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ダシャー、大運そして解決策としての「周易」
占い師にもいろいろのタイプがあって、自分の専門とする占術以外の占術はやたらやるべきではないという立場の人達がいる。積極的に使うべしという立場の人達がいる。私は混用はすべきではないが併用はすべしという立場なので後者の立場だ。なぜなら、それぞれの占いには強み弱みとがあって、上手に使えばその長短を補うことができるからだ。自分の専門とする占術のスキルが弱いから他の占いの助けを借りなければならなくなる、つまりお前の腕はヘボなのだというのが前者の立場の人の主張だ。だが、効率的に当てられるのなら、頑なに一つの占術に固執することはない

命理系占術は人生全体の流れと節目節目の出来事を的確にみていくには最適の占術だと思う。ただ命理系占術は宿命とかカルマということを言って、指摘が的確なだけに悪いと出た時には目も当てられない面がある。占星術によって相手を傷つけてはいけないという理屈はよく分かる。しかし悪い結果を相手が納得いくように、受け入れるように上手に話すというのは口で言うほどやさしいことではない。だから私はこういう主張を素直に受け入れる気にならないのだ。「偽善」『独善」として斥けている所以である。どこかの占い師がブログにて「占いを盲目的に信じすぎる人、あまりにも感受性が強くて傷つきやすい人の鑑定はお断りします」と書いていたが、私も同じ立場だ。

占いのアドバイスで一番困ることは、悪いと出た場合で、そのことに対する明確な解決の処方箋がない時である。医者が不治の病を患者に宣告するようなものである。特に占星術は基本的に診断はしても治療法については関与しないという立場だ。インド占星術でも開運法はいろいろある。英語で「Remedy」というがその関係の本を読むとムフルタ、ヴァシュトゥ、宝石、ヤントラ、マントラ、プージャ、等々いろいろ書いてある。それも流派や占星術師によってさまざまな主張があり必ずしも一枚岩ではない。宝石の効果、マントラの効果、善根を積むことについて、その効果がどこまであるのか私は確認したことはない。人相学の大家水野南北のような節食による効果というのも健康増進という面ではまちがいなく効果的だろう。だがそれが開運に結びつくかというと私は正直分からない。(悪い筈がないことは認めるが)結局は、不運を乗り越える心構えとその方法、勢いのいい時に足元をすくわれないための心構えを言うしかない。そんな時に、単なる処世訓ではなく具体的な対処法として使えるのが「周易」である。「周易」の「卦辞」や「易経」の文言を現実に当てはめ、苦境を乗り切る術を一緒に考える。これは現実的な問題解決法として有効と考える。

悪いダシャーをむかえている時、「自重しなさい」、「マントラを唱えて祈り神に捧げなさい」、「ヴェーダの教えを実践しなさい」では解決にならない。私は悪いダシャーの時期の人には、たとえば乾為天初爻の「潜龍用いるなかれ」の教訓をよく説明することにしている。乾為天初爻の具体的内容、解釈はまた別の機会に讓るが、まだ力が備わっていない龍が潜むような冬の時代には冬の時代なりの身の処し方がある。この現実をよく認識してもらうことが大切なのだ。世の中の不幸の多くはこの自己認識を誤って、現実とかみ合わない行動をとることから始まるその判断力こそが人生において何より大事なのだ冬の時代にある人を傷つけてはいけない等の理由で今が春の時代などという嘘をつく気に私はならない。易経には抽象的にしか書いていないが(占いは常にシンボリックにしか物事を語らない)、それを具体的、現実的なレベルまで落とし込むことである。そしてこれは占い師の専門知識や鑑定技術以外の重要なスキルであると思う。その手段として私は易経を積極的に用いる。だから私は異なる占いは積極的に活用すべしという立場にたつ。
 
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