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スーパームーンをめぐる占星術の話

9月28日は満月に加えて月が地球に最も近づく日になる。そのため月が大きく見えるスーパームーンの日となる。残念ながらこの日は雲が多く出て、見事なスーパームーンは見ることができなかった。

20150928スーパームーン.jpg
  スーパームーン

古来より月の満ち欠けを始めとする月の光の作用は人の精神状態や生活に影響を与えると信じられてきた。インド占星術では月の影響を重視し、月に関わるいろいろの見方がある。月の在住する星座の本人の精神状態への影響、月のナクシャトラの性格や相性の見方、月のナクシャトラによる「ダシャー」と呼ばれる運命サイクル、太陽と月の相対的位置を問題とする「パンチャンガ」というムフルタ(日取り選定)の中核的技法等々がある。月の「見えざる力」を古代人は深く信じてきたようだ。

しかし現代の科学は月の満ち欠けは人間の精神状態に影響を与えないという結論を導き出した。カナダのラバル大学の心理学者の研究チームはパニック障害や自殺行動、原因不明の胸の痛みなどを持つ入院患者770名の患者を3年間にわたって調査した。研究チームは患者の症状と月の満ち欠けとの関係を調査したが、特別の因果関係は確認されなかったという。ただし満月前の1週間は不安発作の発生症状が32パーセント低下したという傾向パターンは確認されている。研究チームのGenevieve Belleville教授は今回の研究によって、精神的な症状と月の満ち欠けの関連性は全く無いことが証明されましたと言っている。

しかしこの研究結果が直ちに占星術を否定することにはならない。精神的症状と月の満ち欠けの関連性だけに焦点を絞って統計的に検証していけばそのような結論はでるかも知れない。しかし占星術の月の見方はもっと多様で複雑である。精神的症状を示す占星術的指標は月以外にも多くある。占星術では一つの特徴ではそうであってもそれを打ち消す特徴が他にあればそれは現象化しない。月が減衰している人でも、それが満月の位置にあったり火星や木星のアスペクトを受けていれば出方は全く違う。ハウスの位置が違えば吉凶もちがう。潜在意識の持ち方、精神力のあり方、運気との関係、日の吉凶等々はまた別の見方をする。そういう総合的な研究を期待したい。

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