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分割図について(1)
ラーシチャート
ラーシチャート
インド占星術の特徴の一つに分割図の存在がある。ラーシチャート(出生図)をもとに、1ハウス=30度をいくつかの数で割り分割図を導き出す。導き出されたチャートはヴァルガ・クンダリー(分割図)と呼ばれる。第9分割図とは30÷9=3.20となり、一つのハウスが3.20度で構成されるチャートである。これを牡羊のサインから順に3.20度を一区切りとして各サインに割り振っていく。従って、高次元の分割図はよほど生まれた時間が正確に分かっていないと、理論的には可能でも実際の鑑定では使用に堪えない。

第9分割図
第9分割図(ナヴァムシャ)
主な分割図に、第3分割図のドレッカナ、第9分割図のナヴァムシャ、第10分割図のダシャムシャ等々10種類位の分割図が鑑定の際に使用される。分析の仕方はラーシチャートでも分割図でも基本的に同じである。但し、ラーシチャートは人生全般や総合運を見る為に使用するが、分割図は、健康、財運、子供、恋愛、結婚、職業等々特定のテーマについてのみ限定的に使用される。

西洋占星術のハーモニックス(調波図)はジョン・アディがインド占星術の第9分割図であるナヴァムシャをヒントにして開発されたと言われている。但し西洋占星術はトロピカル方式のもとで使われているが、インド占星術ではサイデリアル方式の下で使用されている。つまりこの2つはまったく異なった使われ方をしている。占星術の世界ではよくトロピカル方式かサイデリアル方式かという議論がなされるが、ハウスシステムとしてどちらがよく機能するかということに限定すればサイデリアル方式に軍配を上げざるを得ない。個人の好みの問題ではない。これは西洋占星術の否定ではない。西洋占星術でも順を追って分析していけばもちろん当たる。ただハウスシステムだけはどうも曖昧な点が残ると感じているだけである。

それにアディの開発したハーモニックスは、まだ完成された技法ではない。未完成な段階にあるので、高次元の調波図をアディーの考え方を離れて無原則に組み合わせるようなデフォルメが横行していたりもしている。そのような意味でまだ高いレベルで活用できる段階には至っていない。それに比べるとインド占星術の分割図はジョン・アディが開発したハーモニクスに比べると、古い伝統もあり理論的裏づけがしっかりしているので、鑑定に際してはるかに実用性が高い。実際に、人生の各分野について詳細に検討する際に欠かせない役割を果たしている。

ラーシチャートで示される内容と各分割図で示される内容に基本的に矛盾がある時、あくまでラーシチャートの方を優先する。例えばラーシチャートで恋愛・結婚運がないと判断された場合、その意味はどこまでも活きてくる。恋愛・結婚を見ていくナヴァムシャがよくてもその人の恋愛・結婚運がよいとは見ない。どのような具体的内容で全体としての恋愛・結婚運が悪いのか、但し、ある部分ではどのような形でよき恋愛・結婚運が展開されるのかを見る。例えば生涯異性運がない人が、晩年になってやっとパートナーが見つかったというような場合、ラーシチャートでは恋愛・結婚運はないが 、ナヴァムシャではよき恋愛・結婚運を示したりする形で表示されるのである。

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