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吉本ばななの作家の適性と成功要因

ある職業に見いだされる特徴は一つだけだろうか。私は経営者の人生訓であれ科学的心理学であれ、占星術的研究であれ「職業適性論」を論じる時にいつも疑問に思う。一つの職業での成功要因、失敗要因は性格、能力、運命を問わず多様な要素(技術者が好きな言葉を使えば「変数」)があり、一つや二つに帰せられるものでない。そんなことは少し考えれば分かることである。職業を論じる時、より細かいセグメント(分類)をもっと考えるべきである。

もしそれを占星術的に論じるにしても、作家の適性は?俳優の適性は?と問う時、まず考えなくてはいけないのは、純文学作家と推理作家、歴史作家、童話作家、エロ小説家と適性は同じですか?ということがある。俳優さんも同様で、舞台俳優、映画俳優、テレビ俳優、声優、は同じ適性ですか?、主役、2枚目、3枚目、スタントマンの適性は同じですか?ということも言える。

当然違うと思う。それと同時に、人間のもつ性格・才能は多様なものがあり、いくつもの役割・職業をこなせる存在でもあると言える。それは心理学であれ占星術であれ、「職業適性」をどう見るかという時に大切な要素となる。

吉本ばなな

      吉本ばななのホロスコープ

占星術の研究というと統計的な研究が主流になっているが、BVBのように多くの専門家が集まって行う研究機関であれば、ある事象に関して100以上のデータを集めることは可能だろう。しかし個人で研究する場合、そういう大量のデータを集める数量的な研究方法は不可能である。その前にまず職業研究でもセグメント毎に変数の仮説を立てて、その仮説の正しさを統計とは違う方法で検証していくしかないと思う。個々の成功者或いは落後者が具体的どういう人生を歩んだのか、その生涯を深く調べて占星術的な整合性をとる質的アプローチもあってよい。

それぞれの職業の成功者にどういう特徴があるかをまず考えよう。例えば「作家」の職業適性といえば、やはり「文章表現能力にたけている」ことが第一に頭に浮かぶ。それは水星及び水星の支配星である双子座と乙女座の状態の観察につながる。次に芸術的精進を表す3室、創造性の5室、芸術性と縁のある金星、感受性と心を表す月がざっと思い浮かぶ。それらがまず着眼点になるだろう。しかし特定に職業で生活していくとなれば経済生活を支える要素、つまり2室、10室、社会的評価の11室等も見ていく必要がある。そしてそれぞれの職業にふさわしいデビューの時期、即ち適齢期とダシャーの関係も念頭に置かなければならない。

吉本ばななが作家の適性があるかどうかをみる時、水星が2,11支配で1室在住で方角を得ていて、吉星の木星がアスペクトしており、文章能力と同時に文筆で食べていける先天運にそもそも恵まれていることが分かる。ラーシチャートで金星は3,10支配でケンドラ10室で定座、つまりマラビアヨガであり、芸術的才能とともに人気商売で成功する職業運をもっている。5室には木星がアスペクトバックし人文科学の才能、創造性を彼女に与えている。7室もムーラトリコーナの土星があり彼女の作家人生を支えるパートナーに恵まれているのだろう。D9がこれまた強力で、1室火星アスペクトバック、3室木星ムーラトリコーナ、月は4室で方角を得てかつアスペクトバック、土星定座になっている。これなら生涯に亘って作家としてやっていける。但し、金星は減衰でVPRY、木星はグルチャンダラヨガでここら辺が彼女の作風というか作家としての特徴を表すものと思われる。D1,D9ともに父親を表す太陽が12室にありこれも彼女の作風に大きな影響を与えていると思われる。こう見てくると、私が最初に立てた作家の特徴をかなりの程度満たしている。後は彼女の今までの人生、家族関係、健康状態をよく調べて見ることが重要になってくる。

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