Astrological Academy


CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
文系の人の為のインド占星術勉強法

前回、インド占星術は理系向きの占いということを書いたが、文系の人に向くインド占星術の勉強法、鑑定力の伸ばし方も当然ある。自然科学に関心がない、データ処理が苦手な人にはそれに合った勉強のしかたを工夫すればよい。この次元のことまで適性だのカルマだのと考える必要はない。少し粘り強く自分なりに勉強方法を工夫すれば済む。私は以下のように考えてみた。

1 太陽系の構造・しくみにできるだけ関心を持つ。時々、ホロスコープの作成を手計算でやってみる。

 人間には得手不得手がある。データ処理が苦手、数学ができない人が無理矢理に理系の人の真似をする必要はない。苦手は苦手でいいから、最低限度必要なところだけを身につければよい。科学に無関心でもよいから最低、「太陽系のしくみ」だけは興味関心をもつようにする。そしてエフェメリス等をみて太陽・月以下時間によって惑星位置がどう変化するのか、それがホロスコープやダシャーにどう影響するのか、時々手計算してみるとよい。そうするとホロスコープの構造がどうなっているのか、時間や度数が違うとラグナやハウス、分割図、ダシャーにどういう影響がでるのか実感することができる。文系の人は面倒くさい計算は嫌いな人が多いから、最低ラグナと月の位置、D3〜D9位までの分割図、ヴィムショッタリダシャー(MDとAD位まで)に絞ってやればいいと思う。プログラムだのデータベースだのというのは理系の人に任せておけばよい。

2 文系人間は直感力に優れるから、その感覚を生かすようにする。但し、常に検証することを怠らない。

理系の人によく見られるが、理論にはまことに強いが、実際の占いはできない人がいる。それは直感力、想像力、統合化能力乏しいからだ。そういう点、文系の人は直感力や想像力には恵まれている。それを鑑定の時に生かしていけばよい。ただしそれには条件がある。具体的に説明する。占星術を構成する3つの要素は「星座」「惑星」「ハウス」であるが、そこには無数の象意がある。そのうちのどの象意がこのホロスコープで最も現象化するのか、大いに迷うところである。それから実際の鑑定は、矛盾した要素の衝突が実に多い。減衰しているのにラージャヨガを組むとか、D1で高揚だがD9で減衰するとかそんな事がばかりで、その解釈に迷うことが多い。そんな時、この場合はこの象意が当てはまるのではないか、この場合、高い優先順位はこれではないかとふと閃く時がある。ここには理屈も理論ない。そしてそれが結果として当たっていることが多い。文系人間のいけないところはここで終わってしまってそこから先を追及しないことである。「ふと閃いた」ことが正しいかどうかそれこそ理論や技法を見直して検証する努力を怠らないことが大事だ。これを続けると、リーディングの中で「もしかしたら、これかな」と閃くことが多くなるし的確になる。これが山勘と正しい直感との違いだと思う。この能力は理系の人にありがちな理論体系を追及したり古典を読むだけで身につくことはない。

3 自分なりの方法論を立ててみる。これも古典無視ということではない。

直観力や想像力は創造性の源泉である。鑑定方法について「直感と理論のフィードバック」の努力を続けている内に、リーディングについて自分なりの方法論を作ってみるとよい。但し、これも我流に陥らないようにその理論の背景としてやさしい代表的な古典(ラグーパラーシャリやパーラディーピカ等)を読みこなすことを勧める(それほど多く読む必要はない)、そういう理論を応用した何人かの優れた占星術家の事例研究を読む努力をする。私はラオが提唱しているPACDARESだって彼なりの方法論だと思う。BVBの結婚の時期に関する要素の本で、金星、7H、7L、DK、DkN、UP、ダブルトランジット等々あげているが、こういう実践的な理論を自分なりに更に理論化してみるとよい。それこそ理系の人が得意とする数量化理論を思い浮かべて(実際に数量化までする必要はない)、即ち、Y=a1x1+a2x2+・・・・・+anxn+bからヒントを得て「結婚変数」の中で最も重みづけの大きいのは金星か7室の在住星、7室の支配星か5例でも6例でもいいから検証をかけていみるといい。(統計学的には最低でも30位の検証例は必要らしいが、個人で細かいテーマ毎にそのようなデータを集めるのは不可能だ)。滅多に使わない特殊技法に時間をかけるより、このほうが確実に鑑定力は上げられる。

 

こういうミニサイズの理論化というのは地味だが大切なことだと思う。これなら数学に弱い文系の人でも十分にやっていける。又、特に専門機関や大権威から直接学ばなくとも占星術の研究や鑑定能力の向上は十分に可能である。専門機関の研究は優れた占星術家がプロジェクトチームを組んで大掛かりにやるので、個人の占星術家はそのやり方を真似するべきではない。別のやり方をとるべきだ。

 

この記事のリンク | インド(読み方) | comments(0) | trackbacks(0) | top↑ |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://chardash21.astro459.com/trackback/1428963
トラックバック
<< インド占星術は理系占い | main | 池江璃花子の白血病は治る〜トランジットからみて〜 >>