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パンチャンガについて(1)
インド占星術では「月」が重要な意味をもつ。インド占星術では月は「心」を支配するものと定義づけられている。月はナクシャトラ、ダシャーの計算基準、アセンセダントに次ぐ月ラグナとして、ムフルタ特にパンチャンガと呼ばれる日取り選定基準等で、月は重要な位置を占める。パンチャンガとは日取り選定を中心とするインド占星術の開運法である。

インド占星術で特に重視されている要素としてパンチャーンガ (pancaaGga)というものがある。これは五つ(パンチャ)の要素(アンガ)と言う意味であり、具体的には下記の5つを指す。

1 ナクシャトラ (nakshatra 『二十七宿』)
2 ティティ (tithi 『朔望日』)
3 ヴァーラ (vaara 『曜日』)
4 ヨーガ (yoga 『和』: 月と太陽の黄経を足した数値を13度1/3で割る)
5 カラナ (karana ティティを前半と後半に二等分した時間単位)

インド暦では必ずこの五要素が記されている。 このうち、最も重要視しされているのがナクシャトラで、個人の運命を見る時に主に使われている。

ナクシャトラとは、サンスクリット語で「朽ちないもの」という意味で、白道をインド占星術上の基点を基にして等分に27分割したものである。すなわち一宿は13°20′に細分化されたエリアになり、インド占星術の十二サインと対応関係がある。例えば、サイデリアル方式で牡羊0度はナクシャトラ番号1で「アシュヴィニー 」と対応する。以下、13°20′毎にバーラニー、クリティカー、ローヒニーとナクシャトラが代わって行く。

nakshatra
サインとナクシャトラの関係

一方、「朔望日」というのが、ムフルタにおける開運法としてよく用いられる。これは太陽と月の天球上における実際の動きに基き、太陽に対する月の離角が東に12度増す毎の期間と定義されている。「朔望日」は月の動きをもとにしているのでいわゆる1日のではない。「朔望日」はティティと呼ばれるが、昼夜を考慮すのものではない。だから、ティティの変わり目は一日のどの時間でも起こり、日付とは必ずしも一致しない。一ティティは0.9483日の長さになる。太陽と月が0度でコンジャンクションしている時が「新月」であり、180度でオポジションになっている時が「満月」となる。

朔から望までの月が満ちていくwaxingの期間は白分(シュクラ・パクシャ)と呼ばれ、望から朔までの月が欠けていくwaningの期間は黒分 (クリシュナ・パクシャ)と呼ばれる。ティティはある朔望月の第1ティティは「白分1ティティ」、第16ティティは「黒分1ティティ」という風に白分・黒分に分けて呼ばれる。

インド占星術では、ティティのナンバーの選択が、アセンダント、太陽、ハウスとのバランスの上で、開運法として利用される。これらの動きが日の吉凶を決めるのである。

詳細は、また別の機会に述べることにする。

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