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チベット占星術の構成
 占星術というと殆どの人は西洋占星術のことと思っている。インド占星術というものがあると言うと、「へえっ〜」という顔をする人はけっこういる。ましてやチベット占星術ということになるとかなりマニアックでデフォルメされた占星術と思っているようだ。

チベット2
チベット式ホロスコープ

 チベット占星術は、ナクチィと呼ばれる易学(周易ではなく断易に近い)、九星学、干支学等を中心とした中国系の運命学、カルチィと呼ばれるインド系の占星術、それにチベット独自の占断法の3つから成り立っている。図書館で借りた「密伝ラマ占星要門」という本を読むと、カルツィと言っても、インド占星術のナクシャトラにほぼ近い事が書かれている。一方、最近黒門さんが書かれた「チベット占星術序説」という本はナクチィを中心に書かれており、カルチィの部分はほんの触りだけに留まっている。この3つを統合し、ナクチィ、カルチィ、チベット占断法がどういう形で融合し、どういう形で実占が行なわれているのかを紹介している日本語文献はまだない。英語ではどうかと思って探してみたが、現段階では英語でも殆どないと思われる。

 チベット密教とは、原始仏教、上座部仏教、大乗仏教、インド後期密教、それにチベット独自のボン教が集大成されたものである。チベット占星術もそれとよく似た体系のように思う。チベット文化は中国文化とインド文化の融合から成り立っている。でもどちらかというとチベット文化はインド文化により近い。チベット人の心理的距離はインド人に近い。チベットの北のモンゴル文化と同様漢民族の文化とは一線を画するものである。

 インドと中国の占いが合体したとなると、複雑膨大すぎてちょっと普通の人は手が出ない。何しろ中国占術の理論、ナクシャトラの理論だけでも深味があり、勉強するのは一生ものである。単なる理論紹介位ならできるようになるであろう。しかし、実証的裏づけのない占いとなるろかなりてごわい。

 インド文化とチベット文化とは密教を通じて密接な繋がりがある。そういう関係で、チベット占星術に興味があってちょっと齧ってみたのですが、これはちょっと片手間にやれる代物ではないことがよくわかった。やはりインド占星術をまず深めることの方が賢明だろう。

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