Astrological Academy


CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
超常現象と超心理学研究
私は若い頃超心理学研究にとても興味があった。超心理学は、予言、予知、テレパシー、透視、念力、念写、物品移動等などのいわゆる超能力や超常現象が本当に存在するかどうか研究する学問である。研究方法は統計手法等、行動科学の手法を用いて研究する科学である。

アメリカではデューク大学、スタンフォード大学、コーネル大学等で堂々と超心理学の研究が行なわれているが、日本の大学で正式に研究している機関はない。僅かに防衛大学校位のものだろう。明治時代に福来友吉博士が、念写実験に失敗して東京大学を追われてから、日本の大学では超心理学研究はダブーになった。私は超心理学研究を志したかったが、日本の大学では無理なので断念した。この当時の志向が、今の占星術師となる道を拓いたとも言える。

超心理学のユニークな所は、研究対象は超自然的なものであるにも拘らず、研究方法が実験心理学の規範に準拠するやり方で進められる事である。私も民間の超心理学研究所で実験に関わったことがあるが、シールドルームを利用しての念力、透視実験等、通常の実験心理学よりもむしろ厳密に行われている。政治学、社会学等の社会科学よりよほど科学的研究の姿勢がある。

しかし、世の中の超心理学に対する誤解偏見は占星術と同様かなり根強い。占星術も人智を超えた人間の運命を研究対象とするが、推論や法則の確立には、厳密な論理性、実証性を必要とする。そのような意味で、私は占星術からもいたずらな神秘のベールは極力剥がしたいと思っている。

超心理学が科学としての市民権を得る難しさは、研究対象となるESP能力や霊の実在性等、根本的な部分でその存在に疑いがもたれている点にある。「科学的」という事は、同じ条件の下なら誰がやっても繰り返し同じ結果が得られるという再現性にある。しかし、実際は被験者の主観的な心的状態によって実験結果は左右される。超能力を信じる人が立会うと実験が成功し、信じない人が関わると実験が失敗するという奇妙な現象が起る。超能力を検証する実験に立ち会う試験者が超能力を信じていない場合も、超常現象は起らない。又、優れた超能力者を探すのが難しく、実験の再現性を確保するのも難しい。

所で「占術」の世界で超能力はいかに評価したら良いだろうか。超心理学や超能力研究の立場で述べるならば、超能力の存在は肯定するが、実際に世の中の「超能力者」と称する人の中で、本物の超能力者は極めて少ない。現実には霊能者などというものは殆どがいかがわしい存在だ。まったくのまやかしと言っていいだろう。超能力、霊能力の存在の実証的研究は今ようやく端緒についたばかりという事実を知っておいた方がいいと思う。
この記事のリンク | 霊能者/聖者 | comments(0) | trackbacks(1) | top↑ |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://chardash21.astro459.com/trackback/755609
トラックバック
統計
統計での検索結果をマッシュアップ。一語から広がる言葉のポータルサイト。
| 一語で検索 | 2007/11/25 12:12 AM | top↑ |
<< ラオ先生のインド占星術と検証例(2)〜金星の傷つきと結婚運〜 | main | インド占星術における外惑星の扱い >>