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ナクシャトラの使い方(2)〜相性と日取り選定(宿曜との関係において)〜

中国系の占い師はインド占星術というと、どういうものかすぐにナクシャトラを思い浮かべるものらしい。そのナクシャトラも27でなく28宿を中心イメージとして持っているようだ。その原因は日本に古くからある占いである宿曜にあるようだ。「宿曜」のルーツの主要部分がナクシャトラから来ているのは確かだろう。暦上はアシュビニーは婁宿、バーラニーは胃宿、クリティッカーは昴宿に対応するが、ナクシャトラは純粋太陰暦、宿曜は太陽太陰暦で配置されるので、長い間にそこには日時のずれが生じる。従って、アシュビニー生まれの人が婁宿生まれということは実際にはない。どうもナクシャトラはインドから中国に入ってから陰陽五行や四神配置、そして密教思想が入り込んで宿曜が成立したように思われる。実際に日本で宿曜占法を専らにするところは密教寺院である。高野山の宿曜の本を読むと、星宿と密教の仏や曼荼羅との関係が実に詳細に書かれている。従って、ナクシャトラ=宿曜というわけではない。更に最近知ったことだが、ペルシャから中国に入った別のナクシャトラの系統もあるようでそれだと星宿には実星を配するので、星宿は均等割に配するわけではないらしい。

だが、インド占星術を専らにするものとしては、ナクシャトラは27、純粋太陰暦に従って13°20′の均等割り、ムフルタ(吉日選択)の時だけウッタラアーシャダーの最後にアビジットを挿入して28で使用する、という枠組みに止めておきたい。それ以外の法則や使い方はあるだろうし否定もしないが、きりがないので私自身はそちらの方には踏み込まないつもりはない。

ナクシャトラはインド占星術でいうムフルタやパンチャンガという日取り選定の分野でよく活用される。その中の一つに「タラーバラ」という技法がある。本人のジャンマナクシャトラとその日のナクシャトラの関係から日取りや相性を見ていくものだが、この見方は宿曜でいう三九の秘宝と内容的にはなんら変わりはない。この部分に限って言えば、宿曜の方がより精密で具体的にできていると思う。宿曜によれば、安ー壊の関係、近距離、中距離、遠距離の関係という決まりもあり、この部分に限っていえばナクシャトラより精密にできている。その代わり、相性をみる見方となると、ナクシャトラを含むムフルタには実に豊富な見方がある。これを比較してみるとなかなか面白い。

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