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天雷无妄の解釈
易卦の中で「天雷无妄」は解釈がしにくい方の卦であろう。无妄は「予期せぬ」「計画だてられていない」等の意味があり、無私、無欲にありのままの自然体で生きるべき時を教えている。

易経卦辞には无妄は「无妄は元に享る。貞しきに利ろし。それ正にあらざるときは、眚あり。いくところに利よろしからず。」と書いてあり、現代文に直すと次のように解釈できる。(万事順調にいき、占問したことには利がある。ただわが方に正義がなければ災難にあい出かけていくのはよくない)この卦を得た時は。人に欲や期待があるときは眚(わざわい)があると書いている。

天雷无妄
 天雷无妄

周易は第一義は占断の道具として、事の吉凶をみていく。しかし第二義的には現在自分が置かれている状況を象徴的に示す。それがよい状況でなければ、易が示す状況を受け入れそれに従った判断、決断、行動をとることにより苦境を脱し得ることを示唆する。これができれば自らの事も正しく占断できる。しかしここで自らの欲望や価値観を克服できないのが人間の弱さなのである。従って、世間から占い師も含めて、専門家は「易者身の程知らず」「論語読みの論語知らず」「紺屋の白袴」「医者の不養生」のようなことを言われることになる。

例えば「无妄」の卦を得たならば、占者は被占者から「欲望のままに自分勝手な欲や期待を満たそうとしているかどうか」を話をよく聞いて判断する必要がある。それで始めて吉凶の決定ができる。易経の卦辞や爻辞の文言だけを字義通を真に受けた解釈をすると正しい吉凶判断はできない。

人は必ず「状況判断」には「自惚れ」や「価値観の囚われ」がある。これが強すぎる人はと他者の運勢判断はともかく自分の運勢判断では客観的判断ができない。占断をするのに人間修行が必要であるならば、まさにこの点である謙虚、抑制、中庸、正義等を説くのはこのためである。私から言わせると、これは占星術や風水等他の占術を使う時もよく出ているように思う。しかし占い師も人間である以上、これは生易しい事ではない。
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