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インド占星術は理系占い

一般的に占いは科学とは対置される立場にある。分析、論理より神秘感覚や直感が優先するイメージがある。しかし、インド占星術に関しては、もちろん神秘的、直感的な部分もあるけれど、論理的、分析的な側面が極めて強い。インド占星術が西洋占星術や中国系占術に比べて今一つ大衆化しないのはこうしたことが大きな理由になっていると思う。占い好きの人はどちらかというと感覚的、直感的、心理的な傾向が強い人が多いから、インド占星術のヴェーダ思想や価値観、分析的思考方法、計算手続きに今一つなじめないようだ。西洋近代の人間解放の価値観になじんでいると、例えば技法以外の問題でも、自己開発や心理的可能性を専らに追及している立場の人だと、カルマを受け入れる発想になじめない。西洋占星術を勉強した人(もちろん本格的な西洋占星術は論理的だし緻密だし(もちろん本格的な西洋占星術は論理的だし緻密だし妙な神秘的傾向はないことは知っている)が、それも太陽占星術や星座占いや心理的分析をやってきた人が、なにか間違ってインド占星術に触れると、たちまちにしてアレルギー反応を起こすケースを私は何度も経験している。インド占星術と相性がいいのは、周易のような精神的哲学を重んじる占術宿命を重視する分析的な四柱推命や紫微斗数等の命理系占術、西洋占星術なら精緻な分析と予測を中心とする古典占星術等の占いあたりだ。こういう分野の人がインド占星術を習い始めるとけっこう長続きする。

まず、インド占星術は論理的構造をもっているし、計算をする場面がけっこう多い。ある意味で数学的といえるがけっして高等数学を使うわけではなく、実際には四則演算が苦でなければ十分対応できる。私はそう思うが、けっこうつらく感じる人もいるらしい。まず最初に転生輪廻を前提とするヴェーダ思想、緻密な計算の前提としての太陽系中心とする天体構造、アヤナムシャの理解、分割図の計算、ダシャーの計算、アシュタカヴァルガの計算、パンチャンガの計算等々計算の連続である。インド占星術は二言目にはカルマだ前世だというが、実際のインド占星術には神秘やオカルト的な側面まったくない。でも中にはこういう分析や計算の場面になると嬉々として楽しそうに勉強する人もいて、聞いてみるとそういう人はたいてい理系出身の人が多い。インド占星術の惑星の象意な中に、「占星術」を意味する惑星は2つある。一つは木星、あと一つは水星である。まだコンピューターのない時代は、ホロスコープの作成は上記の計算手続きをしながら作り上げていくもので、手計算だと2時間はかかるといわれている。そういう意味で水星に占星術という意味があるのは頷ける。いまはコンピュータの助けがあるから四則演算のできる人ならさして問題にならないが、そうでない時代なら、計算が苦痛な人は占星術は不向きであったと思う。

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