的概念を理解するのに3年位、高度のレベルを目指すのであれば一生物と答えている。もしかして死んでジョーティシャの家系に生まれ変わって、幼い時から占星術の勉強に励んでそれでやっと一人前になるのかもしれない。

インド占星術には惑星にすら生来的吉凶と機能的吉凶がある。木星が吉星、土星が凶星というのは生来的吉星、生来的凶星の意味である。インド占星術では生来的吉凶以外に機能的吉星、機能的凶星という概念がある。つまり木星でも機能的凶星になる時があるし土星でも機能的吉星になる時がある。機能的吉凶を決めるのは、惑星の在住ハウス、支配ハウス、強弱、度数の位置、品位等さまざまな要素を考慮して決める。これによって各ダシャー期の運気を左右する。この決め方こそがインド占星術のリーディングのすべてを決めると言っても過言ではないだろう。

インド占星術の入門本には在住ハウスや支配ハウスのことは真っ先に出てくるし、惑星の品位も必ず出てくる。これが基本であることは間違いないが、だからやさしい、だから俺は知っていると思うのは早計である。それは知識として知っているにすぎない。英文法の基本を知っているからと言って英語を話せるようにはならないのと同じである。「知っていることとできる」ことは別である。入門本の知識内容を実際の鑑定に当たって駆使できるようになるには大変な努力を要することなのである。こんな程度は知っていると豪語、批判する人の殆どはこの点ができていない。
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